【ROMAN04】小路晃と関根シュレックが無差別級の素手VTで激突。2027年1月に代々木第二大会も決定
【写真】ROMANだからこそ実現した小路とシュレックのVT戦。島田裕二氏が特別レフェリーを務めるのもROMANにしかできない世界観だ(C)TAKUMI NAKAMURA
30日(金)都内にて、3月15日(日)東京都新宿区GENスポーツパレスにて開催されるROMAN04の主要対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura
黒帯柔術家の渡辺直由氏を中心に何でも有り=時間無制限バーリトゥード(R.O.M.A. RULES)、道着MMA(ROMAN COMBAT)、ヒールやスラムが認められた柔術(ROMAN柔術)の3つのルールを基本とし、2024年10月からスタートしたROOTS OF MARTIAL ARTS NETWORKことROMAN。第4回となる今大会では以下の8カードが発表された。
R.O.M.A. RULES=関根秀樹vs小路晃
R.O.M.A. RULES=石川英司vsヨースキストー
ROMAN COMBAT=エリック・メネギンvs竹本啓哉
ROMAN COMBAT=橋本圭右vs渡部修斗
ROMAN柔術=渡慶次幸平vs岡本裕士
ROMAN柔術=須藤拓真vs鍵山士門
ROMAN柔術=藤田大vsパウロ・スリアン
ROMAN柔術=関澤寿和vs西村刀
今大会でROMANらしい、そして注目を集める戦いが“ミスターPRIDE”や“最後の日本男児”と呼ばれ、PRIDEを中心に活躍した小路晃の復活だろう。
小路は2011年4月の三崎和雄戦で現役を退き、地元の富山でラーメン店「つけめん えびすこ」を開店。ラーメン店の経営の傍ら、少年柔道の指導員を務め、統一地方選挙や衆議院議員選挙に立候補するなど、選挙活動を続けていた。
さらに2024年には日本マスターズ柔道協会が主催する「2024日本ベテランズ国際柔道大会」(第18回日本マスターズ柔道大会)に出場し、2025年12月にはガンバレ☆プロレスのリングで勝村周一朗と対戦するなど、格闘家・プロレスラーとしての活動も再開していた。
今回は頭突き・金的も認められた無差別&時間無制限のR.O.M.A. RULESで、シュレックこと関根秀樹と対戦。さらにPRIDEルールディレクターでもあった島田裕二氏が特別レフェリーを務めることも発表された。ここでは小路、関根、島田レフェリーのコメントをお伝えしたい。
小路晃
「私は2011年に一度引退しており、15年が経ちました。引退後は地元富山に戻って経営者となり、政治にも少し足を突っ込んでいます。今子供たちの自殺率が高く、政治家に任せられない、まずは考える大人にならなきゃいけないという思いが内側から湧き上がってました。その中でプロレスをしたりしていく中で、シュレック戦のお話を伺いました。
最初に話を聞いた時は鳥肌が立って、僕もPRIDE時代にマーク・コールマンやイゴール・ボブチャンチン、セーム・シュルトとやってきましたが、シュレック選手の顔を思い浮かべた瞬間も和製マーク・コールマンだなと。この人とぜひ肌を合わせてみたい、勝負してみたいという、内側から突き上げられる気持ちが沸き上がってきました。大変光栄です。
ルールも斬新ですし、金的あり・頭突きありということで、僕もプロデビュー戦で骨法の大原選手と他流試合を戦い、その時に金的あり・頭突きありで戦っていて、その時の記憶が甦ってきました。当時の映像を見たりして、ワクワクドキドキしています。私ももう引退した身なんですが、今回は関根選手が相手だから試合をやりたいと思いました。関根選手となったらもうどうなってもいいというくらい、このルールが本当初期のUFCやバーリトゥードに最も近いものなので、関根選手としかできない戦いをやりたいと思います。
私は現場を離れていましたが、柔道でマスターズの大会に出たりもしておりましたので、コンディションも今すごくいいですし、関根選手はRIZINでも実績を出されているし、現役をずっと続けてこられた本当に実力のある、日本を代表する選手だと思っております。その選手とまた肌を合わせられることに本当に感謝しております。
関根選手とやるのが今でもワクワクワクワクするので、1日1日を3月15日までしっかり毎日噛みしめながら、トレーニングしながら。シュレック選手とやるまでの道のりを1日1日楽しんで当日を迎えたいと思います。本当に今最もレスラーらしい、最も格闘家らしい日本人は僕はシュレック選手だと思っていますので、本当に楽しみにしています」(※正式な現役復帰になるかどうかについては明言は避けた)
関根秀樹
「(オファーを受けて)震えましたね。小路選手と自分は同い年なんですけど、野球はイチロー、格闘技は小路晃。そういう世代です。自分は大学卒業後、プロレスラーになりたかったんだけど、その夢が破れて警察官になって。ちょうど機動隊の時に骨法vs慧舟會で小路選手を見て、刑事の時にはPRIDEで活躍してる小路選手を見ていました。一ファンとして会場に足を運んで、ライバルとかそういうものでもなく、羨ましいという気持ちもなく、ただ単に一ファンとして応援していました。
それから30年近く経って、今、小路晃という男と戦えるということに、すごく感動というか、言いようのない高揚感が溢れています。小路選手の試合はずっと見ていて、最後の試合、三崎選手との試合も見ています。あの時も引退試合だからといって潔く散るのではなく、新しい構えで三崎選手の打撃をさばいてさばいて、最後まで勝ちにこだわる試合をして。PRIDEの頃からとんでもない怪物と真正面から打ち合うその姿、まさに“最後の日本男児”という異名にぴったりな選手だと思っています。
自分は大学4年まで柔道をやっていましたし、一番の格闘技的なバックボーンはブラジリアン柔術なんですが、そういった柔道vs柔術、PRIDEvsRIZIN、プロレスvsプロレス、そういったものを抜きにして、小路選手の男と俺の男を根こそぎ比べ合いたいと思います」リスペクトを持って、小路さんを倒して男を継承したいと思います」
島田裕二レフェリー
「このカードを聞いてROMANさんから声をかけていただいた時に僕でいいの?と思いました。僕も元々総合格闘技のレフェリーをやったきっかけは初期のUFCや初期のPRIDEで、そこでバーリトゥードをやっていた匂いが2人にはするなと。率直に言うともう本当にノールールというもの、バーリトゥードと言われたものがUFCで始まり、それに衝撃を受けてPRIDEが生まれ、そこに憧れている選手たちがまた戦える舞台があるのがいいなと思いました。
そして最近Netflixで岡田准一さんがプロデュースしている『イクサガミ』という作品があるのですが、僕にはこの2人がイクサガミに見えていて。これは明治時代になって侍だけど刀の抜き場がないところで戦うという作品なのですが、この2人の戦いが実はリアル・イクサガミじゃないかと思っているので、そこにに立ち会わせていただけることはすごく光栄です。
先ほど2人が同い年だと聞いて、キャリア的にも(関根が)柔術から来て、(小路が)柔道から来て、世界の舞台をどちらも経験している、と。あとは時間無制限なので、どこまで相手を叩きのめすか、叩き斬るかという想いがある方がラストスタンディングになっているんじゃないかなと思うので、僕からすると本当にどちらかが介錯してあげると、また違うROMANが見られるんじゃないかなと思っているので、2人で斬り合ってほしいなと思います。先ほども言ったように本当にリアル・イクサガミだと思うので、今回はレフェリーというよりも立会人だと思っています。立会人として2人の生き様、そしてやられ様を見届けたいと思います」
その他のカードの補足として、石川vsヨースキストーは前回ROMAN03で道衣MMAマッチとして行われ、ヨースキが送り襟絞めで一本勝ち。ヨースキ陣営より「前回は私のルールで戦ってくれたので、次は石川さんのルールでやりましょう」という呼びかけにより、ダイレクトリマッチでの再戦が実現した。そのため時間無制限のR.O.M.A. RULESではあるものの、頭突き・金的は禁止、MMAグローブ着用、前日計量という形で実施される。
またROMAN04以降の大会スケジュールとして、7月12日(土)大田区産業プラザPIOでのROMAN05、11月14日(土)大田区産業プラザPIOでのROMAN06、そして2027年1月11日(月・祝)国立代々木競技場第二体育館でのROMAN07の開催も発表されている。









