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【Road to UFC S05 OR#02】「キルギスの女として強さを見せたい」万智と対戦、アネリャ・トクドゴノワ

【写真】戦士と言われると、戦士に見えてくるから不思議 (C)MMAPLANET

29日(金・現地時間)にマカオはコタイのギャラクシー・アリーナでRoad to UFC S05 Opening Round DAY2が開催される。同大会ではフライ級と共に女子ストロー級トーナメント準々決勝が4試合組まれ、キルギスのアネリャ・トクドゴノワが万智と戦う。
Text by Manabu Takashima

3月31日のシーズン05出場選手発表の際、女子ストロー級はファリダ・アブドゥエヴァの対戦相手が未定で、8人の枠全てが埋まっていなかった。その後、アブドゥエヴァと同じキルギス人ファイターのトクドゴノワの出場が決まり、1回戦からキルギスの同朋対決をマッチアップすることは避けられ、一部対戦カードがシャッフルされた。

1カ月前にRoad to UFC出場が決まったトクドゴノワにインタビューを試みると、キルギスでは男女問わず戦士の精神がその根底あることが分かった。


――最初に名前の発音を教えていただけないでしょうか。

「アネリャ。そしてトクドゴノワね」

――アネリャですね。ではアネリャ、Road to UFC女子ストロー級は最初の発表の段階で7人しか参加選手が発表されておらず、残りの1人が決まっていませんでした。そこにアネリャが加わり、対戦カードも一部シャッフルされました。いつ頃、オファーはあったのでしょうか。

「話が来たのは1カ月前ぐらいで。これは一生に一度のチャンスだと思って、すぐに了承したわ。凄くエキサイトしたのと同時に、私の力をしっかりと証明したいと思ったの。そして、コーチでもある父とすぐにRoad to UFCに向けて練習を始めたわ」

――日本やアジアのMMAを席巻しているキルギス勢ですが、そうなる以前に現地取材を行った時に「キルギスの男にとって、喧嘩は文化」ということを格闘技関係者が話してくれました。それはキルギスの女性にも、共通しているのでしょうか。

「男の人とは違って、喧嘩が文化ということはキルギスの女性には当てはまらないわ。凄く少ない。極々、稀にあるぐらいで。キルギスの男と違って、キルギスの女は頻繁にストリートで喧嘩をするようなことはないけど、心の中にはウォリアーの精神を持っているわ。ヴァレンチーナ・シェフチェンコを見ても分かるように。

キルギスでは男女とも戦士の文化が、根底にある。ただ私の場合はさっきも言ったように父がコーチで、『リングやケージ以外で、絶対に格闘技の技術を使うな』と言われてきたの。だから、私はストリートで喧嘩をしたことは一度もないわ」

――戦士の文化を持つキルギスで生まれ育ったアネリャにとって、ヴァレンチーナとアントニーナのシェフチェンコ姉妹とはどのような存在なのでしょうか。

「彼女たち2人は、キルギスを代表する存在で。いつも尊敬していたし、私もキルギスの女として強さをしっかり見せたいと試合の時は思っている」

――そんなアネリャが、MMAを始めた理由は?

「14歳の時(※今は20歳)、ちょっと体重が増えてきて。その時、父が私をエレーナ・シェフチェンコが指導するムエタイ・ジムに連れて行ったの」

――エレーナ・シェフチェンコ……ひょっとして……。

「そう、ヴァレンチーナのお母さん。彼女はキルギス・ムエタイ協会のヘッドコーチで。私の最初のコーチは、エレーナだったの(笑)」

――ダイエットのための練習をヴァレンチーナ・シェフチェンコのお母さんが指導する……。確かに戦士の文化が根底にある国ですね(笑)。

「アハハハ」

――健康のためでなく、プロとして戦うことを決めたのは?

「16歳になったある日、父とエレーナに呼ばれて。2人から『プロを目指そう』と言われたの。ムエタイではなくて、MMAの。私はムエタイがベースだけど、プロでムエタイの試合を戦ったことはなくて。試合はMMAだけなの」

――それから4年後にはUFCとの契約が懸かったトーナメントを戦うと。では、3日後に戦う万智選手の印象を教えてください。

「彼女は優れたグラップラーだし、良い打撃も持っている。全局面で戦えるファイターだと思う。決して、彼女のことを軽く考えることはないわ。そして、大きく見過ぎることもない。フラットに見て、打撃もグラップリングも、そしてレスリングも私の方が上。MMAとして全ての局面で、私の方が彼女より優れている」

――では金曜日の夜には、どのような試合をファンに見せたいと考えていますか。

「オクタゴンのなかで、勝利を手にするために私は必要なことをやるだけで。それができるよう対策もしっかりと父と立ててきたわ。私がずっと追いかけてきたシェフチェンコ姉妹のように、キルギス戦士のファイティング・スピリットをオクタゴンのなかで見せたい。絶対に皆をガッカリさせないよう、勝利を手にするために全力で戦うことを約束するわ」

――では最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「今回は日本のマチ・フクダと戦うけど、私は彼女のことを尊敬しているし、日本の文化を尊敬している。日本のことが大好きで。日本には侍精神……武士道の文化があるでしょ、私たちのキルギス戦士の精神と同じように。それと桜が本当に綺麗で、いつの日か桜を見に日本を訪れたいと思っているわ」

■視聴方法(予定)
6月29日(金・日本時間)
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

■Road to UFC S05 OR Day2計量結果

<女子ストロー級/5分3R>
シー・ミン: 115ポンド(52.16キロ)
プジャ・トマール: 115.5ポンド(52.38キロ)

<Road to UFC S04フライ級決勝/5分3R>
イン・シュアイ: 125ポンド(56.7キロ)
ナムスライ・バットバヤル: 126ポンド(57.15キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
亮我: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジョセフ・アルシネーゼ: 125ポンド(56.7キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鈴木崇矢: 125ポンド(56.7キロ)
オトゴンバートル・ボルドバート: 125ポンド(56.7キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
エロス・バルヤット: 125ポンド(56.7キロ)
内田タケル: 125ポンド(56.7キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ: 126ポンド(57.15キロ)
小田魁斗: 125.5ポンド(56.92キロ)

<Road to UFC女子ストロー級準々決勝/5分3R>
ファリダ・アブドゥエヴァ: 116ポンド(52.62キロ)
フン・シャオカン: 116ポンド(52.62キロ)

<Road to UFC女子ストロー級準々決勝/5分3R>
モン・ボー: 115.5ポンド(52.38キロ)
松田亜莉紗: 115.5ポンド(52.38キロ)

<Road to UFC女子ストロー級準々決勝/5分3R>
万智: 115ポンド(52.16キロ)
アネリャ・トクドゴノワ: 115ポンド(52.16キロ)

<Road to UFC女子ストロー級準々決勝/5分3R>
ドン・フアシャン: 115.5ポンド(52.38キロ)
パク・ボヒョン: 114ポンド(51.7キロ)

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