【Grachan77】ウェルター級転向初戦、林RICEが延長回にバックマウント奪取で青木忠秀を下す
<ウェルター級/5分2R+ExR>
林RICE陽太(日本)
Def.延長2-1
青木忠秀(日本)
サウスポーの林に対し、青木が距離を詰める。林の右ローに青木がワンツーを合わせた。林は左ストレートのフェイント。青木にケージを背負わせ、ニータップで飛び込み尻もちを着かせた。青木はハーフガードから左腕を差し上げ、スタンドに戻る。四つで組んだ林が青木をケージに押し込み続ける。ここで青木のヒザ蹴りが林の下腹部をとらえ、林に休憩が与えられたあと、同じ体勢で試合再開。すぐに離れた青木が右ストレートを伸ばす。
左に回る林に右ロー、右ミドルを繰り出す青木。左ローを打って離れる林がケージを背負わされた。しかし青木の左ローを払って尻もちを着かせる。立ち上がり、再び林にケージを背負わせた青木だが、首相撲からケージに押し込まれるがボディロックでテイクダウン。バックに回るもスクランブルに持ち込まれた。林の左腕をキムラで抱えながら立ち上がった青木は、腕を制したまま初回を終えた。
最終回、青木もサウスポーで構えた。距離を詰めて右インローを当てた青木は、林にケージを背負わせて右ハイを放つ。左に回りケージ中央を取る林。青木はスイッチしながら、左オーバーハンドを繰り出した林に組みつき、左腕を差し上げてケージ際へ。バックに回り、グラウンドに持ち込んだ青木がバックマウントを狙う。しかし林がスクランブルからバックに着いた。
立ち上がった青木をバックコントロールから崩し、バックテイクを狙う。青木がトップに回ろうとすると立ち上がる林。今度は再び青木がバックに回り、バックコントロールからボディロックに移行してテイクダウンに成功した。シングルバックの青木を前にフル落とす林。青木もハーフから立ち上がるが、林がグラウンドに引きずりこむ。耐えてトップを狙った青木に、林がツイスターを仕掛けたところで試合終了となった。
裁定はジャッジ2名がドローで延長ラウンドへ。ここでも青木はサウスポーでプレスを掛ける。ワンツーで林を下がらせたが、林も右フックを打ち返す。オーソドックスに戻した青木に組みつく林。ケージ際の差し合いを制したのは青木か。ボディロックからバックを狙いつつグラウンドへ。立ち上がり、正対する林だが再びバックコントロールを受けてしまう。
正対した林のボディにヒザを突き刺す青木。一度離れてから組んだ林が、ボディロックで崩しながらバックに。青木はすぐに離れる。やはり組んだ林がグラウンドに持ち込み、バックマウントを奪取する。さらにボディトライアングルに組み替え、パンチで削って延長ラウンドを終えた。
延長ラウンドの裁定はジャッジ3名とも林を支持。元ライト級王者の林が、ウェルター級転向初戦でランキング1位の青木を下した。