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【HEAT57】残り1秒のフィニッシュ。削り続けたイ・イサクが、流血の三上ヘンリーをRNCで仕留める

【写真】イ・イサクがTDの強さを発揮。打撃でダメージを与えていたことも大きい(C)MMAPLANET

<ミドル級/5分3R>
イ・イサク(韓国)
Def.3R4分59秒 by RNC
三上ヘンリー大智(日本)

サウスポーのヘンリーに対し、イ・イサクが右に回る。ヘンリーはロー。イ・イサクが右ストレートを伸ばす。ヘンリーは左ミドルをキャッチされると、首相撲から足を抜いてヒザを突き上げる。イ・イサクがコーナーに押し込むも、ヘンリーは右に離れた。ヘンリーの蹴りの音が大きく響く。ヘンリーがレベルチェンジを見せたところに、イ・イサクの右ショートフックがヒットする。下がったヘンリーに組みついたイ・イサクはボディロックからロープに押し込んだ。

ヘンリーはウィザーで守るが、イ・イサクが右に崩してグラウンドに持ち込む。右にパスしてサイドを奪ったイ・イサクは、ヘンリーの左腕を抑えてマット・ヒューズ・ポジションを狙う。ハーフガードに戻したヘンリーに対し、イ・イサクは再び右へパス。右腕を枕にして押さえ込むイ・イサクが、初回終了までトップをキープした。

2R、ヘンリーはオーソドックスで構えたが、すぐサウスポーに戻した。左右に回るイ・イサクを追うヘンリー。スイッチ&フェイントから左ストレートを伸ばした。イ・イサクが組みつき、右腕を差し上げてヘンリーをロープに押し込む。左オーバーフックから左ヒザをボディに突き刺し、離れるヘンリー。イ・イサクは右インローから左に回ると、頭を振ってから左を伸ばす。ヘンリーの左がヒット。右カーフを当てて距離を取り、左のダブルを当てていく。ヘンリーの左前蹴りがイ・イサクのボディに突き刺さる。さらに左インローを当てたヘンリーに対し、イ・イサクも右インローを返す。

イ・イサクのパンチをかわしたヘンリーは、組みながらリング中央へ。離れて蹴りを散らすヘンリー。イ・イサクのパンチもヘンリーの顔面を捉える。イ・イサクの右ハイを前に出ながら受けたヘンリーは、さらに右ショートを食らってしまう。鼻から出血が見られるヘンリーは、頭を下げたところに右アッパーをもらった。組みの展開ではイ・イサクがヘンリーをロープに押し込み続けた。

最終回、三上は口からの出血が見られる。ヘンリーは右ロー、左ハイと蹴りを散らしていく。左ストレートから左ロー、左前蹴り。イ・イサクも蹴りをもらいながら距離を詰める。左右フック&アッパーから組んだイ・イサクが、ヘンリーをコーナーに押し込んだ。再び出血が激しくなるヘンリー。展開がなく、ここでレフェリーがブレイクをかけた。ヘンリーの出血に対してドクターチェックが入るが、試合は再開された。

ヘンリーの左インローに合わせて組んだイ・イサクが、ボディロックでテイクダウンを奪う。左へパスしたイ・イサクはサイドに移行し、背中を軸にして回るヘンリーを押さえ込む。ヘンリーは左ヒザを差し入れるがガードには戻せず。

イ・イサクも完全にマット・ヒューズ・ポジションを整えることはできないが、サイドから鉄槌とヒジを落とし続ける。残り20秒でマウントを奪取したイ・イサクが、パウンドとヒジの連打を落とす。ヘンリーが背中を見せるとバックマウントに移行し、右腕を首に回してRNCでタップを奪った。

勝利したイ・イサクは「今日はありがとうございます。フィニッシュできて嬉しいです。また呼んでもらえたら良い試合をお見せします」と挨拶した。


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