【HEAT57】MISAKIが3Rに右ストレートでダウンを奪って判定勝利、ISKA世界王座を戴冠
【写真】序盤からテンポよく攻めたMISAKIが右カーフを効かせてダウンを奪って完勝(C)MMAPLANET
<ISKAオリエンタルルール世界女子アトム級王座決定戦/3分5R>
MISAKI(日本)
Def.3-0:50-44.50-44.50-44.
クレメンティ・エグ(スイス)
互いに右ローを蹴り合う展開、MISAKIがパンチで距離を詰めていく。ワンツーと右ローを繰り出す両者。MISAKIがアッパーからパンチをまとめる。ローの蹴り合いからMISAKIがボディストレートで飛び込んで首相撲からヒザ蹴り。ブレイク後、MISAKIがワンツーと右ロー、エグもガードを上げて右ローを蹴り返す。
MISAKIは右カーフを効かせて左フック、首相撲でもエグを転倒させる。ブレイク後、すぐに前に出るMISAKIは右フックをかぶせ、左フックから右ストレート、右ボディストレート。MISAKIは首相撲になってもエグを崩し、右ミドルから組んでロープまで押し込む。MISAKIは細かいフェイントから前に出て左フックから右ボディ。エグは首相撲からヒザ蹴りを入れる。
2R、MISAKIが右カーフから前に出て右ストレートと右ミドル。エグは首相撲に捉えてヒザ蹴りを入れる。ブレイク後、MISAKIはエグの前足にローを集めてパンチをまとめる。エグが首相撲に捉えるとMISKAIがロープに押し込む。MISAKIはジャブから右カーフ、左フックを当てて首相撲へ。
首相撲でもエグに主導権を渡さない。ブレイク後、MISAKIは右カーフ・左フックを効かせて前進。エグもMISAKIの前進に右のパンチを狙う。首相撲の攻防のあと、前に出るMISAKIに対してエグが右ストレートから左フック、右ロー。MISAKIは左フックから右ロー、エグが首相撲に捉えてラウンド終了を迎えた。
3R、MISAKIが右カーフ。エグの右ローをもらってもMISAKIが右ストレートから前に出る。首相撲の攻防の後、MISAKIが左フックから右ロー、飛び込んでの左フック→右ストレートでダウンを奪う。再開後、MISAKIはエグの右ローにパンチで飛び込んで細かいパンチをまとめる。エグは首相撲に持ち込むが有効な攻撃はない。
逆にMISAKIは右カーフと右ストレート、エグにプレッシャーをかけて右カーフを蹴る。MISAKIが前に出過ぎて首相撲になる場面もあったが、MISAKIは前蹴りでボディを狙い、左ボディ、首相撲からのヒザ蹴り。終了間際、MISAKIが左ボディ、右カーフ、右ボディストレートと手数を増やす。
4R、MISAKIが右カーフ、ここから左フックにつなげて、パンチをまとめて右ミドルを蹴る。MISAKIは右カーフと左フック、左フックから右カーフとコンビネーションを散らし、首相撲になってもボディにヒザ蹴りを突き差す。エグは前蹴りで距離を取りつつ、MISAKIを首相撲に捉える。MISAKIは左ミドル、左ボディから右カーフ。エグも右ミドルを蹴り合って首相撲へ。MISAKIの右カーフに左フックを狙う。MISAKIはしつこく右カーフを蹴ってラウンド終了を迎えた。
5R、MISAKIが右ミドル、左フック、右カーフ、右ミドル、右のスーパーマンパンチと手数を増やす。エグも右ミドル・左フックを返して首相撲に持ち込み、MISAKIのパンチに右ハイキックを合わせて、これがMISAKIを捉える。ここはMISAKIが首相撲に持ち込んでヒザ蹴り、ブレイク後は右カーフを蹴っていく。エグはそこに右ストレートを狙い、首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。
MISAKIが右カーフ、エグはジャブから右ハイ・右ロー。MISAKIもジャブから右ストレート、右ミドルで前進。互いに左フックを打ち合って首相撲へ。残り30秒、エグが左右のハイキック、MISAKIがスピニングバックフィストを見せるが空振り。MISAKIがエグをコーナーに詰めてパンチをまとめ、首相撲の攻防になったところで試合終了となった。
3Rにパンチでダウンを奪い、右カーフを効かせたMISAKIがISKA王者としてベルトを巻いた。試合後、MISAKIは「エグ選手が強くて前歯が折れました」と明かし、ジム・家族・出稽古先の方々に感謝の言葉を述べると、婚約中のISKAオリエンタルルール世界フライ級王者・大﨑一貴と共にリングで喜びを分かち合った。