【Bellator287】見事な左ストレートからのTDのエドワーズが、ウォードを制して判定勝ち
<ミドル級/5分3R>
ファビアン・エドワーズ(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
チャーリー・ウォード(アイルランド)
ヘビー級のような体の厚みを持つウォードに対し、エドワーズが前蹴り、ローから崩しに掛かる。サウスポーから左の牽制を見せるエドワーズは慎重な立ち上がりの中で左ミドルを決める。エドワーズは左インローを決め、右アウトローも繰り出す。ウォードは前に出てパンチを振るうようになるが、左ハイを決められ動きが止まる。エドワーズはもう1度左ハイを狙い、スリップ。背中をマットにつけ、クローズドガードの中にウォードを収める。
しっかりと抑えて時折り左のパンチを見せるウォードは、残り40秒で左足を抜く。直後にスクランブルで立ち上がったエドワーズが右フックを打たれ、ワンツーを返して時間となった。
2R、左ストレートから左ハイを見せ、迅速ダブルレッグをエドワーズが決める。スクランブルでバックに回ったエドワーズは、立ち上がったウォードを前方に崩して足をフックするが前方に落とされる。直ぐに立ち上がったエドワーズはバックを許すも、胸を合わせる。と、ここでチャーリーはヒザを急所に入れながらFワードを発する。一旦試合が中断となり、再開されるとローを蹴られたウォードはパンチで圧を掛ける。
組みを選択したエドワースが、一旦ハイを見せてダブルレッグを決める。力で跳ねのけるウォードを制すと、エドワーズはハーフから左のエルボーを連打する。背中を見せて振り払おうとするウォードだが、上を取り直したエドワーズはマウントを取りパンチを連打。肩固めに移行するとニーインベリーで絞めあげる。背中を見せて一旦はエスケープしたエドワーズは、ここでスタンドで離れることを選択する。しかし、エドワーズはパンチからテイクダウン狙いも、スリップして尻もちをついてしまう。ウォードは思い切り飛び込むようにパウンドを放つ──が、空振りに終わった。
最終回、左ストレートから左ハイ、さらに左ストレート→ダブルレッグでエドワーズがテイクダウンを奪う。バックを制したエドワーズが、ウォードの背中を伸ばす。ウォードはヒザをつくが、ロールしたエドワーズが仰向けになり4の字フックに。襷からRNCを狙うエドワースのバックグラブが続く。ウォードも手首を掴んで防ぐが、ポジションを返せず言葉の押収に。互いにFワードを含め、言葉を交換するのをレフェリーが注意を与えないまま時間となった。
時間となり上を取ったウォードは何やら言葉を続け、ハグのなかでも頭をぶつけるなど理解に苦しむ言動を見せた。ともあれ極めきれなかったが、エドワーズがUFCとベラトールを兄弟で制するという夢に一歩近づく判定勝ちを手にした。