【ONE FN26】クリスチャンが25カ月振りの実戦でラスロフとタフファイトを展開も、アイポークでNCに
【写真】クリスチャンの左手の指がラスノフの左目に入ってしまった(C)ONE
<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
クリスチャン・リー(米国)
NC
アリベク・ラスロフ(トルコ)
開始早々、クリスチャンがプレスをかけてラスロフにロープを背負わせる。距離を詰めようとしたラスロフに左ジャブを突いてグラつかせる。クリスチャンが組んでロープに押し込み、四つの倒し合いになるも、どちらも倒れず。離れるとラスロフが右クロスを当てた。クリスチャンは左ジャブ、左ミドルと中間距離を制し、右クロスも見せる。ラスロフは右カーフで下がらせたが、中に入ろうとしたところでクリスチャンが左テンカオを狙う。
パンチのコンビネーションから右ヒジも見せて、ラスロフを下がらせるクリスチャン。ラスロフも下がらないが、クリスチャンがボディロックでドライブした。倒せないと離れたクリスチャンは左ジャブを突き合い、右ローを打ち込む。ラスロフの蹴りを交わし続けるクリスチャンは、右ストレートをクリーンヒットする。さらに組んで崩し、離れて削るクリスチャンは、ラスロフの左ジャブに右ハイを合わせる。右カーフからラスロフを押し込むクリスチャンは、相手が組んでくると右ヒザを突き上げた。終了間際には中間距離で左フックをアゴに叩き込んでいった。
2R、前に出て来るクリスチャンに対し、ラスロフが左ジャブを突く。クリスチャンはラスロフを下がらせ、左ハイを当てた。右クロスから左ミドルに繋げて、ラスロフに組ませない。ラスロフの左ヒジをかわし、右ストレートを伸ばしながらクリスチャンが組みついた。しかし、すぐ離れたクリスチャンに対し、マウスピースを吐き出したか注意が与えられる。再開後、クリスチャンは中間距離で打撃を出し続ける。ノンストップの攻撃を繰り出すクリスチャンは、ラスロフが組んでくると突き放し、パンチを打ち込む。右カーフを受けたラスロフがフラつくと、クリスチャンが追撃のパンチを浴びせる。ラスロフは組みつきながらクリスチャンにロープを背負わせ、右を突き刺した。しかしクリスチャンがボディロックでドライブする。
コーナーに押し込み、離れるクリスチャンに対してラスロフは左ヒジを空振り。やや動きが落ちたクリスチャンを、ラスロフのパンチが襲う。ここでクリスチャンがボディロックからグラウンドに持ち込むも、すぐにラスロフはスクランブルへ。離れて両者は打ち合いに。
共に疲労が見えるなか、ラスロフの右がクリスチャンの顔面を捉える。右ヒジを打ち返すクリスチャンだが、ラスロフの勢いを止められない。終了間際、打ち合いからクリスチャンの右がアイポークとなり、ラスロフに休憩が与えられる。ここでラスロフは、ドクターチェックを受けるなかセコンドを呼ぶ。まだ試合を続行したいようだが、試合はここでストップとなった。
クリスチャンにとって25カ月振りの実戦は、これから――という段階で、まさかのノーコンテストに。クリスチャンは「対戦相手は本当タフだった。無意識だったけど、アイポークをしてしまって申しわけない。勝利を目指して動いていた。このまま続けたかったけど、再戦が決まれたらすぐにでも戦う。ベストを尽くして戦ったけど、皆に謝りたい。皆、フィニッシュを期待してくれていたのに。今からでも戦えるぐらい体調は良かった。来年? に3人目のベイビーができそうなんだ。少し休んで、新しい年にリング、ケージに戻って来る」と語った。