【Shooto2020#07】安藤達也と修斗初戦を控える大塚隆史─02─「終活ではなくて、上に行くための修斗」
【写真】どのような戦いになるのか。とにかく刺激的な大塚✖安藤だ (C)MMAPLANET
23日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2020#07で、環太平洋バンタム級チャンピオン安藤達也と戦う大塚隆史インタビュー後編。
「人が多いだけで、別に強くない」と修斗バンタム級をこき下ろした大塚は、安藤との戦いにおいても絶対の自信を持つ。そんな大塚から見て、安藤の長所と短所はどこなのか。
修斗で戦ううえでのキャリアの積み方と共に、大塚が今、戦う理由を訊いた。
<大塚隆史インタビューPart.01はコチラから>
──ありがとう、ですか。
「おいしいな、安藤を当ててくれるんだって(笑)」
──正直、今、ここで名前を挙げた選手、誰と当たろうが楽しみです。でも安藤✖大塚のリリースが届きたときは『来たぁ!!』という感じでした。
「やっぱり、新鮮な相手っていうことですよね。それを想うと、DEEPにいるのは長過ぎたなって思いました。ただ、DEEPやってきたことに意地はありますよ。DEEPでやってきたこと……何て言ったら良いのか、DEEPの上位選手が修斗に出るってそんなになかったので、しっかりと強さを見せたいです」
──そしてとっておきの相手がきたと。
「安藤とだって、差があると思っています。確かに安藤は才能はありそうです。でも勝てます」
──大塚選手からして、安藤選手の才能とはどういう部分でしょうか。
「当て勘的なモノも持っているだろうし、リーチの長い体形に合わせた独特な距離感の打撃とか……ですかね。安藤は他の選手とは違う運動能力を持っています。そこがセンスがあるような感じで……そういう動きはしています」
──半面、短所は?
「体力がなさそうですね。本当のところは分からないですけど、練習しないっていう話は聞いたりもするし。勿論、試合前だからやっているんだろうけど、そういう人間なんだなって。そういっても試合の映像を見ると、後半に動きが落ちても、やれてるといえばやれていますよ」
──前半の動きが良いから、後半が落ち過ぎていると感じることはあるかもしれないです。とはいえ、最後に動きが落ちる、それは大塚選手は戦いの辞書にはないかと。
「あぁ……でも最初から負けないですよ。スタンドでも負けると思っていないし、レスリング力は俺の方が全然上だと思っています」
──安藤選手との試合後、修斗での戦いに関してどのように青写真を描いていますか。
「安藤に勝って、すぐに上の2人とやりたいです」
──ただ佐藤将光選手はONEと契約していますし、岡田選手も修斗での試合にはもう拘っていないようです。
「なら、2人を無理やり引きずり下ろしたいです」
──やはり、この2人以外は興味はないですか。
「下とやることは、あんまり考えていないです。俺がこけることがあれば、その状況もあるかもしれないですけど、そんな気はサラサラないんで。
でも別にベルトを取りたいとか、本当はそんなにないんです。でも修斗とONEは提携しているから、勝ち続けてONEから声が掛かれば嬉しいですし。勿論RIZINでも嬉しいです」
──「俺はこんなもんじゃない」という想いですか。
「それはありますよ。メチャクチャあります。終活ではなくて、上に行くための修斗での試合です。終活のつもりはないです。上を見てやっています」
──もう一度戦うと決めて、MMAファイターとして伸びたところはどこでしょうか。
「何だろうな、全部において上がっていますよ。打撃もテイクダウンのレベルも。体の強さも──生活リズムも整っているので、凄く良いメンタルでいますし」
──なるほど、良いメンタルという部分は本当に今回の試合の行方に関係して来そうですね。心機一転の修斗初出場、どのような試合をしたいと思っていますか。
「仕留める。安藤を仕留める。他は興味ない」
■視聴方法(予定)
11月23日(月・祝)
午後6時~ ABEMA格闘チャンネル