【LFA227】計量終了 上久保&ムリシャ、ともにパス。両陣営コーチと解説メレンデスの見立て
【写真】余裕の表情の上久保と、感情を露わにしたムリシャ。対照的な計量だった(C)MMAPLANET
27日(金・現地時間)にカリフォルニア州ベンチュラのベンチュラ・カントリー・イベント・センターで開催されるLFA227の本計量が、26日(木・同)に同地クラウンプラザで行われた。
Text by Manabu Takashima
現地時間の午前10時から始まった計量では、まずメインで対戦する上久保周哉とハファエル・ムリシャ・ド・ナシメントがステージに上がり、それぞれ135.4ポンドと136ポンドでパスした。
上久保はバスタブがないと聞かされていたホテルにバスタブがあったこと、前夜に1時間ほど水抜きをしただけでリミットまでほぼ落ちており、残りは睡眠中の代謝で落とし問題なく計量を終えた。一方のムリシャは計量前の様子でも疲弊した様子が見られたが、パスと同時に大声で張り上げ第一段階を乗り越えていた。
そのムリシャを見て、上久保は「明日はだいぶ戻してきそうですね。でも、バンタム級で僕より小さな相手と戦うことはまずないので」と大幅なリカバリーも想定内の様子だった。
一旦、ホテルの自室に戻ったファイター達。午後からメインカード出場ファイターは実況スタッフによる事前インタビューが行われ、現地時間午後6時からの公開計量。これで公式スケジュールを終え。明日の試合を待つばかりとなる。まず公開計量で、ムリシャがどれほど体が戻っているのかは、気になるところだ。
そんな上久保×ムリシャ戦に向け、両陣営のコーチと解説を務めるギルバート・メレンデスに話を訊いた。
「シューヤの動きを見れば、彼の心も理解できる」(チャド・ジョージ)
チャド・ジョージ
「ムリシャはデンジャラスでアグレッシブなファイターだ。グラウンドが強いが、ウェルラウンダーだよ。彼の柔術はオールドスクールと言われることがあるけど、つまりは常にフィニッシュを狙うということだ。彼はスポーツをしているのではなく、どこかを掴むとフィニッシュを狙う。
シューヤは本当に組み技を理解している選手だよ。マーシャルアーチストとして彼の試合を見るのが大好きだ。シューヤの動きを見れば、彼の心も理解できる。彼は体の全てを駆使して、相手をコントロールする。彼らの試合は、とても素晴らしいマーシャルアーツになるだろう。
ただし、ムリシャのコーチとして彼は世界のバンタム級でベストの1人だと断言できる。グラウンドでもスタンドでもね。このファイトキャンプで、さらに成長している。彼がこの試合で勝つことに関して、絶対の自信を持っている。でもMMAだ。僕らは全てを用意してきたけど、どちらも勝つ可能性がある。シューヤもムリシャの動きを十分に理解して、対策を練ってきたはずだ。果たして、それが役に立つのか。試合が始まれば、明らかになるだろう」
「しっかりと柔術を叩きこまれていてマインドセットもそっちに寄っている」(磯野元)
磯野元
「ムリシャはクラシカルなブラジリアン柔術が、物凄くしっかりしている選手だと思います。特にグラウンドになった時の攻め方とか、一瞬で取るタイミングとかが最近のMMAファイターっぽくなく、しっかりと柔術を叩きこまれていてマインドセットもそっちに寄っている選手に見えます。
ただ打撃も勢いがあるし、マチダ空手というより構えなんかもブラジル式ムエタイのようなクラウチングで、思い切りパンチを振り回す選手かと思います。
かなり大きな選手なので、バンタム級の体を創るのにどれぐらい体が消耗しているのか。しっかりと時間をかけて丁寧に創っているのであれば、上久保君の得意な展開になっても3R戦い抜けるスタミナもあるでしょう。丁寧に創ることができていないのであれば、ミスをすることで上久保君がタップを取ることもできるかと思います」
「打撃のあるコンバットで、彼らは極めることができる」(ギルバート・メレンデス)
ギルバート・メレンデス
「MMAにおける最高のグラップリングが見られる試合になるだろう。シューヤとムリシャともに、サブミッションのエキスパートだ。グラップリングのワールドチャンピオンでも、ファイトで極めるのはまた違う。打撃のあるコンバットで、彼らは極めることができる。
シューヤはテイクダウン狙いに特化した動きをしてくるので、ムリシャはそこで打撃を見せようとするだろう。当然MMAだから打撃も頭にいれないといけないけど、僕は彼らにグラップリングのぶつかり合いを期待している。この試合が判定になることはない。サブミッションだろうがKOだろうが、フィニッシュ決着なるに違いない。2人ともフィニッシャーだからね。凄く楽しみな試合だ」
■視聴方法(予定)
2月28日(土・日本時間)
メインカード午前11時00分~LFA Fight Network
■ LFA227メイン対戦カード
<バンタム級/5分3R>
ハファエル・ド・ナシメント(ブラジル)
上久保周哉(日本)
<バンタム級/5分3R>
アーノルド・ヒメネス(米国)
アラン・ベゴッソ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
テオ・ヘイグ(米国)
ランス・ライト(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
シーラー・ラッド(米国)
アイザイア・ピンソン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
マリアナ・ピッシオ(ブラジル)
ゾーイ・ノウィッキ(米国)
















