【Bellator255】組みの圧力、テイクダウン&コントロールでララを削った渡辺華奈が北米初戦で判定勝ち
<女子フライ級/5分3R>
渡辺華奈(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アレハンドラ・ララ(コロンビア)
まず左ローから左ストレートを伸ばしたララは、ワンツーで渡辺をケージに追い込む。さらに左ストレートをララが当てるも、渡辺は一瞬にして大外刈りでテイクダウンを奪う。サイドを取った渡辺、ララは足を戻し蹴り上げからスクランブルへ。バックを取った渡辺は、サイドバックでコントロールしサイドを変える。ララは立ち上がって離れると左フック、そして左ミドルへ。蹴り足を取りつつ、クリンチに持ち込んだ渡辺が小外掛けでテイクダウン。と思いきや、すかし気味にバランスをキープしたララが、倒れながら投げに来た渡辺からマウントを取る。
殴られ背中を見せた渡辺は、時間を掛けて立ち上がり前方に落としに掛かる。自ら着地し、スタンドに戻ることを選択したララは、左フックから右をヒットさせる。さらに左と右をコンビで入れるララは組まれるとヒザ蹴りを放って離れる。左ローで姿勢を乱した渡辺が、直接組みに行くもララは反応する。テイクダウンを決めた渡辺だが、初回は打撃でララがリードした。
2R、右を当て組みに行った渡辺が小外掛けへ。切ったララは煽る渡辺にエルボーを入れ、クリンチから逃れる。渡辺もジャブを伸ばし、右から組んで払い腰を決める。そのままサイドで抑えた渡辺に対し、ララは背中を向け前転から足関節を狙う。正対して潰した渡辺がレッグドラックから肩固めへ。足を絡ませていくララは、頭も抜いて下からエルボー。直後にリバーサルを決めて、ハーフで抑える。
渡辺のキムラ狙いからバックに回った渡辺が両足をフックする。残り1分、手首を掴んで防御するララは、体を伸ばされないよう足を絡める。背中を伸ばした渡辺がパンチを連打、前転してエスケープを図るララに腕十字を仕掛けたところで、時間に。渡辺がラウンドを取り返し、さらにかなり削ることに成功した。
最終回、渡辺の右をかわしてバックに回ろうとしたララ。渡辺は即反応して離れると逆に組んでケージへ。大外でテイクダウンを決めた渡辺は、しっかりとトップをキープする。疲れが見えるララが下から鉄槌を放つも、背中をつけた状態が続く。潜ろうとするララを殴る渡辺は、肩固めを狙う。フレームを作って防ぐララだが左に向くことが出来ず、腰を押して一方通行のエビしか動けない。
しっかりと抑え続ける渡辺が、足を抜いてマウントを狙いつつ時間を使う。ララは右腕を差してブリッジも潰され、ついには渡辺が3/4マウントから肩固めへ。ここも極めより、抑えを重視し、立ち上がろうとするララの小手を決めてパンチを入れた渡辺は3Rも取り切った。
と、ジャッジの裁定は割れるが渡辺はスプリット判定勝ちで、北米初戦をしっかりと勝ち切った。