【DEEP125】これぞ日本拳法の距離感&一撃か。角野が左ハイで佐藤を沈めてウェルター級王座奪取
<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
角野晃平(日本)
Def.2R4分44秒 by KO
佐藤洋一郎(日本)
サウスポーの角野に対し、佐藤がプレスをかけて徐々に距離を詰めていく。右に回る角野。左ストレートのフェイントを見せ、ローを繰り出す。佐藤はフェイントから踏み込めない。佐藤の右フックに、角野が左ストレートを被せた。左ローから左ハイへ繋げた角野。左ミドル、左ローを打ちながら右に回り続け、左ストレートをボディに伸ばす。佐藤が距離を詰めると右手で止めた。
角野が左インローを当てると、強烈な音が響く。佐藤の右ミドルハイをスウェーでかわした角野が細かく右ジャブを突く。出入りでフェイントをかけた角野は佐藤の右ミドルをブロックし、プレスをかけ始めた。しかし佐藤の右も角野の顔面を捉える。角野は上下に左の蹴りを散らしていく。互いにフェイントをかけ合うなか、蹴りの交錯から角野の左ヒザが佐藤のボディに突き刺さった。
緊張感のある攻防が繰り広げられた1Rから、なぜか両選手にネガティブファイトの注意が与えられて、2Rがスタート。やはり角野は右に回る。角野の左ストレートに対し、佐藤も右ミドルを繰り出す。佐藤の左カーフを受けた角野は、左ストレートを2発、佐藤の顔面に打ち込んだ。佐藤が一気に距離を詰めると、角野が距離を取る。角野の左ストレートと佐藤の左フックが相打ちに。角野が右ジャブで距離を取るも、佐藤の左フックも当たる。
左の蹴りを散らしてから左ストレートを伸ばす角野。佐藤の右ミドルハイは届かず。角野左ストレートに左フックを合わせる佐藤。角野は右ジャブを突いて佐藤にケージを背負わせに行く。しかし佐藤もすぐにケージ中央へ戻す。佐藤の左フックに対し、角野がインから左ストレートを突いてフラつかせた。左ミドル、右ジャブとステップで距離をつくる角野。佐藤が右フックから頭を下げて左フックを放ったところに、左ハイ一閃。アゴに直撃された佐藤はマットに沈んだ
涙を浮かべながら勝ち名乗りを受ける角野。ベルトを巻いた角野は「メチャメチャ嬉しいです。このベルトはメチャメチャ価値があると思いますし、これからRIZINとは大きい舞台でも戦いたいと思うので、宜しくお願いします!」とテンション上がりまくりだった。