【Level-G】初代ライト級王者・須藤が涙の勝利! 足関対決で憧れの今成にトーホールドを極める
【写真】今成がこの表情でタップするのも珍しいのではないか。それだけの破壊力だった(C)Level-G
<サブミッションオンリーグラップリング 66キロ/10分1R>
須藤拓真(日本)
Def.1分46秒 by トーホールド
今成正和(日本)
手四つから須藤がケージ際に追い込むと、今成が飛びつきクローズドガードから左足を狙う。すぐに左足を引いた須藤は今成の両足を抱えてトップへ。右ヒザを差し入れ、今成のガードを割った須藤。立ち上がった須藤に対し、今成が右足へデラヒーバで絡みつく。今成の右足を掴んでケージ中央まで引っ張った須藤はパスを狙う。今成が深く足を入れると須藤は自ら後方に倒れて、今成の右足を抱えた。
ダブルガードから立ち上がった須藤が、すぐさま右足を取って内ヒールを狙うも今成がカカトを返している。須藤はすかさず外ヒールに切り替えた。今成は左に回転してディフェンス、須藤の右足を押さえている。またもダブルガードから立ち上がった須藤は右足を抜きつつ、今成の右足をトーホールドで捻りタップさせた。
須藤が駆け寄ると、今成も笑顔で迎える。一方の須藤は涙が止まらない。マイクを握り、「すみません、あまり喋れないですけど……。今成さんを見て柔術を始めたぐらいで、そんな方と試合をして勝てました。お互いに一番得意なところで勝つことができて、すごく嬉しく思います。これからも足関を磨いて、十段を倒したという名に恥じないように頑張っていきます。応援よろしくお願いします」と語り、ケージを後にした。