【ONE FN26】超ノンストップ・レスリング! TD&関節も狙い続けたガサノフがアミールをユナニマスで下す
【写真】文字通り休む間もなく攻め続けたガサノフ。3Rから切り返していくアミールも凄まじかった(C)ONE
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シャミル・ガサノフ(ロシア)
Def.3-0
ハリル・アミール(トルコ)
サウスポーのアミールに対し、ガサノフがダブルレッグで飛び込んだ。バックに回ったガサノフがリフトアップからグラウンドに持ち込む。シングルバックから腕を首に回したガサノフが四の字フックへ。さらにRNCで絞め上げていく。腕のクラッチを解くアミール。四の字フックを切ったアミールは立ち上がるも、ガサノフがバックコントロールでキープする。
グラウンドに戻したガサノフがバックマウントを狙うと、アミールが前に振り落とす。しかしガサノフは再び両足を差し込んでバックマウントに。アミールがガサノフのRNCから脱しようとすると、ガサノフはアミールの左腕に対してチョイバー&キムラを狙う。凌いだアミールがトップを奪い、立ち上がってパウンドを浴びせるも、アミールがダブルレッグでグラウンドに引き戻して初回を終えた。
2R、アミールが左前蹴りを伸ばす。左右ミドルを見せるアミールに対し、ガサノフは前後のステップで対応する。ガサノフは右を打ち込みながらレベルチェンジして、ニータップで組みつきコーナーへドライブする。シングルレッグに切り替えるガサノフと、コーナー&ロープに体を預けて凌ぐアミール。ガサノフがアンクルピックですくい上げると、アミールがロープに右腕をかけてしまい、イエローカードを提示された。
ガサノフがダブルレッグに入った状態から試合は再開され、すぐにガサノフが背中を着かせる。アミールが下から仕掛けた瞬間に、ガサノフが一本足を越える。ハーフガードのアミールに向けて、パンチを上下に散らすガサノフ。右腕をアミールの腰の下に回してトップをキープするガサノフは、ボトムのままロープ際まで下がるアミールを削り続けた。
最終回、ガサノフがアミールの右スピニングバックフィストをかわしてニータップに入る。これは切られたが、アミールにロープを背負わせ、伸びて来た左前蹴りに合わせてニータップで組みつき、リフトアップからテイクダウンする。ガサノフがパスするとアミールはバックを見せる。すぐに左足を差し込んだガサノフに対し、アミールが腰を上げる。すると左腕への十字に切り替えるガサノフ。伸びかけた腕を抜き、立ち上がったアミールに対し、ノンストップのガサノフがダブルレッグで倒した。
バックマウントを狙い、逃げるアミールに対してバックコントロールを続けるガサノフ。しかしアミールはガサノフの足をすくってトップに回った。アミールがバックを狙うと、アミールが切り返してバックへ――ノンストップのレスリングの攻防から、スクランブルを制したのはガサノフか。と思われたところで、ガサノフのシングルレッグをギロチンで切り返すアミール。さらにダースチョークに切り替えたが、首を抜いたガサノフがバックを奪った。なんとさらにアミールが切り返そうとしたところで、試合終了のゴングが鳴った。
序盤はガサノフがノンストップ・レスリングを展開していたが、最終回はアミールも切り返し、さらに攻め続けた。サブミッションも狙い続けた両者の素晴らしい攻防は、ガサノフがユナニマス判定で制している