Overlooked【HEAT58】中桐のスイッチに合わせてTD&バックを狙い続けた川北。判定勝ちで2冠王に
【写真】中桐はバランスの強さを証明した。それ以上に川北が積極性で上回った(C)MATSUNAO KOKUBO
スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。今回は11日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されたHEAT58から、MMAバンタム級王座決定戦=川北晏生×中桐涼輔の模様をお届けしたい。
<HEAT MMAバンタム級王座決定戦/5分5R>
川北晏生(日本)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47.
中桐涼輔(日本)
川北の左ジャブに中桐が右カーフを合わせる。続けて放った中桐の右カーフに対し、片桐がシングルレッグを狙うも組めず。中桐は右カーフから左フックを振るう。川北がワンツー、左フック。さらに右カーフを打ち返し、組んでドライブする。ケージに押し込み、シングルレッグで組む川北。バックに回り、右足を差し入れる。中桐が正対し、右腕を差し上げて体勢を入れ替え、離れた。
右カーフの打ち合いから、川北が右ストレートを打ち込んで組みつきシングルレッグ、ハイクロッチへと切り替えながらバックに回った。スタンドで中桐のバックに飛び乗り、ボディトライアングルを組んだ川北は右腕を首に回る。RNCの状態で自ら背中を着けるも、中桐が凌いだ。
2R、川北がケージ中央に飛び出すと、中桐が右カーフで迎え撃つ。川北はダブルレッグからバックへ。中桐が正対して離れ、右カーフと左ジャブを打ち込む。川北がテイクダウンの体勢に入ると、中桐は右テンカオを合わせるが、そのまま尻もちを着かされてしまった。ハーフネルソンで返してスタンドに戻る中桐。川北は中桐の左ジャブに右カーフを合わせ、さらに左フックをかわして右ストレート、左フックを返す。続けてシングルレッグで飛び込んだ川北はケージに押し込んでいく。
離れた中桐が左ミドルハイを放つも、川北はブロック。スイッチする中桐がオーソドックスになった瞬間、川北がシングルレッグへ。中桐も川北の首を抱えてディフェンスし、首相撲からヒザを突き上げる。突き放した中桐が左に回り、左ジャブを突く。川北はパンチを振るってからシングルレッグで入ると、離れる中桐。右スピニングバックキックを川北のボディに突き刺す。中桐の右カーフに、川北が右ストレートを合わせる。ラウンド終了間際、川北の左ミドルをキャッチした中桐がニータップを狙うも、川北が切り返してケージ際で尻もちを着かせた。
3R、やはり中桐の右カーフに右スレートを合わせる川北。左ジャブからワンツー、さらにシングルレッグで飛び込んだ。左足から右足に組み替えた川北が、ヒジを被弾しながらもバックを狙う。
1Rと同様スタンドでバックに飛び乗った川北が、ボディトライアングルで組んで削り、グラウンドに引きずり込んだ。ジワリジワリと右腕を中桐の首に食い込ませていく川北。中桐が体を起こすとボディトライアングルを組み直し、背中を着けてRNCを狙い続ける。極められずも削ってラウンドを終えた。
4R、サウスポーに構える中桐に対して川北が右ミドル。中桐がオーソドックスにスイッチするとシングルレッグでドライブした。ハイクロッチに切り替えて崩していく川北。しかし中桐はバランスを崩さない。ならばと、川北はバックを狙うも奪取しきれず。中桐の離れ際に川北が右ハイを繰り出す。中桐も右ハイ、左ジャブ、右アッパー。川北が左ジャブを返す。右ローの打ち合いから、中桐の右カーフを受けた川北がバランスを崩す。
距離を詰めてきた川北にニータップで組んだ中桐がバックを狙い、正対した川北をボディロックで倒した。川北もすぐに立ち上がる。右カーフと左ジャブを打ち込む片桐が右クロスも入れた。
最終回、中桐は左ジャブ。川北が左フックを返す。右を打ち込んでからシングルレッグで組んだ川北が、ハイクロッチ→バックのパターンを狙う。自らヒザを着き、中桐を崩すとバックに回るが、中桐も立ち上がって離れる。ケージ中央で中桐の左ミドルをキャッチした川北がドライブし、ハイクロッチからバック狙いに。しかし中桐もバランスの強さを生かして倒れない。
ケージに押し込み続ける川北は、自ら腰を落として中桐の足を引くも、中桐は倒れず。離れた中桐は右ロー、左ジャブ、右スピニングバックキックに繋げる。右ハイを見せた中桐が、試合終了まで距離を取った。
試合終了の瞬間に両手を挙げた中桐は、セコンド陣に「取った、取った」と語りかける。しかし裁定はジャッジ3名とも1ポイント差のユナニマス判定で、川北がHEAT MMAバンタム級のベルトを巻いた。修斗環太平洋のベルトも肩にかけた川北は「2冠王になることができました。次はもっともっと刺激的な相手——海外の刺激なんかも味わってみたいです」と語った。



















