【RISE200】ジラリー・キャルービーとISKA世界王座戦、花岡竜「自分は試合をすればするほど成長する」
【写真】記念大会のメインを任された花岡。本人の宣言通り、55キロ戦線の主役になるか?(C))RISE/CHIYO YAMAMOTO
12日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるRISE200。RISEのナンバーシリーズとして200回記念大会となる今大会のメインイベントではISKA ユニファイドルール 世界バンタム級(55キロ)王座決定戦で花岡竜がジラリー・キャルービーと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
第3代RISEスーパーフライ級(53キロ)王者の花岡は昨年末にバンタム級(55キロ)契約で鈴木真彦と対戦。持ち前の巧みなテクニックで鈴木を翻弄し、見事に判定勝利を収めた。その後は救急救命士としての仕事を始めたこともあり、しばらく試合間隔が空く形となったが、今大会で約7カ月ぶりの復帰を果たす。
この間に花岡は保持していたスーパーフライ級王座を返上し、本格的にバンタム級への転向を表明。今回のISKA王座戦は年内に計画されている世界トーナメントへのステップとなる試合とも言える。強豪揃いの55キロ戦線の主役になるべく、新たな階級での戦いに臨む花岡に話を訊いた。
――昨年12月以来、約7カ月ぶりの試合が迫ってきました。試合に向けた仕上がりはいかがですか。
「減量がいつもに比べてキツい感じはしますけど、いつも通りしっかり仕上げています」
──花岡選手は今年4月から救急救命士の仕事を始めて、生活のリズムそのものが変わったと思います。もうそれには慣れてきましたか。
「4月から仕事が始まって、4月・5月は仕事や生活のリズムに慣れるまで大変だったんですけど、もう2~3カ月経っているので練習のリズムも掴めて、体も慣れてきたので、そんなにしんどくないかなって感じです」
──そういう中で花岡選手自身、練習面で取り組んできたことや何かチャレンジしてきたことはありますか。
「55キロで鈴木真彦選手とやってから、もう一回り体を大きくしないといけないなと思ったので、フィジカルとかは結構やってきましたね」
──試合を見ている側からすると、そこまで感じなかったのですが、花岡選手としてはフィジカル差を感じたのですか。
「試合をやっている時には感じなかったんですけど、あとで映像を見直すと1Rに結構ふっ飛ばされていたり、ところどころでそういうシーンがあったんですよ。真彦選手もデカい方ではあるんですけど、55キロでも当たり負けしないように、身体を大きくした方がいいかなと感じました」
──改めてですが、53キロから55キロに階級を上げたのは魅力的な対戦相手が多いからですか。
「53キロでは大﨑一貴選手しかいない状態で、一貴選手が世界タイトルを持っていることもあって、そう簡単には試合ができないじゃないですか。それで53キロの下で燻っているよりは55キロに上げた方がいいなと。53キロは体重的にもしんどかったし、55キロにはやりたい選手がいっぱいいたんで、それで上げた感じですね」
──55キロでは2度目の試合となりますが、特に違和感はないですか。
「前回もそうなんですけど53キロ時代と感覚は変わらなくて、相手が少し大きくなったぐらいで、本当に何も変わらないですね。なんならパワーは上がっていると思うので、これまで以上にパワーが増した、今までのスタイル+パワーが乗った感じになるかなと思います」
──対戦相手のキャルービーにはどんな印象を持っていますか。
「印象はとにかく大きいというか、手足が長くてデカい選手って感じですかね。今回ISKAの世界タイトルの話をもらって、K-1ルールだと思っていたら3分5Rのユニファイドルールで、ジラリーは首相撲も強いのでやりづらそうな相手だなと(苦笑)。自分自身、今まであんまり大きな選手とやることがなくて、ジラリーはデカい選手+サウスポーなんですけど、色々と対策を練って攻略法は考えているので、試合をしてこれでいけるかなというのを確かめる感じだと思います」
──キャルービーは大﨑兄弟とも対戦して2人も手こずった印象が残りました。自分だったらきっちり攻略できるという手応えはありますか。
「大﨑選手たちは前に出てガンガン倒しに行くんで、そうなると逆に倒せなかったりするんですよ。自分はあの2人よりスピードがあるし、前に出るだけじゃなくあえて引いたりもできるんで、そういう部分では大﨑選手たちとは違った意味で倒せるタイミングがあるんじゃないかと思っています」
──花岡選手はそういった前に出る・引くといった攻防の駆け引きは得意ですか。
「そうですね。自分は“待ち”なわけではないんですけど、攻めながら相手に攻撃を出させて、そこに合わせられるタイプなんです。強引に攻めて流れを作るだけではないので、そういう意味でのカウンターは得意ですね」
──昔からそういった動きが得意だったのですか。
「いや、決して得意だったわけではないですね。むしろそういうことは考えずにずっとやってきて、RISEに出るようになって、前に出てパンチで攻める感じにシフトしてやっていたんですけど、それで2回目の政所(仁)戦で前のめりになりすぎたところに飛びヒザをもらってKO負けしちゃったんですよ。それからディフェンスを磨くようになって、今のファイトスタイルが出来ていった感じですね」
──今回の試合でキャルービー相手に花岡選手がどんな結果を残すかで、55キロの立ち位置が明確になると思います。どんな試合を見せたいですか。
「みんな判定決着を予想していると思うので、僕が倒して勝って『55キロの花岡竜は倒せる技があるのか!』と思わせたいですね」
──そういったことも含めて55キロで試合をしていくことにワクワクしていますか。
「年末に真彦選手に勝って、ランキング的には上に大森(隆之介)選手しかいない状況ですけど(ランキングで)下の選手たちを見ても曲者や強者が多いので、いろんな選手とやってみたいですね」
──花岡選手のファイトスタイル的にも色んな選手と戦うことで引き出しが増えそうですね。
「そうですね。自分は試合をすればするほど成長するタイプで、相手の技も吸収できるので、試合をすればするほど大﨑孔稀・志朗選手に勝てる選手になっていくんじゃないかなと思います」
──今回RISEのナンバーシリーズ200回という記念大会のメインイベントを務めることになりました。それについてどんな想いがありますか。
「100回大会の(那須川)天心のデビュー戦も見ていたし、まさか自分が200回記念でメインをやることになるとは思っていなかったし、選手としてここまで来れたというのが嬉しいですね。その分、しっかり試合は決めないとなという気持ちもありますね」
──今RISEでは各階級で様々なテーマの試合が続いていますが、55キロでは年内にトーナメント開催の話もあります。自分が55キロの中心になって、55キロを盛り上げたいという想いはありますか。
「自分が55キロの主役になりたいですし、55キロで主役を取ればRISEの主役にもなっていけると思うので、55キロを盛り上げて、今回のようなvs世界の試合だったり、どんどん上を見ていきたいですね」
■視聴方法(予定)
7月12日(日)
午後5時~ ABEMA
<ISKAユニファイドルール世界バンタム級(55キロ)王座決定戦/3分5R>
花岡竜(日本)
ジラリー・キャルービー(フランス)
<フェザー級(57.5キロ)/3分3R+ExR>
梅井泰成(日本)
中嶋愛樹斗(日本)
<ライト級(62.5キロ)/3分3R+ExR>
チャンヒョン・リー(韓国)
GUMP(日本)
<ウェルター級(67.5キロ)/3分3R+ExR>
KENTA(日本)
和田哲平(日本)
<ミドル級(70キロ)/3分3R>
森田崇文(日本)
本野有哉(日本)
<フライ級(51.5キロ)/3分3R+ExR>
ブラックシーサー颯太朗(日本)
正木翔夢(日本)
<フェザー級(57.5キロ)/3分3R+ExR>
指田烈(日本)
神太(日本)
<ライト級(62.5キロ)/3分3R>
原口アンドレイ(日本)
雅志(日本)
<フライ級(51.5キロ)/3分3R>
谷田貝海吏(日本)
王希(日本)
<RISE VOA特別提供試合/64キロ契約/1分30秒2R>
清水秀仁(日本)
帝王(日本)
<アマチュアRISE Nova特別提供試合/Aクラス・53キロ/2分2R>
相田竜三(日本)
宮本晴弥(日本)


















