【RIZIN DECADE】計量終了 ライト級王者サトシ「ベルトは日本に」×挑戦者ケラモフ「新しい王者を」
【写真】RIZIN、10回目の大晦日。ライト級王座を争うサトシ、ケラモフともに笑顔でコメントした(C)RIZIN FF
明日31日(火)に、さいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN DECADEの公開計量が、30日(月)にさいたまスーパーアリーナ内コミュニティアリーナで行われた。出場選手は全員、前日計量をクリアしている。
Text by Shojiro Kameike
メインのフェザー級選手権試合を含め、3大タイトルマッチが並ぶ今年の大晦日。ライト級は王者ホベルト・サトシ・ソウザが、元フェザー級王者ヴガール・ケラモフを挑戦者に迎え、ベルトの防衛戦に臨む。
11月のRIZIN LANDMARK名古屋大会で摩嶋一整をわずか28秒、右ロングフックで沈めたケラモフが1カ月の短いインターバルで大晦日に参戦する。しかも従来のフェザー級ではなく1階級上のライト級王座に挑む。王者サトシは2024年に入り、中村K太郎とルイス・グスタボをいずれも1RでKOしている。
サトシ=柔術、ケラモフ=レスリングという組み技の強さに加え、一撃の威力も証明し続けてきた両者。もちろんグラウンドでもパウンド×サブミッションでフィニッシュできる。相手がどう出て来るか――読み違えると一瞬で勝負が決まる、スリリングな試合になりそうだ。計量ではサトシが「明日絶対に面白い試合を見せて、ベルトは日本にあるまま」、ケラモフは「明日は新しいチャンピオンをご覧いただけると思います」と意気込みを語っている。
一方、ケラモフにとってこのライト級王座挑戦は大晦日イベントのチャレンジであり、今後はフェザー級のベルトも狙っていくという。そうなると気になるのは、メインの鈴木千裕×クレベル・コイケ、そして久保優太×ラジャブアリ・シェイドゥラエフ、YA-MAN×カルシャガ・ダウとベックのフェザー級戦だ。キックボクシング出身MMAファイターが躍進しているRIZINフェザー級において、MMA4戦目のYA-MANが超MMAストライカーのダウトベックと、どのような試合を展開するのか興味深い。
MMAで現在7連続KO中のダウトベック、しかもフィニッシュはいずれも左ストレート、左ボディ、左ヒジ――と左の攻撃である。それだけ左が得意であることが分かっているにも関わらず、仕留められる攻撃はまさに必殺技だ。ただ、ダウトベックが左を打つ前にプレスをかけても、YA-MANが簡単に下がるとは思えない。反対に、YA-MANの打撃に対するダウトベックが如何に反応するのか。互いのMMAストライキングの真価が見られる試合になるだろう。
■RIZIN DECADE 視聴方法(予定)
12月31日(火)
午後1時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!
■RIZIN DECADE / RIZIN49 計量結果