【UFN178】最終回にワキ腹負傷のウッドリーが絶叫、攻勢だったコビントンがTKO勝ち収める
<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コビントン(米国)
Def.5R1分19秒by TKO
タイロン・ウッドリー(米国)
ウッドリーが左ジャブ、そこにダブルレッグを合わせたコビントンがテイクダウンを早々に決める。クローズドガードを取ったウッドリーは、ケージ際で細かいパンチを受ける。ケージを背に立ち上がったウッドリーが、離れる。蹴りを織り交ぜるコビントン、ウッドリーは右ボディストレートを入れる。コビントンは左ミドルを返し、ワンツー、右フックを当てて組みつく。エルボーを当てて離れたコビントンが、左オーバーハンドからクリンチへ。ラウンド終了となった。
2R、右サイドキックを繰り出すコビントンが、ウッドリーの右オーバーハンドをかわす。コビントンは左を見せ、跳びヒザ狙いから組んでいく。受け身のファイトのウッドリーは、ヒザをボディに入れポジションを入れかえようとしたところで、離れたコビントンがすぐに組みに行く。切ったウッドリーはシングルレッグで尻もちをつかせるも、コビントンは直ちに起き上りケージにウッドリーを押し込む。
時間を置かず離れた両者、右ボディを入れたウッドリーだが、蹴りが急所に入ったか顔をしかめてケージ際に下がる。レフェリーが試合を止めず、コビントンが蹴りから間合を取り直す。ウッドリーはケージを蹴って右を当てるが、コビントンもハイから右ストレートをヒットさせる。続けてボディへ跳びヒザを入れたコビントン、互角の5分となった。
3R、ウッドリーはここまでコビントンを動かせていたのか、どのように戦い方を変えてくるのか注目だ。しかし、開始直後にコビントンにアイポークがあり試合が中断する。時間をしっかりと置いて再開後、ウッドリーが手数を増やし距離を詰める。コビントンも下がらず、打ち合いに応じ蹴りや左フックを打っていく。右を当てたコビントン、ここで組んでケージへ。シングルを切ったウッドリーは、残り2分で2度ポジションを入れ替えた結果押し込まれ状態が続く。差し合い、コツコツパンチは残り10秒まで続き、一旦は離れるもコビントンの左エルボーから胸を合わせラウンド終了となった。
5R戦の燃費競争、最近のUFCで目立ってきた試合──セコンドからも「ドント・ビー・レイジー」という指示がコビントンに与えられる。4R、ウッドリーが右ミドルを2発、コビントンはパンチを見せてダブルレッグへ。ケージを背に5フィンガーギロチンで防御していたウッドリーは、これが外れるとテイクダウンを奪われる。
右腕を差すが、立ち上がることができず背中をつかされたウッドリーはパウンドを打たれクローズドガードを取る。コビントンはエルボーを落とし、ウッドリーが右目じりをカット。右のパンチに勢いが出てきたコビントンが、左のエルボーと打ち分け攻め込む。ここは明確なコビントンのラウンドとなり、ウッドリーは追い込まれた。
最終回、蹴りっぱなしのようなローを見せたウッドリーは、左ジャブにダブルレッグを合わされる。一旦は切りながら、すぐにシングルで押し込まれギロチンを狙いつつ倒されたウッドリーが大声を挙げる。左ワキを負傷したようで、試合はあっけない幕切れに。
勢いよくベルトへの挑戦、カマル・ウスマンへの挑戦をコビントンは叫んだ。