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【HEAT58】修斗環太平洋&HEATの2冠へ。中桐涼輔と対戦する川北晏生「自分から試合を動かして勝つ」

【写真】修斗での王座戴冠が今回のチャンスにつながった川北。ここから新たなステージでの戦いが始まる(C)TAKUMI NAKAMURA

11日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるHEAT58で、川北晏生が中桐涼輔と空位のバンタム級王座を争う。
Text by Takumi Nakamura

1月の修斗ニューピアホール大会でダイキライトイヤーにKO勝ちし、修斗環太平洋バンタム級王者となった川北。修斗のベルトを巻いたことで新たなチャンスが広がり、HEATでの王座決定戦のオファーが舞い込んできた。

主戦場の修斗バンタム級では同門の永井奏多が世界王座を保持し、サバイバートーナメント リバイバル 2026が開催されているため、今回のように防衛戦以外の試合でキャリアを積みつつ、トーナメント参戦選手たちとの対戦が期待されるところ。一つの勲章を手にした川北が今回の王座戦、そしてこれから見据えるものについて語ってくれた。


――1月の修斗ニューピアホール大会ではダイキライトイヤー選手にKO勝ちし、環太平洋バンタム級王座に就きました。あの試合を振り返っていただけますか。

「結果的には2RでKO勝ちだったんですけど、上手くチームの作戦がハマったなという感じです」

――2R開始直後に右のオーバーハンドを効かせてからのTKO勝利でしたが、スタンドでのフィニッシュは事前のプランにあったものですか。

「そうですね。それもありましたし、いつものようにサブミッションで仕留めることも考えていましたし、色んなプランを用意していました」

――あの右は事前に練習していたものですか。

「はい。ずっとあのパンチは練習していて、ああいった流れも練習していました」

――1Rにも右を当てる場面もありましたが、右が当たる感覚はあったのですか。

「1Rの終盤に右が当たって、そこで仕留めきれるかなと思ったんですけど、ダイキ選手もすごく強い選手なので、まだまだ立ってきましたよね。ただあそこでいい感覚があったので、2Rは最初から行こうと決めていて、上手く倒すことができましたね」

――1Rは打撃だけでなくテイクダウンも積極的に仕掛けていましたが、自分が先手を取れている手応えはありましたか。

「そうですね。ダイキ選手が基本的に待ちの選手だったので、自分の方が先手を取れているなという感じはありました」

――まさに会心の勝利での王座戴冠でしたが、ベルトを巻いた時はどんな心境でしたか。

「ベルトを取れたことは素直にすごく嬉しいですし、次につながるような試合ができたと思って満足しています」

――そして今大会ではHEATへの初参戦が決まりました。今まで接点がない団体だったと思うのですが、オファーを受けた時はどう感じましたか。

「色んな団体に出てきましたけど、HEATは初めてで、最初にオファーを受けた時は少し意外な感想でした。次は修斗で防衛戦になるだろうなと思っていたので。しかもHEATに出るだけでなく、タイトルマッチというお話をいただけたので、ベルトをもう1本増やすチャンスだと思って、即答でやりますと答えました」

――修斗の環太平洋王者になったことで今回のチャンスにもつながった部分もあると思います。

「それは自分も感じました。修斗でベルトを巻いたことによって、違う団体のタイトルマッチのオファーが来たと思うし、自分もそういった位置に来たんだなと感じます」

――対戦相手の中桐選手にはどんな印象を持っていますか。

「対戦が決まってから幾つか試合も見させていただいて、すごく強そうな選手で、楽しみな試合だなと思います」

――中桐選手は昨年11月にFighting NEXUSのベルトを巻いていて、その試合では変則的な蹴りも使いつつテイクダウンを軸に試合を組み立てていました。言える範囲でどんな試合をイメージしていますか。

「いつも通りのTRIBEの練習と、対戦相手の特徴を見て対策練習をやっていて、前回のように打撃でプレッシャーをかけたり、逆に今までのように寝技でプレッシャーをかけたり、とにかく自分が動かすような試合をしたいと思っています」

――川北選手は相手に合わせて戦い方を変えるというよりも、自分のいいところをどんどんぶつけていくことが自分のファイトスタイルだと思いますか。

「それが自分のスタイルだと思っていますし、僕は自分の強さを相手に押し付けて勝つことが自分のスタイルだと思ってます」

――今回はHEATのベルトをかけた試合で、NEXUSのチャンピオンと対戦するという形です。自分の戦うステージが一つ上がった感覚もありますか。

「そうですね。修斗でベルトを獲ってHEATに出て、HEATのベルトがかかった試合を違う団体のチャンピオンとやるわけなので、すごくワクワクしてますね。自分もそれぐらいの位置に来れたんだなと思って楽しみです」

――バンタム級は強豪選手が多い階級ですが、修斗だけでなく修斗以外の選手たちとも戦って、自分の強さを証明していきたいですか。

「色んな団体の強い選手と戦いたいというのはありますね。今自分は修斗に出ていて、次はHEATに出て、いずれは海外のすごく強い選手だったり、そういう選手とも触れ合ってみたいな気持ちはあります」

――キャリア的にもそういったチャレンジをする時期だと考えているのですか。

「過去に中国人選手と試合したことがあるんですけど、その選手もすごく強くて『海外の選手はこのぐらい強いんだな』と感じて、もっとああいう選手と戦ってみたいという気持ちが出てきました。修斗のベルトを獲ったので、海外の選手とも戦ってみたいです」

――修斗では同門の永井奏多選手が世界タイトルを保持していて、すぐに世界タイトル挑戦のチャンスは巡ってこないと思います。Lemino修斗ではバンタム級のサバイバートーナメントも開催されていて、あのトーナメントにひけを取らないレベルの試合をしたいと思っていますか。

「Lemino修斗でやっているトーナメントも、すごく強い選手が集まっていて、自分も負けていられないなという気持ちはあります」

――今後の展開もあると思いますが、ゆくゆくはサバイバートーナメント出場選手たちとも戦いたいですか。

「はい。そこに限らず、強い選手たちとドンドン戦っていきたいです」

――川北選手が所属しているTRIBE TOKYO MMAの選手たちも続々と試合が決まっていて、ジム全体もいい雰囲気で練習できていますか。

「そうですね。みんな試合が決まっていますし、直近でもベルトがかかった試合を控えている選手たちが多いので、みんな高いモチベーションで練習しているんですよ。自分もそこに入って、いい練習をさせてもらっています」

――HEAT初参戦ということで、川北選手のことを初めて見るファンの人たちに自分のどこをアピールしたいですか。

「僕は常に自分から攻めて試合を動かすことを心がけているので、見ている人たちが飽きないような試合をしたいと思っています」

■HEAT58 対戦カード

<HEATキック ウェルター級(65kg)王座決定戦/3分5R>
ポッシブルK(日本)
ジョ・サンヘ(韓国)

<HEAT MMAバンタム級王座決定戦/5分5R>
川北晏生(日本)
中桐涼輔(日本)

<HEATキック スーパーヘビー級選手権試合/3分5R>
[王者] イ・ホジェ(韓国)
[挑戦者] 木村太地(日本)

<キック 57.5キロ契約/3分3R>
清重真平(日本)
ROSVIN(日本)

<バンタム級/5分3R>
萩原悠人(日本)
千原右京(日本)

<バンタム級/5分3R>
上野惇平(日本)
Jセロウ若林(日本)

<キック 61.5キロ契約/3分3R>
石川龍之介(日本)
小柳俊和(日本)

<バンタム級/5分2R>
野村颯(日本)
宮島暖斗(日本)

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