【ONE FN43】潔さ100点満点。ガサノフの挑戦を受けるタン・カイ「シャミルは強いけど、退屈」
【写真】「僕の英語は十分じゃない」と言いながらも、インタビュー全般を英語で受け答えしたタン・カイ(C)MMAPLANET
16日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムでONE FN43が開催され、ONE世界フェザー級王者タン・カイが、シャミル・ガサノフの挑戦を受ける。
Text by Manabu Takashima
昨年1月、タン・カイはアクバル・アブデュラエフというキルギスの猛者の挑戦を受ける予定だったが、チャレンジャーの計量失敗でノンタイトルの5回戦を戦うこととなった。そして、ONEで戦うようになってから初めて敗北を経験。
あれから17カ月、ようやくリングに戻ってくるタン・カイをインタビューした。
アクバルの計量失敗は関係ない。計量失敗は起こりえることで、契約体重戦で僕が負けたということでしかない
――1週間後、実に1年5カ月振りに実戦復帰を果たします。今の気持ちは?
「フィールス・グッド。もうあとは体重を落とすだけだよ。だから今も、ダイエットフードの野菜を食べている(笑)」
――これだけロングレイオフになったのは、何か理由があったのでしょうか。
「それは僕が原因じゃない。僕も試合がしたかったけど、その機会がなかったんだ。ONEが試合を組むのを待っていた」
――特にケガをしたとか、そういうこともなかったのですね。
「ないよ。試合の話が来るのを待っていただけで」
――それはフラストレーションがたまらなかったですか。
「別にそんなこともないよ。普通に過ごしていた。ハハハハハ。僕は試合がしたかった。でも、その機会を与えられなかった。できれば1年に2試合はしたい。でも、去年は1試合だけだった。まぁ、良くはなかったよ」
――その前回の試合は、結果的にONE初黒星を喫しました。計量失敗のアクバル・アブデュラエフを相手に。
「アクバルの計量失敗は関係ない。それは大きな問題ではなかった。計量失敗は起こりえることで、契約体重戦で僕が負けたということでしかないよ」
――……。それは余りにも潔すぎないですか。
「アクバルが強かった。あれぐらいの体重オーバーは、本当に大したことじゃない。敗因は僕にある。しっかりとハードな練習をして、アクバルとの試合に備えていた。でも計量をパスしたあと、リカバリーが上手くいかなかった。疲労感が抜けなかったんだ。試合でも、すぐに疲れを感じた。
いや、控室からリングに向かう段階でもう疲れていた。コーチにも『意味が分からない。でも、凄く疲れている』と伝えた。そして試合が始まると、絶望的になるほど疲れて動けなかった。別に熱があったわけでも、体に不具合があったわけでもない。でも、めちゃくちゃ疲れていた」
――それは貧血症だったかもしれないですね。しっかりと、体のチェックはしましたか。
「体は問題ない。ただ、リカバリーに失敗したんだ。だから病気とか疾患とかじゃない。ただ、試合に負けてしまったということだよ。試合に負けたのは、アクバルが優れたファイターだったから。あの試合で学んだこともある。いつか、リベンジをしたいと思う」
初回は我慢が必要になるだろう。でも、疲れたシャミルを打撃で仕留める
――ダイレクトリマッチが合っても良かったと思いましたが、挑戦者はシャミル・ガサノフになりました。
「だからこそ、絶対に勝たないといけない。アクバルにリベンジをするためにも。それに今回の相手は、僕が選んだわけじゃない。ONEが選んだ相手だ。何よりシャミルも良いファイターだよ。レスリングが強くて、柔術をミックスしている。でも、僕は全局面で彼とやり合えるよ」
――高い一本勝ち率を誇っていましたが、ゲイリー・トノンに敗れて以降、5連勝が全て判定勝ちです。
「シャミルは強いけど、退屈なファイトをする。ファンも喜ばない。僕がファンなら、あんな試合は見たくない。ただテイクダウンもコントロールも強い。そのためにロシア人コーチ。そして中国人ファイターの仲間と、しっかりとレスリングと柔術の練習をしてきた。しっかりとテイクダウンを切って、打撃で倒したい。
仮にテイクダウンされても、すぐに立てるよう準備をしてきた。シャミルは初回が一番危険だ。でも、それからは動きが落ちる。自信はあるよ。前のように試合前から疲れるようなことがなければ、必ず勝てる。どれだけ技術があっても、疲れてしまっては何も使えなくなるからね(笑)。
この試合、僕がKOで勝つ。初回は必死でテイクダウンしてくるだろう。倒されるかもしれない。でも、そこからスクランブルに持ち込んで、コントロールはさせない。もちろん初回は我慢が必要になるだろう。でも、疲れたシャミルを打撃で仕留める。KO勝ちをファンの皆に見てもらう。ただ、勝つだけじゃない。エキサイティングな試合をする」
■放送予定
5月16日(土・日本時間)
午前9時45分~U-NEXT
■ONE FN43対戦カード
<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・カイ(中国)
[挑戦者] シャミル・ガサノフ(ロシア)
<ムエタイ・級/3分3R>
ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)
ベン・ウーリス(英国)
<サブミッショングラップリング・バンタム級(※65.8キロ)/10分1R>
ジオゴ・ヘイス(ブラジル)
高橋Submission雄己(日本)
<ムエタイ・フライ級/3分3R>
アスラムジョン・オルチコフ(ウズベキスタン)
ジョーダン・エストゥピニャン(コロンビア)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
ファビオ・エンヒッキ(ブラジル)
<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
フィリッピ・ロボ(ブラジル)
ノンタチャイ・ジットムアンノン(タイ)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
リト・アディワン(フィリピン)
<キック・フェザー級/3分3R>
ルオ・チャオ(中国)
ジニース・ソウザ・ジュニオール(ブラジル)
<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
ヨハンナ・パーソン(スウェーデン)
マルティナ・ゴミンチャク(ポーランド)




















