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【Shooto2020#07】安藤達也と修斗初戦を控える大塚隆史─01─「群雄割拠? 人が多いだけで強くない」

【写真】大塚らしい言葉が次から次へと飛び出した (C) MMAPLANET

23日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2020#07に大塚隆史が修斗初参戦し、環太平洋バンタム級チャンピオン安藤達也と戦うことが決まった。

DEEPではフェザー&バンタム級を制し、WSOF-GC王座にも就き、若き頃にはDREAMで強烈な印象を残した。

そんな大塚が、キャリア15年目の修斗初参戦。その経緯と、修斗バンタム級戦線、そして安藤戦について尋ねた。


──まさかの修斗参戦、そこに至った経緯はどういったものだったのでしょうか。

「実は前からジムのボスの小幡(太郎)さんから、『修斗に出るのも良くないか。お前が修斗に出ると盛り上がる。面白いよ』とは言われていたんです」

──このところはRIZINを目標にDEEPで戦い続け、バンタム級の選手とは一通り当たったという印象は強かったです。純粋に対戦相手にモチベーションが上がることはあるのかと。

「実は元谷に負けた時に、『もう続けなくて良いかな』というのは思って、実際に口にもしていました。MMA自体を辞めようかと。小幡さん、両親にも『次のことを考えようかな』と伝えましたし。親は『休んで、やりたいことを見つければ』って言っていましたね。会場にも来て、結構応援してくれていたのですが。小幡さんは続けてほしいというような風ではありましたけど……」

──34歳、続けろとは軽く口にできないですよね。やはりRIZINで結果を残せなかった事実もありますし、3月の元谷戦も敗れているので。

「そうですね……もうちょい頑張りたかったというのはありますね。で、引退した時に何をやっているのかって考えた時に、絶対に練習は続けているなって思ったんです。練習をやっていると、またやりたいっていう気持ちになるだろうし。

でも、その気持ちがあるからってこれまでと同じで良いのか、何か変えたいという気持ちにはなっていました」

──そして修斗で戦わないかという話に。

「ハイ、そんな時に修斗で戦わないですかという話があって。新しい相手と戦うことで闘争本能がわくし、ワクワクしてきたんです。それこそモチベーションが上がりましたね」

──おお、それは大切です。DEEPの方は問題なかったのでしょうか。

「契約期間があったのですが、把握していなかったこともあって佐伯さんと話をしました。そして契約期間が終わってから、修斗で戦うことを決めました」

──修斗で戦う。そのことを決めた時に、真っ先に頭に浮かんだバンタム級の選手は誰でしたか。

「えぇ……まぁ上の2人、佐藤将光と岡田(遼)、それと倉本(一真)ですね。そこらへんの相手と戦うために、まずは若手と戦うこともあるかなとは考えましたけど、修斗で戦っていくうえで意識したのは佐藤将光、岡田、倉本ぐらいです」

──修斗バンタム級は日本屈指の層が厚い階級です。

「う~ん、なんかそういう風に言われていますけど、別にそんなことはないですよ。人がいるだけで、別に強いとは思わないから」

──それはもう修斗のランカーが耳にすると、カリカリする発言ですね。

「まぁ、かかって来いよって感じです(笑)」

──修斗の選手たちはアマ修斗から続けているので、修斗に拘りを持っています。12月20日にダイキ・ライトイヤー戦が決まっている田丸匠選手など、怒り心頭ですよ。その言葉を聞くと。

「田丸……誰? アハハハ。田丸って誰だよって、話で。それ以外は名前も出てこない感じです。サイトでランキングを見ても、この辺かなぁって」

──藤井信樹、後藤丈二、根津優太は?

「根津は分かります。根津はあるかなって、とりあえずの一発目で」

──……。そして安藤達也戦が決まりました。

「結局、世界チャンピオンしか見ていなくて。環太平洋って意識していなかったです。でも修斗に出るとなって、いきなり佐藤将光、いきなり岡田ってのはないから良い相手を当ててくれと思っていました。

そこで安藤っていう選択肢が出てきたときに、環太平洋のチャンピオンだったので──『いきなり良いの?  ありがとう』みたいな感じでした」

<この項、続く

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