【Grachan72】計量終了 怪獣キラー、新たなMMAへ。コメイン出場の青木は「勝ってベルトに挑みたい」
【写真】メインは無差別級契約のため計量はなくフェイスオフのみ。それでも気迫は十分の二人だ(C)SHOJIRO KAMEIKE
1日(土)、翌2日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGrachan72の前日計量が行われた。出場選手全員が計量をクリアし、明日の試合に臨む。
Text by Shojiro Kameike
今大会のメイン=荒東×大場は当初、12月に組まれていたものの、試合2日前に大場のインフルエンザ感染による体調不良で試合中止が発表されていた。荒東によれば、まさに東京へ向かう直前に試合中止の知らせが届いたという。
大場の体調不良を聞いたプロモーターサイドも代役を探したようだが、さすがに大会2日前に重量級ファイターの代役を見つけるのは難しいか。結果、荒東×大場の試合は中止に。大場の回復を待って、大阪大会へのスライドが決定している。
荒東は「試合が大阪大会になって良かった」と語る。それは前回のインタビューで語っていた自身のMMAを、より理想に近づけることができているからだ。「次の試合はMMAをやる。打撃だけじゃない、しっかりレスリングも混ぜて、自分からテイクダウンを取りに行くこともある。前回お話した時よりも、もっとMMAを見せる意識が高まった」と語る荒東。組み力の強い大場を相手に、どのような組みと打撃を見せるかは楽しみだ。
同様に「MMAとして、オールラウンダーであることを見せたい」と語るのが、コメインで宇土冬真を迎え撃つ青木忠秀だ。青木にとってMMAでは初の挫折となったのが、昨年3月に行われた初代ウェルター級トーナメント決勝の桜井隆多戦だ。コントロールされる場面の多かった青木は、桜井戦について「あの展開で気持ちは折れていませんでした。練習でもあの展開になることが多いですし。でもやっぱり練習と試合は違うんだということが、よく分かった試合です」と振り返る。
では、桜井戦で相手にペースを奪われた要因は何だったのか。それはまさに「相手の出方を待っていた」ことにあるという。だからこそ復帰戦となった昨年8月の能登崇戦では、自分から積極的にグラウンドに持ち込み、ヴァンフルーチョークで仕留めている。今回の宇土戦についても「宇土選手は若く、組みだけでなく打撃も強い。その宇土選手を相手にオールラウンダーであることを見せたい」とし、さらに「今回しっかりと勝って、改めて桜井選手のベルトに挑みたいです」と王座挑戦への意欲を見せた。
■Grachan72 視聴方法(予定)
午後12時30分~
GRACHAN放送局
GRACHAN公式YouTubeメンバーシップ
■Grachan72 計量結果
<無差別級/5分2R₊ExR>
荒東”怪獣キラー”英貴:130.2キロ
大場慎之助:101.2キロ
<ウェルター級/5分2R₊ExR>
青木忠秀:77.3キロ
宇土冬真:77.2キロ
<フェザー級/5分2R₊ExR>
大搗汰晟:66.2キロ
八木匠:66.2キロ
<バンタム級/5分2R₊ExR>
有田一貴:61.6キロ
前田snake海:61.6キロ
<フェザー級/5分2R₊ExR>>
藤田大地:65,7キロ
竹下登:65.7キロ
<バンタム級/5分2R₊ExR>
中嶋紳乃介:61.7キロ → 61.6キロ
脇田仁:61.0キロ
<フライ級/5分2R₊ExR>
村松竜眞:57.1キロ
佐藤利空:56.5キロ
<ライト級/5分2R₊ExR>
水杉泰誠:70.8キロ → 70.3キロ
加々田優人:70.3キロ
<フェザー級/5分2R₊ExR>
DAIGO:65.9キロ
長光雄平:65.9キロ
<バンタム級/5分2R₊ExR>
高松愁:61.5キロ
田中仁:60.6キロ