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【RIZIN Y.E.S.P.Festival】メディアデーから。ケラモフ「勝ってタイトル戦に臨む。それしか考えられない」

【写真】今回は100パーセント創ることができた――か (C)MMAPLANET

31日(水)に開催が迫ってきた「RIZIN 師走の超強者祭り」のファイトウィーク公式行事が29日(月)のメディアデーより始まった。
Text by Manabu Takashima

出場全選手が午前11時より、午後7時半前まで各自15分間の共同インタビューを受けるメディアデーから、MMAPLANETが質問をした選手の受け答えは以下の通りだ。

ヴガール・ケラモフ

――2年半前にフェザー級王座に就いた時と、RIZINフェザー級の面々がかなり変わってきました。新しい力の台頭をみて、彼らの力をどのように評価し、クレベル・コイケ戦に勝っても次がタイトル戦でない場合、誰か戦ってみたい意中の相手はいますか。

「今、考えるのは明後日の試合に勝ってタイトル戦に臨む。もうそれしか考えられない。そこに100パーセント掛けているので、現時点でそれ以外のことは考えられない」


RENA
31日に全力で、死ぬ気で行こうと思っています

――10年の区切りの大会を終えたのち、2026年以降のプランは頭にありますか。

「本当にこの試合だけ、この先を考えていなくて。この試合だけを考えて今、生きているので。この先がどうなるか分からないですけど、うん。その結果は31日に分かると思うので。31日に全力で、死ぬ気で行こうと思っています」

伊澤星花
イライラを100パーセント、試合にぶつけたい

――7月のシン・ユジン戦などは体重を落とせなかった相手に試合前はかなり怒りの発言がありましたが、試合後には「女子MMAをもりあげよう」と優しい言葉を投げかけていました。トラッシュは試合を盛り上げるためにする部分もありますが、今回限りはかなり苛立って本当の感情が出ているように見受けられます。試合を盛り上げる要素と、本当に腹がっているのと割合はどれぐらいになっていますか。

「う~ん、ほぼ本当に怒っていますね。何か向うから煽ってきているのに、なんか『伊澤さんに言われている』みたいな感じを出してきているので。何を言っているのかなぁってずっと思っているので。イライラを100パーセント、試合にぶつけたいと思っています」

――このやり取りで女子MMAの注目度が上がっているという感触はありますか。

「やっぱり最近は自分も強く言ってしまっているので、いろんな形で盛り上がってきているのかと思うので。自分は自分のやり方で女子格闘技を盛り上げていきたいなと思っています」

ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
インタビューで対応できる自信もついてきた

――去年とこの時期と比較すると、取材の数などまるで違ってきたと思いますが、メディア対応には慣れましたか。またキルギスにいる間、取材が多くて練習に影響が出るということはなかったですか。

「インタビューの数は最近、本当に増えている。そのインタビューで対応できる自信もついてきた。以前と比べると、自由に話せるようになった。キルギスにいるときにインタビュー依頼は、それほどあるわけではない。そしてインタビューがトレーニングと重ならないように。トレーニングに影響がでないように管理して対応している」

クレベル・コイケ
以前のスタイルに戻したい

――前回の朝倉未来戦は、判定に納得が言っていませんでした。

「ハイ」

――現状の判定基準はああいうモノだと割り切って、判定基準を考えて戦い方に変えることはありますか。

「今から変えるのではなくて、以前のスタイルに戻したい。すぐにフィニッシュを狙い、あまり長い試合をしないようにして。新しくなるのではなくて、昔の自分のスタイル。もっとアグレッシブで、もっと前に出るような試合がしたい。その気持ちの方が大きい」

ホベルト・サトシ・ソウザ
『相手の強さ、相手の得意なところ』を気にしない

――個別取材でノジモフから、サトシ選手がバックを取れるのは相手がミスをしているからという発言が聞かれました。この発言を受けて、サトシ選手としては相手がミスをしなくても自分の攻めの力でバックが取れている。もしくは。自分が相手をミスさせているという気持ちはありますか。

「もう、彼が何を言おうが気にしない。試合のなかで自分が良いポジションを取ると相手は何かミスをする。この気持ちがあるから、もう大丈夫」

――ノジモフは組み技をほとんど見せていないですが、「打撃が機能しなかった時は、テイクダウンして極めてきた」とグラップリングにも自信を持っていました。ノジモフのグラップリング力をどのように見ていますか。

「彼のグラウンドの強さは、誰もまだ見ていない。野村(駿太)もほとんどグラウンドをしていない。クレベルといつも言っていることは『相手の強さ、相手の得意なところ』を気にしないで、自分が練習でしてきたことが100パーセントと信じる。だから、誰でも寝技で100パーセント極めます」

神龍誠
ここのレベルじゃないよと

――3位決定戦的な、アリベク・ガジャマトフ戦を希望していましたが、実現しませんでした。今回ヒロヤ戦になったことを受けて、どのようなインパクトを残して2026年に繋げたいと思っていますか。

「しっかりフィニッシュして、ここのレベルじゃないよと。本当にタイトル、来年にチャンピオンになると決めているので。まぁ、神龍がチャンピオンになれるという幻想を見せられるような試合をしたいです」

――ここで勝って、即挑戦できるという考えなのか。例えばアリベク・ガジャマトフなどに勝ってという風なのか。どのような青写真を描いていますか。

「もう一戦ぐらい挟んだ方が良いんじゃないですか。前回、負けて、今回が3位決定戦だと思っていないので。もう1試合ぐらい来年の序盤にできたら、その次ぐらいに。その辺はRIZINの運営の方に任せるのですけど、今回の試合を合わせて2、3戦で行けたら良いなと思っています」

“ブラックパンサー”ベイノア
押忍

――ノーガードの打ち合いは技術としては退化かと思いますが、精神的に前に進んだと捉えて良いでしょうか。

「そう捉えてもらえると、良いですね。押忍」

――打ち合いと口にされていますが、蹴りがキーポイントではないかと。特に腹への。

「ありがとうございます。非常に良い分析ではないかと思いますね。押忍」

■視聴方法(予定)
12月31日(水)
午後12時~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN Y.E.S.P.Festival対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
[挑戦者] 朝倉未来(日本)

<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
[挑戦者] イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)

<RIZINフライ級王座決定戦/5分3R>
扇久保博正(日本)
元谷友貴(日本)

<RIZINバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 井上直樹(日本)
[挑戦者] ダニー・サバテロ(米国)

<RIZIN女子スーパーアトム級選手権試合/5分3R>
[王者] 伊澤星花(日本)
[挑戦者] RENA(日本)

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌(日本)
安藤達也(日本)

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる(日本)
秋元強真(日本)

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)
久保優太(日本)

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
ヒロヤ(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈冶(日本)
ホセ・トーレス(米国)

<フライ級/5分3R>
篠塚辰樹(日本)
冨澤大智(日本)

<73キロ契約/5分3R>
雑賀“ヤン坊”達也(日本)
“ブラックパンサー”ベイノア(米国)

<バンタム級/5分3R>
芦澤竜誠(日本)
ジョリー(日本)

<RIZIN甲子園決勝フライ級/5分2R>
須田雄律(日本)
ヤマザト・エンゾ・マサミ(ブラジル)

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