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【RIZIN Y.E.S.P.Festival】井上直樹に挑戦、ウィットでウェット。ダニー・サバテロ「ボロボロになるまで」

【写真】この目が全てを表しているといっても過言でないだろう (C)MMAPLANET

31日(水)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN 師走の超強者祭り」で、 ダニー・サバテロ井上直樹の持つRIZINバンタム級のベルトに挑戦する。
Text by Manabu Takashima

対戦相手をディスり続けるトラッシュトークと、記者会見等でのメディアへの対応、そしてファンとの接し方は別人格といっても過言でない。

卓越したレスリング技術と柔術の融合=グラップリングの腕前と、北米では見せていなかった打撃の進化をもってしてRIZINでの生き残り=頂点に立つことに人生を賭けている。

その人生を賭けて追う夢を奪おうとする者に対して、悪感情を持ち続ける。究極のネガティブパワーを必要とするのは、ダニー・サバテロという人間が何を犠牲にしても、得たいモノを得るために全力で取り組む姿勢の表れといえる。

ガチとトラッシュ、サバテロの語りに真正面から受け止めて欲しい。


MMAのことなんて、大して分かっていなくても構わない。RIZINなら、誰もが楽しめる

――ダニー、ついにタイトルショットを戦う権利を得ました。

「最高だね。RIZINでベルトを賭けて戦い、チャンピオンになると口にしてきたけど、それが全てリアルになりつつある。2025年の最終日にベルトは俺のモノになる。RIZINのファンにも、俺がどれほどの力を持っているかが分かるような試合をして、チャンピオンになる」

――大晦日のショーに参戦することについては、どのような想いでいますか。

「RIZINのニュー・イヤー・イブ・ショーは、2025年最大のカードが揃っている。複数の階級でタイトル戦が組まれている。最高最大のエンターテイメントを続けているRIZINにあって大晦日大会は最大のイベントだ。壮大なショーになるだろう。そのなかで、俺は皆が最高だと評価している相手と戦う。まぁ、俺からすれば全くそんな評価に値しない最悪なファイターだけどな。

いずれにしても今回の大会はRIZINの歴史においても最大で、歴史に残るモノになるに違いない。そこでイタリアン・ギャングスターがRIZINのベルトを初めて巻く瞬間を見逃さないでほしい」

――日本において大晦日の格闘技大会はお祭り。お祭りなので過去には芸能人がデビュー戦でチャンピオンクラスのファイターと戦ったり、最近ではSNSのフォロワー数の多さが出場の後押しをしたりすることもありました。その点、今年はタイトル戦が並んだこともありますが、純粋にMMAとしての魅力と勝負論のある試合で一般層に訴えかけることになります。

「日本はとても豊穣なMMAの歴史を持っている。MMAのオリジンは日本にあるといっても良いだろう。RIZINファンは今回の大会がどれだけ意味のあることか理解しているはずだ。同時にRIZINは唯一、一般層の支持を得ることができているファイト・オーガニゼーションだ。MMAファンでなくても、大晦日という特別な日は最高のショーを楽しめるに違いない。

さいたまスーパーアリーナという最高の会場で、RIZIN最大のショーが行われ、スーパースターが誕生する。それこそが、俺だ。今はまだ俺のことを知らない人達にも、最高のファイトを見せてダニー・サバテロを忘れられないようにする。RIZINにとって新しいファンの獲得は欠かせない。俺はリング外でもエンターテイナーだから、そういう新しいファンの獲得にも役立ちたいと思っている。そこら辺にいる平凡なMMAファイターじゃない。どの時代の誰と比べても、最もユニークで個性的なファイターだ。そんな俺の最高のパフォーマンスで、大晦日を楽しんでもらおうじゃないか。

MMAのことなんて、大して分かっていなくても構わない。RIZINなら、誰もが楽しめる。そして、大晦日のショーでは過去に経験したことがない体験をするためにも、俺のファイトを見てくれ」

――ダニー、私は完全にクレイジーなほどのMMAファンです。2時間でも4時間でも柔術やレスリングを視ることができます。だから、Titan FC時代からダニーの試合も楽しんできました。

「おお、サンキュー・ソー・マッチ」

15分間、自分が疲れ切って動けなくなっても戦い続ける

――ただし、RIZINとしてはあの時代のダニーのファイト、そして前回の佐藤将光選手とのファイトは望んだ試合内容ではなかったはずです。この点を踏まえて、前回の佐藤戦をどのように自己分析していますか。

「そうだな、そういう意味では俺たちはピュアにスポーツとしてMMAに取り組んできた人間なんだよな。だからレスリング主体のMMAにうんざりしている連中の前でも、俺は自分の戦いをしてきた。でも、俺はコレで生きている。ここで稼がないといけない。だから皆が喜ぶ試合をしないといけない。

ただ正直なことをいえば、Titan FCやBellatorの頃の俺のファイトを楽しんでくれていたなんて……感謝している。だいたい米国のファンはMMAへの理解が全く足りない。だからこそ、日本で試合がしたいと思っていたんだ。日本のファンなら、俺が何をしているのか分かってくれる。

サトーとの試合は……とんでもなくタフな勝利だった。俺自身、初回でフィニッシュしようと思ってリングに上がった。KOを狙っていたんだ。対戦相手のレベルが高いとそう簡単にはいかない。それでも、サトーのような相手に対して以前の俺とは違う――フィニッシュを意識したファイトを心がけた。それが俺にとって、RIZINで戦うという新しいチャレンジなんだ。

初めての会場、俺のファイトを初めて見るファンの前で、サトーをフィニッシュする。そんな気持ちでファイトした。でも、初回に強烈なボディを食らって『今日は、厳しい試合になる』と覚悟した。そのなかで、どのように試合に勝つかを模索した。サトーは過去に経験したことがないタイプ……全局面で対応力のあるハイレベルな漢だった。

そんなヤツを相手に、とことん攻め続けること。それが俺に必要な手段だったんだ。結果、過去最高のコンディションで戦うことができたから、アイツを徹底的に追い込んで、思うように動けないようにすることができたと思っている。

俺の攻めを止めるには、ぶっ殺すぐらいの気持ちが必要になる。俺もそういう気持ちで戦っていた。とはいえ勝利を手にすることはできても、ミスやエラーがあった。本当に幸運だったのは、そのミスがあってもKOされなかったことだ。あの試合のミスから、学ぶことは多かった。MMAファイターとして、常に学び続け次の試合に生かす。もう、あんなミスは2度としない。

そうだな……結果として、サトーとの試合は俺が望んだ内容にはならなかった。と同時に、俺がいかにタフなファイターかは見せることができたと思っている。多くのファイターは、あのサトーの蹴りを食らうと勝負を諦めるだろう。俺はあの局面からも、勝つための道筋を見つけて戦い続けた。日本のファンは、俺が生まれながらのファイターだと分かってくれたんじゃないかな」

――初回2分30秒過ぎ、ダブルレッグを切られた直後に片ヒザをついている状態で顔面を蹴り上げられた場面ですね。

「あの瞬間、何を貰ったかは分かっていなかった。最悪の事態に陥っていることだけは確かで。『オー。シット!! 何かデカいのを貰ったな』という感覚で、とにかく組んでロールを仕掛けた。インターバル中にマイク・ブラウンから『顔面を蹴られた』と教えてもらったんだ。そこからハイペースで組みのプレッシャーを掛け続けようと戦った。それが俺のやるべきことで、やり切ることができた。

スタンドでぶっ倒せなかったから、グラウンドでぶちのめす。スタミナを使い果たし、ボロボロになるまで戦う。

俺はただ相手のことを研究して、一発で勝とうなんて全く思っていない。15分間、自分が疲れ切って動けなくなっても戦い続ける。そういう気持ちでリングに上がっている。もちろんフィニッシュは狙っている。でも、フィニッシュできないときは、自分がどうなろうと15分間戦い抜いて勝つつもりでいるんだ。その気持ちがあるから、相手をボロボロにして心を折ることが可能になる」

2つのリスクをおかすことで、俺はアドバンテージを得ることができる

――その手段がレスリングだと伝わり難い部分はあると思っています。ただし、それだけの気持ちで戦っていることはファンに伝わるはずです。と同時に、マイク・ブラウンの存在は大きいかと思います。ユニファイド・ルールとは違うRIZINルールを、堀口恭司選手と戦ってきたことで熟知しています。

「その通りだ。シカゴからフロリダに移り、ATTで練習するようになってからキョージとマイク・ブラウンからRIZINのことを聞いてきた。その時から俺はRIZINを意識していたんだ。ようやくRIZINで戦うことができるようになり、マイクの存在はとても大きい。もちろん、キョージの存在もね。

頭でRIZINルールを分かったつもりでいても、やはり体はそこまで慣れ切っていない。でも経験に勝る学習はない。それが、あのサトーの蹴りだった。サッカーボールキックが許されているのは、最高なことだ。ただし、本当に経験を伴ってルールを理解できていないと、この間の俺のようになる。そして俺もチームも、あの顔面蹴りは最高の経験になったという理解でいる。ここから前に進むために、あんなミスは2度としない。

あの蹴りがあるリスク、スタンドの打撃戦のリスク。この2つのリスクをおかすことで、俺はアドバンテージを得ることができるんだ。RIZINルールはSNSでも発信しているけど、最高のルールだ。疑いようがない。最もピュアな戦いができる。他の大会で戦っているファイター、UFCファイターも誰も文句は言えない。

俺たちRIZINでは2人の男がケージで、ノールールで戦うからファッ〇ン・ベターファイターが分かる。他の団体で戦っていると、そんなことは言えない。それだけルールが存在しているから。なぜ、ファイトにあれだけの数のファッ〇ン・ルールが存在するのか理解できない。RIZINこそ、純然たるファイトだ。蹴って、殴って、踏みつける。思うようにファッ〇ンな攻めができる。それが、本物のファイトなんだ」

――そのピュアなルールがあるからこそ、ダニーの両ヒザをついたダブルレッグ・テイクダウンは大きなリスクが生じる攻撃となります。従来のダブルレッグにしても、切られた後のことを考えるとユニファイド・ルールとRIZINルールでは距離が違ってくるかと。

「あのヒザをつくダブルレッグは、俺のスピードとパワーがあるから有効になる。だからカレッジ・レスリング時代からよく使っていた。ユニファイド・ルールでは、多少の距離の違いは気にせずに使うことができた。明らかに遠い距離からダブルレッグを仕掛けることが可能だ。クリーン・テイクダウンを取れなくても、スクランブルゲームに持ち込める。相手の足に、頭が届けば俺のゲームだ。

ただし、RIZINルールではアジャストが絶対的に必要になってくる。タイミングが合っていないと危険になることは間違いない。相手との距離が近い状態以外では、あのヒザをつけたダブルレッグは狙えない。加えて、頭の位置だ。相手の攻撃の延長戦上に、頭を置いてはならない。

やや近めの距離、頭の位置を修正すれば、RIZINルールでも使える。そのために実戦経験が必要になってくるんだ。俺もRIZINで2試合戦った。サトー戦の経験もある。もうミスはおかさない。そしてルールが体に馴染んだことが、有利に働く。RIZINで2連勝して、次はナオキ・イノウエというクソッたれと戦う。俺のダブルレッグがどうなっているのか、見てほしい」

俺はRIZINバンタム級のベルトを83回防衛する

――楽しみにしています。ダブルレッグのレンジが変われば、打撃の距離が変わることも含めて。

「俺の打撃は、毎試合進化している。それでも打撃が、グラップリングと同レベルにきたとは言えない。でも、RIZINバンタム級では誰にも負けないレベルに達している。きっと世界の五指に入るだろう。俺は自分のことをグラップラーだとは思っていない。俺はMMAファイターだ。俺が打撃でKO勝ちがないのは、打撃よりグラップリングが優れているからに過ぎない。

でもナオキ・イノウエには大きな一発を顔でも腹でも、ぶっこんでやろうかと思っている。スネでアイツの鼻を破壊してやるよ。立ち技でも、寝技でも俺の方がヤツより優れたファイターだ。テイクダウンがあるなかで、打撃は変わってくる。テイクダウン有りという状況下で俺の打撃は、ワールド・トップクラスだ。

そういう一面をさいたまスーパーアリーナで見せつけてやろうと思うけど、俺は超完成度の高いウェルラウンダーだからな。これから絶頂期に向かって、誰も俺を倒すことはできない。大晦日にチャンピオンになれば、ずっと防衛を続ける。ちょっとばかりコンディショニングが良くて、動き続けることができるからってマラブ・デヴァリシビリが最強だとか言われているけど、全く同意できない。何なら、RIZINに来れば良い。俺とマラブの試合が、最高だなんていうヤツは、全く見当違いだ。俺はアイツをスマッシュできる。俺に勝てるヤツは誰もいない。俺はRIZINバンタム級のベルトを83回防衛するからな。とにかく俺がどんなチャンピオンになるか、しっかりとチェックし続けてくれ」

――ところで堀口選手が、RIZINのマットはスリッピーでステップを使えなかったと言っていましたが、米国のケージで戦ってきたダニーは、テイクダウンを仕掛ける時に滑ると感じることはありますか。

「俺は滑ると感じたことはない。ただ、俺とキョージはスタイルが違う。キョージは足さばきがより重要なファイターだ。仮にRIZINのマットがスリッピーだったとしても、俺には影響はない。とにかく俺とキョージは全く違うタイプのファイターだから。

それよりもロープの使い方の方が、重要になってくる。ロープの方が俺は戦いやすい。クリンチでも腕を背中に回すことができて、挟みやすいんだ。それが俺にとって、RIZINのリングが戦いやすい1つの要因になっている」

皆から良い人間だと言われるようなヤツは、MMAでは俺のようにタフにはなれない

――では先ほどから少し名前は出てきていましたが、改めて井上直樹選手の印象を教えてください。

「最低のファイターだ。アイツが凄く良いヤツだとか、打撃が優れているとか、スピードがあるとか一切耳にしたくない。アイツがレンジコントロールに長けているなんて、全然思わない。俺の方が背が高くて、速い。だからアイツは自分のレンジでは戦えない。

あのいつも使っているジャブは、俺には通用しない。アイツのワンツーが速く見えるのは、これまで戦ってきた相手がスローだからだ。インローが強い? そんなわけがない。俺は何もヤツを軽視しているわけじゃない。しっかりとアイツを研究し、トレーニングを積んできた結果、こうやって口にすることが全てなんだ。

アイツのゲームをさせないためにも、プレッシャーを掛け続ける。言われているほど良いファイターじゃない。俺との試合で、ヤツが自分の技術を見直す必要があると気付くことになる。いくつかの技術は優れているだろうけど、俺には分からない。まぁ、そこそこはやるのだろうな。アイツはチャンピオンだけど、俺のレベルではない。

打撃寄りのファイターだから、俺と寝技をやり合うことはできない。打撃でも蹴りは大して使わず、ジャブとフットワーク重視の試合をしようとしてくるはずだ。でも俺には通じない。俺がKO、もしくは一本を極める」

――井上直樹選手は日本で最もポテンシャルの高い選手だと思います。ただし、その力をすべて試合で出し切れていないという印象もあります。

「つまりヤツは心が弱いということだ。それは試合を見ていても分かる。同時に俺たちは同じ言葉を話すわけじゃいけど、自信を持っていることも伝わってくる。人間として俺とヤツは違うタイプだろう。対極にあるといっても言い過ぎじゃない。だからこそ、試合はエキサイティングになり、皆が楽しめるよう期待している。

ナオキ・イノウエはハートで戦うファイターではないし、タフガイでもない。皆から良い人間だと言われるようなヤツは、MMAでは俺のようにタフにはなれない。アイツは口数も少ないし、トラッシュトークもしない。でも、俺は違う。アイツが乗ってこなくても、トラッシュを続ける。その環境はアイツにとって、快適ではないからだ。俺はもう既にアイツのボディ、マインドに影響を与えているんだよ。

MMAにイージーファイトはない。でも、アイツとの試合はイージーになるだろう。いくら君がナオキ・イノウエは才能があるファイターだといっても、その欠片も試合では見せることができない。いくら才能や可能性があろうが、その力を発揮することができない大晦日になるよ」

冗談ではく、俺はナオキ・イノウエが嫌いだ

――バッドガイを貫いているダニーですが、試合後の会見などを通して日本のファンは好人物だと見抜いています。とはいえリングの上とリングの下では完全に頭のチャンネルが違うというか、変身と表現して良いほど二面性があります。実のところ、試合前にはナイスガイにならないことを意識しているのでしょうか。

「このMMAというクレイジーなゲームを、本当にシリアスに捉えているんだ。ナオキ・イノウエはニュー・イヤー・イブに俺の夢や目標を奪いに来る相手だ。ファミリーから離れ、このクレイジーなスポーツで成功するために色々なモノを犠牲にして生きてきた。そして今、俺はRIZINのベルトを手にするために全てを掛けている。その俺の前に立ち塞がって夢を潰し、奪い、俺を殺すかもしれないヤツだ。どうすれば、そんなヤツのことを良いヤツだと思い、好きになれる?

俺は家族、友達、チームメイトに対しては良い人間でありたい。そういう人間のはずだ。皆のことを愛している。いつだって、こうやってインタビューで君と話すことも光栄に思っている。でも俺がチャンピオンになる邪魔をする敵に対して、そうなる必要はない。対戦相手にとっては、最悪に嫌な奴になる。

これは冗談ではく、俺はナオキ・イノウエが嫌いだ。アンドー(安藤達也)、フクダ(福田龍彌)、ヤン(ジヨン)、全ての奴らを嫌っている。心の底から嫌いだ。俺の往く道を遮るような奴らは、全てぶちのめす。

それだけ掛け金は高い。リングの上ではどんなに悪く見られても構わない。そういう態度でないと、大嫌いな奴らと戦えない。それが本当の俺の姿だから。リングに上がるには、スイッチを入れないと。アイツらを蹂躙し、支配し、仕留めるためには」

――全力でタイトル奪取に向かうダニーの姿勢なのですね。ところで今回は女子スーパーアトム級からライト級までタイトルマッチが並びます。このタイトル戦が、2026年のバンタム級の行方に影響を及ぼすかと。そういう部分で、今回のタイトル戦でどのような試合を見せたいと思っていますか。

「MMAとして最高傑作を見せる。ニュー・イヤー・イブ・ショーはRIZINにとっても特別な大会になる。最高のショーにして、ベルトを獲る。俺はアイツをフィニッシュする。どの局面でも俺の方が上だ。ファンの皆は、バンタム級はいつだって最高の戦いになると期待してもらって構わない。俺がバンタム級で戦っているのだから。

ダニー・サバテロが、この階級を引っ張っていく。RIZINバンタム級は、底が見えないほど奥深い階級だ。五輪メダリストでさえ、トップに浮上できない。他にも本当に優秀なファイターが揃っているが、誰も成功を収めることはできないだろう。ここには、俺がいるからな。

RIZINバンタム級はエリート軍団で、技術的にも最高レベルにある。でも、そこを制するのは俺だ。全員を蹴散らす。まずは大晦日に、その第一歩を見てもらう。ナオキ・イノウエが最初の一人だ。アイツのあとは、俺の前に立ちふさがる奴らを一人ずつ血祭に上げていく。

ミクル・アサクラはマッシブ・スターだと知っている。シェイドゥラエフも勢い乗る大物だ。そんなことは分かっている。でも12月31日、最も興味深いファイトは俺とイノウエの試合だ。RIZINで戦うようになって日も浅いけど、この大晦日から俺が本格的にRIZINの中心になる。リング上だけでなく、リングの外も注目してほしい。

RIZINは他の団体とも交流ができるだろ? RIZIN内、他のプロモーション、誰が俺よりエキサイティングなMMAを見せることができる? 誰が俺よりも、ファンの支持を得ることができる? RIZINでは誰も、俺のような存在にはなれない。まずは大晦日にナオキ・イノウエをボコボコにする」

■視聴方法(予定)
12月31日(水)
午後12時~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN Y.E.S.P.Festival対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
[挑戦者] 朝倉未来(日本)

<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
[挑戦者] イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)

<RIZINフライ級王座決定戦/5分3R>
扇久保博正(日本)
元谷友貴(日本)

<RIZINバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 井上直樹(日本)
[挑戦者] ダニー・サバテロ(米国)

<RIZIN女子スーパーアトム級選手権試合/5分3R>
[王者] 伊澤星花(日本)
[挑戦者] RENA(日本)

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌(日本)
安藤達也(日本)

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる(日本)
秋元強真(日本)

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)
久保優太(日本)

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
ヒロヤ(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈冶(日本)
ホセ・トーレス(米国)

<フライ級/5分3R>
篠塚辰樹(日本)
冨澤大智(日本)

<73キロ契約/5分3R>
雑賀“ヤン坊”達也(日本)
“ブラックパンサー”ベイノア(米国)

<バンタム級/5分3R>
芦澤竜誠(日本)
ジョリー(日本)

<RIZIN甲子園決勝フライ級/5分2R>
須田雄律(日本)
ヤマザト・エンゾ・マサミ(ブラジル)

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