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【DEEP125】大大大激闘!! 最終回にダウン喫するも連打&TDの水野が海飛を判定で下し、GP決勝は高橋と激突

【写真】打ち合い、テイクダウンの攻防――とんでもない大激闘を制した水野と高橋でGP決勝を争う(C)MMAPLANET

<DEEPフェザー級GP準決勝/5分3R>
水野新太(日本)
Def.5-0:29-28.29-28.29-28.29-28.29-28.
海飛(日本)

ともにサウスポー。海飛が左に回って左ストレートを伸ばす。水野がプレスをかけて海飛にケージを背負わせ、ニータップで飛び込んだ。ダブルレッグに切り替え、海飛にヒザを着かせてバックコントロールへ。右足を差し入れ、海飛の動きを潰していく。

右ヒザを顔面に突き刺しながらバックコントロールを続ける水野。海飛も尻もちを着かされたが、すぐにケージに背中を預ける。水野も一気にパス→マウントを狙い、うつ伏せになった海飛の背中に乗ってバックマウントを取りに行く。しかし海飛が立ち上がって離れた。スタンドに戻ると、水野が左右の連打からダブルレッグで入ったが、海飛がスプロールして立ち上がる。

水野は左ローで海飛の足を跳ね上げる。右ジャブの突き合いから、海飛が左カーフを当てた。さらに右へ回って、水野のパンチに対して右フックを合わせる。またも連打から組んでいく水野。ボディロックから後ろに倒し、亀になった海飛にパウンドを浴びせた。

2R、海飛が一気に距離を詰める。右ジャブを突く水野が右フックを当て、海飛も左ストレートを顔面に突き刺す。ここでも水野が連打からダブルレッグへ。海飛はスプロールしきれずケージに押し込まれる。両腕を差し上げてからダブルレッグに切り替えた水野はバックに回る。

バックコントロールで崩した水野が、正対する海飛をシングルレッグで押し込んでいく。海飛は右腕を差し上げてトップを奪い、うつ伏せになった水野のバックを狙う。切り返した水野がシングルレッグで海飛をケージに押し込んだ。

スクランブルを制した水野が海飛に尻もちを着かせる。立ち上がる海飛の右足を刈ってグラウンドに引き戻す水野。しかし海飛が立ち上がって離れた。海飛が打撃のプレスをかける。水野も打ち合いで引かない。残り30秒で組んだ水野が、ハイクロッチから離れて連打を浴びせるも、海飛も右ハイを見せた。

最終回、海飛のワンツーが水野の顔面を捉える。水野も左ストレートから右フックを返した。海飛は右ボディから左ストレートがクリーンヒット。細かい連打で距離を詰める水野に対し、海飛も下がらない。海飛の右ミドルハイにワンツーを合わせる水野。海飛のボディを受けながらダブルレッグで飛び込んだが、スプロールされてしまう。スタンドに戻ると、海飛は水野の連打をブロックしている。海飛が右フックで水野の顔面を跳ね上げた。

水野がダブルレッグで組み、バックに回る。海飛に尻もちを着かせた水野。立ち上がった水野が右ヒザを顔面に突き上げる。残り1分で激しく打ち合う両者。ここで海飛が右ボディから右フックでクリーンノックダウンを奪う。亀になった水野に鉄槌を落とす海飛。水野はシングルレッグから起き上がり、海飛をケージに押し込んで試合を終えた。

大大大激闘は、水野が判定勝ち。フェザー級GP決勝は高橋と水野で争われることとなった。

ケージインした高橋は「自分は数字を持っているわけではないし、チケットを捌く選手でもないです。格闘技が好きでコツコツ続けてきました。決勝戦、自分が大好きな格闘技をやり込んで、絶対に勝ちます」と挨拶。対する水野は「最後危なかったんですけど、今回は大塚隆史さんと二人三脚でシンドイ試合をすると決めていました。最初は相本さんが注目されるなかで、こうして決勝に生き残れました。やっぱり自分が勝たないと格闘技界の未来はないと思います。しっかり高橋さんをブッ飛ばして、GP優勝して賞金を頂きます」と語った。


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