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【RIZIN Y.E.S.P.Festival】大晦日の追加カード発表。榊原CEO「安藤が福田に勝てばベルト挑戦もあり得る」

【写真】両者の嬉しそうな表情——まさに相思相愛のカードか。このヒリヒリ感も必要だ(C)MMAPLANET

20日(木)、12月31日(水)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN 師走の超強者祭り(Year End Super Powerhouse Festival)」の追加対戦カード会見が行われた。
Text by Shojiro Kameike

先日、RIZINのYouTubeチャンネルの発表された福田龍彌×安藤達也のバンタム級戦のほか、今回の会見では次の3カードが発表された。

フライ級=篠塚辰樹×冨澤大智
バンタム級=芦澤竜誠×ジョリー
RIZIN甲子園2025決勝戦=須田雄律×ヤマザト・エンゾ・マサミ


ここでは選手の挨拶と、MMAPLANETからの質問に対する回答をお届けしたい。篠塚×冨澤、芦澤×ジョリーのトラッシュトークが展開されるなか、福田と安藤がファイターとして戦えることの嬉しさ――相思相愛なヒリヒリ感を醸し出していた。

福田龍彌
「ホンマに安藤君も言っていたように、僕自身も凄く好きな選手やったし、周りからも『対戦してほしい』という声が多かった選手やったので。この大晦日という舞台で、こういう相手と戦わせてもらえることを光栄に思います。いつも以上に集中して、研ぎ澄まして、当日は良いヒリヒリを2人でお届けします」

安藤達也
「(篠塚と冨澤のトラッシュトーク後、笑みを浮かべながら)あ、イイっすか? やっとここに呼んでもらえました。しっかり期待に応えられるように、ここから残り40日ぐらい、しっかり自分と向き合っていきたいと思います。福田君は凄く良い選手だと思って、マジ超リスペクトしているので。この大きな舞台で福田君と試合できるチャンスをもらったので、バッチリ面白い試合をします。どっちが勝つか分からないけど、どっちも狙いに行くと思います。バチバチな試合展開になると思うので、宜しくお願いします」

篠塚辰樹
「また冨澤とやります。前回ブッ飛ばして、まだ分かっていないみたいなので。MMA戦績は相手のほうがやっているし、今回やってあげます。前回以上にボコボコにしてKOするので、楽しみにしていてください」

冨澤大智
「ようやく2年前の落とし前をつける時が来たなって思います。2年前にRIZINでデビューさせてもらって、篠塚にボコボコにされて。で、2年後にやり返すっていう。これは全部、俺のストーリーなので。そういうRIZINの物語なので。今回ちゃんとケジメつけて、篠塚を終わらせようと思っています」

芦澤竜誠
「前の試合で負けちゃって、自分の中で出し切れない部分があったので『大晦日に試合したい』とRIZINに言ったら、ジョリーが提案されて。これはありがたく試合させてもらいます。別に今回は芦澤竜誠の試合なだけなので、来年に向けての調整試合です」

ジョリー
「ようやくですね。朝倉未来さんと直談判しに行って、ノラリクラリして『ようやくここか』という感じです。俺は夢が叶ってようやくって感じなんやけど、対戦相手のナマズ君? お前、その強者ムーブいらんって。雑魚のくせしやがって。コイツはたぶん1Rで失神しちゃうと思うんで、俺のデビュー戦にふさわしい相手かなと思います」

――福田選手、芦澤選手が(ジョリーとのトラッシュトークの中で)「自分が受ける立場になってみて福田選手の気持ちが分かった。ムカついていたんだろうな、って」と発言しました。拳を交えた者としての意見、そして芦澤選手へのエールがあればお願いします。

「エールというほど自分も偉いもんじゃないので、何とも言えないですけど……。ただ、戦った相手に対しては皆リスペクトしているしね。彼(芦澤)のことは応援しているし、僕も自分の道を――前しか見てへんから。お互いがこの道でもう一回交わることができたら、(芦澤のほうを向いて)その時はセッションして上で盛り上げましょう。応援しています」

会見後には榊原CEOの囲み取材が行われ、「福田に勝利すれば安藤が次のバンタム級王座へのチャレンジャーとなるのか」という記者からの質問に対する榊原CEOの回答は次のとおりだ。

「あり得ると思います。安藤選手がベルトに向けて駒を進めていきたいというのは、明確に言ってきていることなので。今回、福田選手にどのような勝ち方をするのかということが、タイトルに近づく一歩になるのかなと思います」

またMMAPLANETから他のカードについて「10年の間でRIZINを盛り上げてきた選手の試合はあるか」と尋ねたところ――

「考えています。タイトルに絡んできた選手とか、タイトルを持っていた選手とかもラインナップされてきます。ただノスタルジックなものだけでなく次の時代、未来への期待感を発信できる選手たちと、10年の節目となるなかで『コイツはいなきゃダメだろう』という選手はキャスティングします。今日発表したカードも含めて、ちょうど10試合。だからあと5試合ぐらい――誰がマッチアップされるのか、どんなカードになるのか、ファンの皆さんもワクワクして待っていてほしいです。最終調整して明日お昼ぐらいにインスタライブをやれるよう、そこでもう1試合発表できればと思っています」

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