【Road to UFC S05 OR#02】修斗暫定世界王者から世界(UFC)へ。パク・ボヒョン「覚悟を決めて」
【写真】少年のようなパク・ボヒョン。純粋にMMAを戦い続け、ここまで来た (C)MMAPLANET
28日(木・現地時間)と29日(金・同)にマカオはコタイのギャラクシー・アリーナで開催されるRoad to UFC S05 Opening Round。準々決勝ラウンド2日目に実施される女子ストロー級トーナメントに修斗暫定世界女子ストロー級王者パク・ボヒョンが出場し、ドン・フアシャンと相対する。
Text by Manabu Takashima
格闘代理戦争、Double GFC、Combate Global、そして修斗と道なき道を歩んできたパク・ボヒョンがRoad to UFCに辿り着いた。アトム級という階級と、大きなケガ。競合の絶対数は少ないかもしれないが、チャンスの数も男子より限られている女子MMAファイターに、世界最高へのチケットが懸かった勝負を前にして『これまで』を語ってもらった。
そんなことをしてまでRoad to UFCに行きたいとは思っていないです
――パク・ボヒョン選手、1カ月後にRoad to UFC出場が決まっています(※取材は4月28日に行われた)。今、どのような気持ちですか。
「凄く大きなチャンスが巡ってきたので、絶対的に負けたくないです。でも試合のことを考えると、ワクワクとドキドキが半分ずつぐらいです」
――ボヒョン選手と日本の格闘技界の繋がりは、2018年に格闘代理戦争シーズン03に出場した時からでした。あの頃はMMAファイターとしてどのような目標を持っていたのでしょうか。
「まだMMAを始めたばかりで、明確な目標はなくて。どこの大会でも構わないから、チャンピオンになりたいというぐらいでした」
――その後、コロナ禍のK-MMA界においてキャリア5戦目でDouble CFCのアトム級王者になり、Combate Globalに戦いの場を求めました。世界を意識しても、アトム級は本当に試合が組まれているプロモーションが限られます。当時からストロー級転向を模索していたのでしょうか。
「Combateで戦ったのは、韓国国内には対戦相手がいなくなったからです。なので海外に出て、アトム級のあるCombateでチャンピオンを目指そうと思いました。そうすればMMAファイターとして、何とやっていけるのではないかと思って。
そうしたらCombateの試合で腕十字を持ち上げようとして、ヒジの軟骨を負傷し、靭帯が切れてしまいました。手術が必要となり、1年ほど格闘技の練習は全くできなかったです。その間に体が大きくなって、そこから筋肉もつきました。ただ無理をすればアトム級まで落ちないことはなくて。実際に復帰戦もRING Championshipで、古賀愛蘭選手とアトム級で組まれました。でも減量幅が増えて、試合中も全く力が入らないような感じで、もうアトム級で戦うことは無理だと思いました。そしてストロー級に階級を上げることを決めたんです。ストロー級の方が、自分では全然動けていると感じました」
――それから修斗で戦うようになったのですが、実はアトム級の選手をスーパーアトム級チャンピオン渡辺彩華選手の復帰戦にアンダードッグとして用意したと思っていました。ところが試合が始まると、右を当て続けて完勝。凄く驚かされました。
「自分でもパンチ力が、古賀選手との試合とは全く違うように感じました。何より打ち合いに応じてくれた渡辺選手が、凄く凄く殴り甲斐がある相手でした。渡辺選手が付き合ってくれたことで、自分のパフォーマンスも上がったんだと思います」
――その頃にはUFCを目指そうと思うようにはなっていたのでしょうか。
「いえ、まだ全くなかったです。UFCを考えるようになったのは、修斗で暫定ストロー級のベルトを巻いてからです。覚悟を決めて戦っていこうと思いました」
――今年の1月に藤野恵実選手と王座統一戦が予定されていましたが、ケガで欠場しました。あの時、Road to UFCに出場できるかもしれないから、大事を取っておこうという気持ちもありましたか。
「いえ、そんなことをしてまでRoad to UFCに行きたいとは思っていないです。藤野選手に個人的に連絡をして、謝罪もしました」
――自分はUFCやコンテンダーシリーズ、Road to UFCから声が掛かればフィーダーショーのタイトルマッチをうっちゃっても良いだろうと思っています(笑)。
「アハハハハ。そもそも、あの時はRoad to UFCからのオファーはなかったです。マネージメントの方が申し込みはしていたようですが、自分としては藤野選手に勝って、どこでも良いから大きな舞台で戦うチャンスが欲しいと思っていました」
モン・ボー選手は警戒すべき選手だと思います
――結果Road to UFCからオファーがあり、ドン・フアシャンと初戦を戦うことになりました。初戦を突破する自信のほどは?
「60パーセントぐらいは勝てるかと思っています」
――微妙な数字ですね(笑)。他の出場選手で気になる選手はいますか。
「反対の山にいる万智選手、モン・ボー選手は警戒すべき選手だと思います。自分が優勝できないようなら、トーナメントに勝つのはモン・ボー選手ではないかと思います。彼女は大きいですし、打撃にしても凄く技術力があります。その上で経験値も高い選手なので気になります。でも、とにかく初戦に勝つことに集中しています」
――所属するMOBジムにはキム・ソユル選手、そして出稽古のイ・イェジ選手という力のある女子選手と練習しているようですね。
「ハイ。キム・ソユル選手とは互いにプッシュし当たっていますし、普段は冗談ばかり言い合っているような関係です。そしてイ・イェジ選手もそうですし、やはり女子MMAファイターは女子MMAファイターと練習すること。男子選手は女子選手とは全く反応が違うので、女子との練習の方が大切だと思っています。
Road to UFCと契約するために、命を懸けて彼女たちとも練習しているので期待してください」
■視聴方法(予定)
6月29日(金・日本時間)
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT
■Road to UFC S05 OR Day2計量結果
<Road to UFC女子ストロー級準々決勝/5分3R>
ドン・フアシャン: 115.5ポンド(52.38キロ)
パク・ボヒョン: 114ポンド(51.7キロ)[/capti




























