【UFN277】今夜、UFC初陣。アジア発、ミドル級で頂点へ――イ・イサク「尊敬している岡見選手を超えて」
【写真】ヒョン=パク・ジュンヨンに続き、UFCミドル級ファイターに。同階級に2人のUFCファイター誕生だ (C)MMAPLANET
本日30日(土・現地時間)、マカオはコタイのギャラクシー・アリーナで開催されるUFN277「Song vs Figueiredo」で、イ・イサクがUFCデビューを迎える。
Text by Manabu Takashima
KTT所属、2年前にはTUF出演の話が浮上したもの立ち消え、UFCとの契約を模索し続けてきた。ミドル級という階級もあり、アジアでは試合機会すら少ない。それでも中国、そして日本で戦いコンテンダーシリーズ経由でなく、直接UFCと契約を果たした。
そんなイ・イサクにUFCとの契約を伝えられた時の心温まるエピソード、アジア人としてミドル級の頂点を目指す意気込みを訊いた。
――イ・イサク選手、いよいよUFCデビュー戦が来週に迫ってきました(※取材は22日に行われた)。去年の9月にHEATで三上ヘンリー大智選手に勝った時は、どのようにUFCにリーチしようと考えていましたか。
「三上選手と自分、あの試合で勝った方がコンテンダーシリーズに出ることになる。そんな風に思っていました。だから、直接UFCと契約できたことは本当に嬉しかったです」
――ハ・ドンシン監督もメチャクチャ喜んででいたのではないですか。
「UFCで戦えると知った日………練習前にハ監督から『お前、最近たるんでいないか。マネージャーからの連絡の確認もしないのか』と怒鳴られ、急いでカカオトークを確認したんです。すると監督から『ウェルカム、UFC』というメッセージが送られていて……。自分は本当に意味が分からなくて、監督に『これ、どういうことですか?』と尋ねてしまったんですよ。
そうしたハ監督が、『お前、UFCと契約できるんだよっ!!』と大声で叫んで。その瞬間、自分は涙が出ました。監督の方を見たら、監督も涙を流していて……。ハ監督が泣いている姿を見ると、自分もこれ以上ないぐらい幸せな気持ちになりました。KTTで監督やチームメイトを一緒に練習をしてきて、本当に良かったです」
――めちゃくちゃ良い話ですね。
「ありがとうございます。UFCで戦うということは、MMAファイターにとっては夢が叶うことになります。だから契約が出来た時は嬉しくてしょうがなかったですが、試合の準備に入るとあの場で戦うことに対して、緊張し不安を感じるようになったのも事実です。
あの舞台で、たくさんのお客さんも集まる。そのような場所で、自分の力は十分なのか。嬉しかった反面、そんな風に思ってしまったんです。ただ練習を続けていると自信が出てきて、今はワクワクしている気持ちの方が大きいです」
――韓国でも中重量級でUFCと契約できるファイターは、KTTに集中していますね。
「それに韓国からUFCと直接契約できたのは、最近ではKTTのヒョン(=アニキ。韓国では年下の男子が、目上の男性に対して使う言葉)2人(チョン・ダウンとパク・ジュンヨン)だけなんですよ。UFCも自分がKTTのファイターだから、実力を信じて直接サインしてくれたと思います」
――ではデビュー戦の相手となるルイス・フィリッピ・ジアスの印象を教えてもらえますか。
「筋肉隆々の柔術黒帯で、とにかく力がありそうな選手です。打撃もパワフルですが、それほど上手くない。自分の組みという武器が十分に生きる相手だと思います。打撃、レスリングも駆使して試合をリードし、得意のグラップリングに持ち込みたいと思っています。
自分の最大の武器はグラップリングですが、MMAなので打撃の展開も優位に進めないといけない。距離のコントロールに関しては、自信があるので打撃を見せて、自分の戦いを仕掛けると面白い試合になると思います」
――UFCミドル級で戦うことに向け、改めて決意のほどを聞かせてもらえますか。
「自分の信条は、必ずフィニッシュすることです。アジア人はミドル級以上は厳しいと、ずっと言われています。でも、アジアには岡見勇信選手がいました。アジアとか関係なく、強い人間は強い。自分はUFCでチャンピオンになるつもりで戦っていきます。この言葉を信じてもらえるような試合をします。
自分は岡見選手を尊敬していました。だからこそ、岡見選手を超えてチャンピオンになります。何より自分がUFCと契約できたのは、日本で強い選手と試合をさせてもらったからです。同じアジアの人間として、今回のデビュー戦も日本の人たちが喜んでくれる試合をします。応援よろしくお願いします」
■視聴方法(予定)
5月30日(土・日本時間)
午後5時00分~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT
■UFN277計量結果
































