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【UFC281】UFC世界女子ストロー級王者カーラ・エスパルザ「ウェイリは強敵よ。でも13年間、私は──」

【写真】常に笑顔を見せ、話をしてくれた女王 (C)MMAPLANET

12日(土・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデンでUFC 281「Adesanya vs Pereira」が開催される。

年に一度のNYCマンハッタン決戦。例年通りマルチ・ワールドタイトル戦が見られる。メインで世界ミドル級王者イスラエル・アデサニャに]アレックス・ポアタン・ペレイラが挑戦し、コメインでは世界女子ストロー級王者カーラ・エスパルザが、ジャン・ウェイリの挑戦を受ける。

2014年に初代女子ストロー級王者に輝き、翌年に王座陥落。7年の年を経て、再びベルトを巻いたエスパルザに堀内佑馬、コリン・オーヤマと共にあるチーム・オーヤマでのトレーニングと2度目の初防衛戦について尋ねた。


──UFC世界女子ストロー級王者のカーラとしてもそうですが、堀内佑馬選手からいつもカーラのリーダーシップについて話を聞いていたので、そんな人間カーラ・エスパルザに凄くに興味を持っていました。

「ユーマとはもう6年も一緒に練習してきたわ。彼こそ常に私のトレーニングを手伝ってくれてきたし、もちろん私だけでなくチームの皆を彼はサポートしている。そんなユーマが前回のLFAの試合でフィニッシュして勝ったことは凄く嬉しかったわ。

あの試合の日本から戻って来てから直ぐで、それほど一緒に練習できなかったんだけど、最後の1週間は私と一緒にトレーニングをして試合に臨んでいたの。それだけにユーマの勝利は嬉しかった」

──Road to UFCで敗れた直後の試合でしたし、堀内選手も期するものがあったでしょうし。

「チームメイトの敗戦を見るほど辛いものは無くて。彼らは多くの犠牲を払って、試合のために全てを尽くしてきた。特にユーマのように違う国からやってきて、練習と試合をするために米国に住むようになった選手の試合は──ね。

でもね、ユーマって何があっても不満を言わず、毎日ジムにやってきて黙々と練習しているの。何度か躓いているけど、ユーマは必ずUFCで戦うようになる。そう信じている。ユーマはどの試合でも私の練習相手になってくれて。力任せじゃなくて、しっかりと私が強くなれるように相手を務めてくれるの。技術力が高いから、彼をテイクダウンするのは難しくて。本当に最高のトレーニングパートナーよ。前回のキャンプでも、彼が私のメイントレーニングパートナーだったの」

──その前回の試合は、少し奇妙な試合でした。ローズ・ナマジュナスが全然戦おうとしなかったです。

「2人が向かい合って戦う。そこでは何が起こるか誰にも分からないわ。私は自分がやれることをやり抜こうと思っている。でも今回の試合は、前回の試合のような問題は起こらないでしょうね(笑)」

──7年前に最初にチャンピオンになった時と今のカーラ、どこが一番違っていると思いますか。

「とにかく何があっても、練習を続けてきたことで、真正面から自分と向かい合うことができるようになれたわ。誤魔化すことなく、自分を見られるの。そして変化が必要だと感じたら、その気持ちに正直に従って練習をしてきた。チームメイトのプッシュがあったから、再びベルトを巻くことができた。皆の協力があって、どの局面でも強くなれたわ。

1試合ごと勝利を手にして、その度にタイトルに向けてワクワクが大きくなる。そして、もう1度世界タイトルに挑戦できたことは本当に光栄だったわ。今は再びベルトをもう1度巻くことができて、タイトル防衛戦を戦うことができる。本当に楽しみでしょうがないの。

何よりコーチ・オーヤマがいてくれたから、今の私があるわけで。彼は私の最初のコーチで、それから16年の付き合いよ。技術的に知識があるだけでなくて、その判断力が素晴らしくて。私を成長させてくれて、試合中も正しく戦えるように導いてくれる。とてもスマートで何でも知っている。コーチ自身も今も成長し続けている人だから、彼と過ごすことで私は毎日強くなれる。コーチ・オーヤマと一緒に歩むことができて、本当にハッピーよ」

──では今回のタイトル挑戦者ジャン・ウェイリについて、どのような印象を持っていますか。

「元チャンピオンで良いファイターなことは間違いない。パワフルで、KOパワーを持っている。グラップリングも試合毎に成長しているしね。ホント、自分の戦いたいように強引に持っていくこともできる。それが可能な力の持ち主だから。

でもね、私はそういうタフな相手と13年間戦い続けていた(笑)。誰と戦っても怖いことなんてないし、オクタゴンのなかで100パーセントの力で戦うことだけを考えているわ」

──MSGでどのような試合をしたいですか。

「フィニッシュ、ね。前回の試合で、私の力にも疑問を持っている人がいると思うの。だからこそ、ただ勝つだけでなく、猛攻撃を仕掛けてフィニッシュする姿を世界中の人に見て欲しいと思っている」

──テイクダウンして、コントロールしたうえでクラッシュする。そんなファイトでしょうか。

「フフフフ。もちろん、それが一番だし、そうなるように100パーセント全力で戦うわ」

■視聴方法(予定)
11月13日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC281対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
[挑戦者]アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] カーラ・エスパルザ(米国)
[挑戦者]ジャン・ウェイリ(中国)

<ライト級/5分3R>
ダスティン・ポイエー(米国)
マイケル・チャンドラー(米国)

<バンタム級/5分3R>
フランキー・エドガー(米国)
クリス・グティエレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ダン・フッカー(ニュージーランド)
クラウジオ・プエレス(ペルー)

<ライト級/5分3R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
ブラッド・リデル(ニュージーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドミニク・レイエス(米国)
ライアン・スパーン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
モリー・マッキャン(英国)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキ(米国)
ウェリントン・トゥルマン(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
オットマン・アザイタル(ドイツ)
マット・フレヴォラ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケヴィッチ(ポーランド)
シルヴァナ・ゴメス・フアレス(アルゼンチン)

<フェザー級/5分3R>
マイク・トリザノ(米国)
チェ・スンウ(韓国)

<バンタム級/5分3R>
フリオ・アルセ(米国)
モンテル・ジャクソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
ニック・ネグメレアフヌ(ルーマニア)

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