【ONE173】ロッタンへのリベンジを目指す武尊が再起戦。強打+先行逃げ切り型=ピューリックと激突
【写真】ロッタンへのリベンジ=格闘家としての最終章、武尊がピューリックとの再起戦に挑む(C)ONE
11月16日(日)に江東区有明の有明アリーナで開催されるONE173。今大会の追加対戦カードとして武尊×デニス・ピューリックのフライ級キックボクシング戦が発表された。
Text by Takumi Nakamura
今年3月にさいたまスーパーアリーナで開催されたONE172ではロッタン・ジットムアンノンにKO負けを喫していた武尊。試合後にチームメイトの野杁正明の口から左肋骨・胸骨を骨折した状態で試合をしていたことが明かされていた。その後、武尊は6月に行われたONE173の記者会見に出席し、ロッタンとのリマッチを目標に掲げると共に今大会での再起を語っていた。
武尊の再起戦の相手は昨年6月にロッタンとも拳を交えているデニス・ピューリック。2015年1月に新生K-1の初代スーパーフェザー級(60kg)王座決定トーナメントにも出場経験があり、2022年からONEに参戦。ムエタイルールを中心にキャリアを積み、タギール・カリロフやジェイコブ・スミスから勝利を収めている。
ピューリックのファイトスタイルはフック系の強打を活かした先行逃げ切り型。試合序盤にパワフルな打撃を打ち込んでダウンを奪うorポイントを取って、後半はそのリードを守り切ることが多い。武尊としてはピューリックの前半のラッシュをしっかり凌ぎ、中盤以降のピューリックの失速を突いて勝ちを引き寄せたい一戦だ。
武尊はONEのプレスリリースを通じて「彼は非常にアグレッシブで、真正面から打ち合ってくれるファイターですので、熱い殴り合いになると確信しています。今回の試合は、自分が再びロッタン選手と戦うための重要なステップだと考えています。ピューリック選手は過去にロッタン選手と対戦し、判定まで持ち込んでいます。彼をKOできれば、ロッタン戦につながる大きなアピールになるはずです。絶対に負けられない一戦であり、自分の格闘家人生においても非常に重要な試合です」と意気込みを語っている。
またバンタム級キックボクシングでは与座優貴×スーパーレック・キアトモー9×、ウェイ・ルイ×秋元皓貴のリマッチ、スタンプ・フェアテックスがキックルールで復帰してKANAと対戦する一戦も発表されており、3月大会に続いて立ち技の注目カードが並ぶラインナップとなっている。
■ONE173決定カード
<ONEキックボクシング世界フェザー級王座統一戦/3分5R>
スーパーボン・シンハ・マウイン(タイ)
野杁正明(日本)
<ONE世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ウマウ・ケニ・ログログ(セネガル)
[挑戦者]アナトリー・マレキン(ロシア)
<ONE世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]若松佑弥(日本)
[挑戦者]ジョシュア・パシオ(フィリピン)
<ONE世界女子アトム級選手権試合/5分5R>
[王者]デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)
<キック・フライ級/3分3R>
武尊(日本)
デニス・ピューリック(カナダ)
<キック・バンタム級/3分3R>
与座優貴(日本)
スーパーレック・キアトモー9(タイ)
<キック・バンタム級/3分3R>
ウェイ・ルイ(中国)
秋元皓貴(日本)
<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
スアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ジェイク・ピーコック(カナダ)
<キック・女子アトム級/3分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
KANA(日本)
<サブミッショングラップリング・ミドル級/10分1R>
ジャンカルロ・ボドニ(米国)
ラファエル・ロバトJr(米国)