【Battle Hazard08】今成正和戦へ、岩本健汰「15分間あるから最初は付き合って、足関節で勝負したいです」
【写真】組み技への考え方が変化しつつある岩本だが、足関十段との足の取り合いにも自信あり (C) MMAPLANET
明日22日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるZST69 & BATTLE HAZARD 08。
昼の部=バトルハザード08のメインで岩本健汰が今成正和と67キロ/15分1Rのノーポイント&サブオンリー戦を戦う。
足関十段に対し、新足関時代の寵児から総合的なグラップリングに目覚めた岩本健太はどのような組み技対決を挑むのか。
過去に国内では足関節勝負をしたことが、ほぼほぼない新旧対決へ、岩本の心境を尋ねた。
──今成選手とのグラップリングマッチがいよいよ、明日に迫ってきました。今の調子はいかがですか。
「今回は今成さんに合わせて67キロ契約で戦うのですが、1カ月ぐらいかけて体重を落としてきたので、体調はまぁ良いです。最近は大きくなっていて、普段は73、74キロあって減量は少ししんどかったですけど、しっかりと時間をかけて落とせました」
──今更ながらですが、今成選手の印象を教えてください。
「今成さんとは以前にロータスで週に一度、火曜日に練習をしていたので、それほど戦いたい相手ではなかったです。たた足関節対決という意味では、凄く面白いとは思います」
──今では岩本選手は総合的なグラップリング、テイクダウンも投げも組み技という認識になっています。そこで引き込んで下、足関節に特化したスタイルというのはどのように考えているのでしょうか。
「今の僕は立ちから練習をやっているので、今成さんとの試合で出てくる場面は練習であまりやっていないです。でも元々、足関節は得意だったので足関対決でも自信はあります。
15分間あるから最初は付き合って、足関節で勝負したいですね。時間が経ってしまうと上からでも、下からでも普通に攻めていきます」
──今成選手の足関節を怖がると、攻防が生まれなくなる。そんな試合が何度もありましたが、岩本選手は足関を恐れることなく足関対決も、他の攻撃も仕掛けられるということですね。
「僕も足関節ばかり使っていた時は、対戦相手がディフェンシブになっていました。その点で、今成さんは攻防に付き合ってくれるだろうし、面白い展開になると思います。僕からガンガン攻めますし、足関節を怖がらず他の技も仕掛けることができます」
──おお、それは楽しみです。引き分け有りの15分1R、ドローも狙えるのが今成選手です。
「それは……あり得ますね。今成さん次第で、引き分けになっちゃう可能性もありますが、そこも含めて15分間で決着をつけたいです。僕としては時間無制限で決着がつくまでというのが一番ですけど、そうもいかないので15分の間に極めようと思います」
──リングでの戦い、今成選手は慣れていると思います。
「あぁ、確かにリングっていうのはちょっと不利ですね。慣れていないし、タッグマッチでやっただけなので正直戦い辛いです。
ロープが無ければ回れるとかありますし、あれだったらケージの方が詰めて戦えるので良いですね。ロープは体が外に出てしまうので、やり辛いです」
──ところでコロナ禍の影響で、ADCC世界大会が1年延期されました。
「その分、自分が成長できる期間も伸びるので気にしていないです」
──2021年もグラップリングを興行のなかで戦っていきたいですか。
「そうですね。どうしても対戦相手は日本人選手が多くなると思うので、66キロでなく減量をしないで77キロぐらいまで戦っていこうと思います。66キロは国内には戦いたい相手がもうあまりいないので、重い階級で戦ったことがない選手とやっていきたいです」
──なるほど。では最後に、明日に向けて意気込みをお願いします。
「そうですね……今成さんとは、これからも仲良くやってきたいのですが、明日だけは倒したいと思います」