【KNOCK OUT60】UNLMITED 60キロT制覇へ、大本命タン・フォン「準決は状況次第で慎重に戦うかも」
明日30日(火)、東京都渋谷区の国立代々木競技場第二体育館で開催されるKNOCK OUT60「K.O CLIMAX 2025」で、タン・フォンがUNLIMITED 60キロ4人制決勝トーナメント出場する。
Text by Manabu Takashima
11月1日の常葉アリーナで実施された1回戦で、瑠夏を51秒でパウンドアウトしたタン・フォンは、まず準決勝で平川蓮斗と戦い、ここを勝ち上がると町田光×新田宗一朗の勝者とファイナルで相対することとなる。
衝撃的な日本、そしてUNLIMITEDルール初陣を圧倒的な強さで勝ち上がったタン・フォンだが、その2週間に「厳しい試合で試合感覚も掴むため」に中国でMMAを戦い、なんと初黒星を喫していた。
45日、その影響はないのか。そして、トーナメント戦の戦い方を大本命に尋ねた。
「明日の試合は万全の状態で挑めるよう、少しずつリカバリーしています」
――前回の福島での試合は宿泊、試合会場が同じで調整がしやすかったと言っていましたが、今回は東京でホテルと会場も違いました。加えて色々なスケジュールも入っていたと思います。前回より、調整が難しかったということはないですか。
「今回も大丈夫でした。中国から東京までのフライトで、羽田空港から車で直接ホテルに入ることができたので、特に厳しくはなかったです。それに今回の試合会場はとても規模が大きく客席も多いので、より早くエキサイティングな気分に持っていくことができました」
――前回の試合では豪快な投げを見せ、ダウンを奪ってKO勝ちができました。レスリングも打撃も強いところを見せることができましたが、改めて試合の感想を教えてもらえますか。
「瑠夏選手は最初から探りをいれずに、アグレッシブに攻めてきました。最初はリズムを崩されましたが、その後はすぐに調整してKOするチャンスを掴みました」
――瑠夏戦後、中国でMMAを戦い敗れています。あのタイミングでMMAを戦ったのはなぜですか。
「前回のKNOCK OUT UNLIMITEDは試合が早く終わってしまったので、あまり多くのことを学ぶことができませんでした。中国のYFUで戦ったのは、試合感覚をより深く理解するためにタフなファイトをしたかったからです。ただ、連戦の影響がスタミナに及んで最終的には敗戦となりました」
――それから45日、明日のワンナイト4人制トーナメントで優勝するには2試合を戦う必要があります。準決勝ではスタミナ配分をして戦う可能性はありますか。
「ハイ、準決勝は状況次第で慎重に戦うかも知れません。ただ、その機会が来れば早期決着を狙います! 決勝戦が残っているので、とにかくケガをしないように最善を尽くします」
――準決勝で戦うことができ待っている平川蓮人選手の印象を教えてください。
「平川選手はステップがとても速いです。空手独特の構えで、距離のコントロールもとても巧いので注意が必要ですね」
――タン・フォン選手が、UNLIMITEDを戦ううえで平川選手より上回っていると思っている点はどこだと考えていますか。
「私の方が、彼よりスピードがあります。相手の懐に入って、自分のリズムに持ち込むことができます」
――ではその平川選手を相手に、どのような試合をしたいと考えていますか。
「もちろん観客の皆さんに、満足してもらえるような試合をしたいです。ただ準決勝で勝ち、同じ日に決勝を戦うことを考えると、ファイトスタイルもそこに応じて変化する可能性もあります。会場の空気も影響するかと思っています」
――決勝は町田光選手、新田宗一朗選手といずれが勝ちあがってきても、キックボクサーが相手になります。優勝に向けて、自信のほどは?
「決勝戦に進出した場合はやはり打撃からレスリングに持ち込んでグランドでダメージを与える展開になると思います。
を与える展開になるかと思います。もちろん、どちらが上がってきても勝って、優勝する大きな自信があります! 皆さ、明日はぜひタン・フォンを応援してください!!」
■視聴方法(予定)
12月30日(火)
午後1時15分~U-NEXT
■KNOCK OUT60対戦カード
<KNOCK OUT-REDライト級(※62.5キロ)選手権試合/3分3R>
[王者] ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)
[挑戦者] 久井大夢(日本)
<KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(※70.0キロ)選手権試合/3分3R>
[王者] 海人(日本)
[挑戦者] シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
<KNOCK OUT-BLACKウェルター級(※67.5キロ)選手権試合/3分3R>
[王者] 中島玲(日本)
[挑戦者] ユリアン・ポズドニアコフ(ウクライナ)
<KNOCK OUT-BLACK女子アトム級(※46.0キロ)選手権試合/3分3R>
[王者] Kiho(日本)
[挑戦者] 山田真子(日本)
<KNOCK OUT-UNLIMITEDフェザー級(※57.5キロ)王座決定戦/3分3R>
カルロス・モタ(ブラジル)
有川直毅(日本)
<KNOCK OUT-UNLIMITED60キロトーナメント決勝/3分3R>
TBA(――)
TBA(――)
<KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級(※60キロ)/3分3R>
ゲーオガンワーン・ソー.アムヌワイデッー(タイ)
軍司泰斗(日本)
<KNOCK OUT-BLACK59.0キロ契約/3分3R>
龍聖(日本)
玖村修平(日本)
<KNOCK OUT-UNLIMITED68キロ契約/3分3R>
松嶋こよみ(日本)
漁鬼(日本)
<KNOCK OUT-UNLIMITED61.5キロ契約/3分3R>
大雅(日本)
プンルアン・バーンランバー(タイ)
<KNOCK OUT-UNLIMITED77キロ契約/3分3R>
スパイク・カーライル(米国)
宮原穣(日本)
<KNOCK OUT-UNLIMITED60キロトーナメント準決勝/3分3R>
平川蓮斗(日本)
タン・フォン(中国)
<KNOCK OUT-UNLIMITED60キロトーナメント準決勝/3分3R>
町田光(日本)
新田宗一朗(日本)
<KNOCK OUT-REDバンタム級(※53.5キロ)/3分3R>
乙津陸(日本)
星拓海(タイ)
<KNOCK OUT-RED61.5キロ契約/3分3R>
重森陽太(日本)
ロム・イーサン・タイガーレオン(タイ)
<KNOCK OUT-BLACK48キロ契約/3分3R>
ぱんちゃん璃奈(日本)
サネーガーム・サックチャムニ(タイ)
<KNOCK OUT-REDフェザー級(※57.5キロ)/3分3R>
“狂拳”迅(日本)
皆川裕哉(日本)
<KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(※55キロ)/3分3R>
前田大尊(日本)
川野龍輝(日本)
<KNOCK OUT-UNLIMITED63キロ契約/3分3R>
中村悠磨(日本)
ふくやーまん(日本)
<KNOCK OUT-UNLIMITED60キロトーナメント・リザーブ戦/3分3R>
宇山京介(日本)
オルベン・キンジ(日本)
<KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級(※60キロ)/3分3R>
荒井幸太郎(日本)
滝澤直樹(日本)
<KNOCK OUT-BLACKライト級(※62.5キロ)/3分3R>
隼大(日本)
栗野耕作(日本)


















