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【PFL WT2025#10】お見事! 上中下に蹴りを散らすエドワーズがロスタを左ハイでKOし、ミドル級WTを制す

【写真】蹴りを散らす作戦がドンピシャでハマッた。最後は見事すぎる一撃に(C)PFL

<PFL WTミドル級決勝/5分5R>
ファビアン・エドワーズ(英国)
Def.3R1分28秒 by KO
ダルトン・ロスタ(米国)

サウスポーのエドワーズに対し、ロスたが前手を伸ばす。エドワーズも右手を伸ばして、左インロー。さらに左前蹴りをボディに突き刺す。ロスタも右ハイを返した。ロスタの右インローに、エドワーズが左ストレートを合わせる。打撃の交錯から組んだロスタの右ヒザ蹴りが、エドワーズの下腹部に入ったため試合は中断。休憩後、エドワーズもすぐ試合再開に応じる。

ロスタの右オーバーハンドの打ち終わりに、エドワーズが左ストレートを伸ばした。ロスタが距離を取って左右に回る。左前蹴りを決めるエドワーズ。ロスタも右ストレートをボディに突き刺す。ボディロックで組んだロスタが尻もちを着かせ、バックに回った。立ち上がったエドワーズが正対する。パンチを振ってからダブルレッグで組み直したロスタがクリーンテイクダウンに成功した。しかしエドワーズもハーフからフックガードへ。そしてレッスルアップでスタンドに戻った。ロスタは右ミドルハイ、エドワーズの左を食らいながらもボディロックで組み、ドライブして初回を終えた。

2R、エドワーズが距離を詰めて左インローを当てる。下がるロスタに対し、蹴りを散らすエドワーズ。ロスタも左フックを返した。エドワーズが左ボディストレートを突き刺すが、左前蹴りは裁かれてしまう。一気に距離を詰めたロスタに、右フックのカウンターを決めるエドワーズ。しかしロスタも右を当てて、下がるエドワーズを追う。ケージを背にしたエドワーズに、ロスタがシングルレッグで組みついた。エドワーズが左腕を差し上げ、体勢を入れ替える。すぐに押し返すロスタ。差し合いを続けながらケージ際から離れた両者だが、ロスタが押し込んでいく。

返されたロスタは、エドワーズが離れると左右フックを振るう。エドワーズも左ヒジを返す。ケージに押し込まれたエドワーズは離れて、ロスタの右ストレートに左ヒジを被せる。ロスタはシングルレッグからダブルレッグに切り替えてグラウンドへ。立ち上がるエドワーズのバックに回り、正対するエドワーズをダブルレッグで押し続ける。エドワーズも回って左ヒザを突き上げた。

3R、エドワーズが左ハイ、右ロー、右関節蹴りを散らしていく。ロスタは右に回る。エドワーズは左ボディストレート。さらに左ボディから組んだエドワーズは、離れるロスタに左ヒジを繰り出した。エドワーズの左インローを受けたロスタの左ヒザが赤く腫れている。下がるロスタに対し、エドワーズがフェイントから左ハイ一閃。この一撃を受けてロスタは仰向けに倒れ、エドワーズがKO勝ち=2025年ワールドトーナメントのミドル級優勝となった。


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