この星の格闘技を追いかける

【Grachan72】これぞ必殺技。スクランブル戦から青木が2試合連続のヴァンフルーで、宇土を絞め落とす

【写真】宇土を絞め落とした青木が四方へ歓喜のアピール(C)SHOJIRO KAMEIKE

<ウェルター級/5分2R₊ExR>
青木忠秀(日本)
Def.2R4分34秒 by ヴァンフルーチョーク
宇土冬真(日本)

開始早々からサウスポーの宇土に対して、身長で大きく上回る青木がプレスをかける。ケージを背負いつつも右に回る宇土。青木は右ロー、右ミドル、右三日月と蹴りを散らす。青木は試合前に左の拳を剥離骨折しており、ジャブを出せなかったようだ。宇土が左右フックを振るいながら、一気に距離を詰めた。宇土は距離を取った青木に左ミドルを繰り出すも、体勢を戻した青木に再びプレスをかけられる。しかし宇土も右カーフ、右フックを当てて完全に主導権を握らせない。

至近距離の打ち合いから青木の右がヒットし、バランスを崩した宇土はダブルレッグへ。ドライブした宇土が両足をすくい上げ、グラウンドに持ち込む。宇土のバックコントロールを凌ぎながら立ち上がった青木がシングルレッグで切り返した。スクランブルを制したのは青木だが、背中を着かされた宇土もすぐに立ち上がる。

スタンドに戻ると、青木がスイッチしながらプレスをかけて宇土にケージを背負わせた。背中を着かされた青木はハーフからクローズドに。宇土のパウンドを浴びるも、バックを見せてから立ち上がり、反対にボディロックでテイクダウンして初回を終えた。

最終回、またもプレスをかけてくる青木に、宇土が左ミドルハイ、左右フックを見舞う。ケージを背にした宇土がローシングルで飛び込んだ。スプロールした青木が、なおもダブルレッグで組んでくる宇土を左オーバーフックで抑え、さらに頭を制する。しかし諦めない宇土。ダブルレッグでドライブすると、四つの状態で青木を左右に揺さぶり尻もちを着かせた。

背中を見せながら立ち上がろうとする青木。宇土はバックコントロールで粘るも、遂にスタンドへ戻った青木がボディロックでグラウンドへーーしかしここでも激しいスクランブルが展開されるなか、バックを奪った青木が宇土に背中を着かせ、昨年8月の能登崇戦に続きヴァンフルーチョークで絞め落とした。


PR
PR

関連記事

Error, no Advert ID set! Check your syntax!

Movie