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【DEEP Osaka Impact2025#02】濱口がボディへの右スピニングバックキックから神酒をパウンドアウト

【写真】勝利の雄たけび。蹴りとレスリング=濱口のベースが生かされた試合内容だった(C)DATA MMA

<フライ級/5分3R>
濱口奏琉(日本)
Def.3R4分02秒 by TKO
神酒龍一(日本)

当初はバンタオMMAのMAXが濱口と対戦予定だったが、MAXが練習中の怪我により欠場。代わりに神酒が濱口と戦う。

濱口が右カーフで先制。左右フックを振って来る神酒に対し、前蹴りで距離を取る。濱口のローに神酒が右フックを合わせた。距離が近くなると濱口が首相撲から右を伸ばす。左ハイを見せた濱口は、左ミドルを受けたあと左右フックから組みついた。ケージ際の首相撲で左ヒジを打ち込んだ濱口。離れると神酒にケージを背負わせ、右ストレートを伸ばす。

神酒がシングルレッグで組みつくも、濱口が凌いだ。濱口は離れた神酒に右カーフを浴びせ、右ストレートを当てていく。神酒も右のカウンター狙い。濱口が左インローから右スピニングバックキックを繰り出す。左の蹴りを散らし、右クロスに繋げた。神酒のシングルレッグを切った濱口が、右カーフと右ローで攻め立てる。神酒が右を打つ際に頭を下げると、濱口は左ハイを狙った。

2R、濱口が右ロー、左ジャブを突く。神酒も右ストレートをヒット。下がりながらもニータップからドライブした。左腕を差し上げた濱口が切り返し、神酒をケージに押し込む。神酒は左に回って離れる。サウスポーにスイッチした濱口が左インローを当てた。神酒は右ストレートを受けながらニータップでテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がる濱口。右ストレートから突きの連打で神酒にケージを背負わせた。

神酒のシングルレッグを切った濱口が、崩しから右ヒジを打ち込む。頭を下げる神酒に対し、濱口はカウンターで右ヒザを突き上げた。濱口の右をかわして組む神酒だが、テイクダウンを奪うことはできない。ここで神酒が伸ばした指がアイポークとなり、試合は一時中断。すぐに再開後、濱口が蹴りを散らしていく。差し合いでも神酒をケージに押し込み、ヒジと右ストレートを繰り出した。残り30秒で右ストレート、左ミドルで神酒にケージを背負わせると、組んでバックに回る。濱口はラウンド終了まで神酒の顔面に左右のヒザを突き刺していった。

最終回、濱口がフェイントを掛けながら距離を詰める。左ジャブで応戦する神酒。濱口の右ヒザ蹴りをキャッチするが、クリーンテイクダウンには至らない。続く神酒のシングルレッグをスプロールした濱口は、スタンドに戻ると右アッパーをヒット。下がる神酒にパンチの連打を浴びせ、組まれると投げて背中を着かせた。下から抱え込まれた濱口は立ち上がり、背中を着けたままの神酒の足にローを打ち込む。神酒はシングルレッグからスタンドに戻った。しかしダメージが溜まっているか、濱口のパンチを受けると下がるように。

神酒のシングルレッグを切った濱口が、右サッカーボールキック浴びせる。ブレイク後、左フックで神酒の動きを止めた濱口がケージに押し込む。離れる神酒。神酒は顔面から出血が見られる。濱口の右スピニングバックキックが神酒のボディに突き刺さった。一瞬置いて神酒がテイクダウンを狙うが、それを潰した濱口が左ヒジを連打。神酒の動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。

ストップ直後、神酒がボディを抑えて苦悶の表情を浮かべている。決め手は濱口の右スピニングバックキックだったか。TKO勝利を収めた濱口は「僕の目標は、大きな舞台で皆と一緒に戦いたいです」とコメントした。

※写真協力=DATA MMA


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