【RIZIN LANDMARK13】アジズベク・テミロフ戦へ、福田龍彌―02―「全国のヒリ中のために頑張ります」
【写真】試合で見せるヒリヒリとのギャップが凄まじい(笑) (C)TAKUMI NAKAMURA
12日(日)に福岡市博多区のマリンメッセ福岡A館で開催されるRIZIN LANDMARK13で、アジズベク・テミロフと対戦する福田龍彌インタビュー第2部。
Text by Takumi Nakamura
第1部では大晦日の安藤達也戦、3月に対戦予定だったカルシャガ・ダウトベック戦を通して福田のMMAに対する姿勢を話してもらったが、そのインタビュー収録から4週間後にダウトベックの欠場が発表された。
最終的には、ダウトベック戦中止の報から9日後に今大会のスライド出場と、対戦相手がテミロフに決まったことが明らかとなり、改めて取材を試みた。
4月11日にUFC世界フライ級王座に挑む予定だった――かつてベルト賭けて戦った盟友――平良達郎への想いから、ダウトベックよりも手強いかもしれないテミロフ戦に向け、福田の心境を尋ねた。そして。彼の言葉から終始ファンへの想いも含め、清廉潔白な格闘技愛が感じられた。
<福田龍彌インタビューPart.01はコチラから>
ダウトベック戦がなくなって、すぐ達郎に連絡して『いつまで沖縄にいんの?』と
──ダウトベックの欠場を聞いた時は率直にどのような心境でしたか。
「マジで!?みたいな。佐伯(繁)さんから電話で言われて、リアルに20回ぐらい『嘘やんな?』って言ってましたね(苦笑)。ちょっと取り乱してもうたんですけど、佐伯さんからは『一回落ち着いたら電話して。ご飯を食べていいから』と言われて。それで『ああ…分かりました』と返事をして電話を切って、速攻で沖縄行きの飛行機を予約しました」
──沖縄に行こうと思ったのは、4月11日にジョシュア・ヴァンへの挑戦を控えている平良達郎選手と練習することが目的でした(※平良の試合はヴァンの負傷により、5月9日にスライドされた)。
「そうです。僕は5年くらい前に達郎と試合をしていて、すぐに負けちゃったんですけど(2021年7月、福田が三角絞めで一本負け)、戦った後はお互い刺激をシェアできている仲なんですよ。達郎がトレーニングキャンプに呼んでくれたこともあったし、達郎といるといい時間を過ごすことが出来て、お互いのキャリアにとってもプラスになるんです。
それでダウトベック戦がなくなって、すぐ達郎に連絡して『いつまで沖縄にいんの?』とスケジュールを聞いて、飛行機を予約して沖縄まで行ってきました」
──福田選手は平良選手と試合をして以降、トレーニングパートナーとして交流が続いているんですか。
「そうですね。達郎がUFCに出るようになってから、スパーリングパートナーの依頼があったんですよ。それからちょこちょこ行かせてもらうになった感じですね」
──実際に平良選手と練習は、どのような感覚で行っているのでしょうか。
「達郎と試合した時、初めて試合中に俺より格闘技に一生懸命なやつがおるんやなと思ったんですよ。そんな感じで達郎は自分よりモチベーションが高い子、自分にないものを持っている子やと思っています。そういう人間と練習できるのは数少ない貴重な経験になると思うし、それを2回、3回、4回と重ねて…って感じですね」
──なるほどです。ところでダウトベック戦が消滅して気持ち的に落ち込んだと思うのですが、すぐに次戦の話はあったのですか。
「どうなるか分からんっていう感じではあったんですけど『一応、4月に試合があるつもりでいて』みたいな感じだったんで、そのまま練習を続けました。自分は(試合がスライドになっても)やることは変わらへんし、気持ちを切り替えてからはショックを引きずるとかはなかったですね、一切」
──比較的早く気持ちを切り替えることが出来たのですか。
「そのまま3月に他の選手と試合するとか、どれだけ僕が希望してもどうしようもないんやなと分かってからは早かったっすね。だから佐伯さんと一通り話して電話を切った時には、だいぶ切り替えられていました」
──試合そのものが1カ月ほどズレた形ですが、練習は継続している感じですか。
「そうですね。今ちょうど猟期で、試合に関係なく猟期はずっと同じ生活を送ってるんですよ。朝起きて、猟に行って、帰ってきて練習して、寝て……みたいな。試合があってもなくても、そんな感じなんです。だから猟期は日程上の差がなくて、ずっとオンシーズンで。大晦日の安藤戦から変わらん生活を過ごしているんで、その過程で試合があるぐらいの感覚で生きていますね」
──今大会ではアジズベク・テミロフと対戦が決まりました。対戦相手としての印象はいかがですか。
「送ってもらった映像しか見てないんですけど、普通に強いんちゃうかなって。もしかしたらダウトベックより強いかもって思っています。だから油断とかは一切なくて、強敵と戦えるというワクワクで、楽しみで楽しみでしょうがないです」
──ダウトベック戦に向けて練習してきたことを継続して、そのままテミロフにハマることもありますか。
「それもあるし、自分は誰が相手でも倒せるように取り組んでいるつもりなんで。試合までの時間はかかっちゃいましたけど、現に3月7日の僕よりも今の僕の方が強いやろうし、これを継続して4月12日を迎えます…っていうか、強くなる期間が伸びたと前向きに捉えていますね」
──1カ月分強くなった福田選手を見られるわけですね。
「そうそう。みんなの前で戦うのは安藤くんとのセッション以来なんで、あそこから3カ月ちょい、年明けから僕がどう過ごしてきたのか、どう取り組んできたのかを見せられたらなと思います」
──同じ日にバンタム級のタイトルマッチ=ダニー・サバテロ×後藤丈治も組まれていますが、この試合についてはいかがですか。
「そこよりも今回は大会全体が日本VS世界という感じじゃないですか。だからそこで日本人の強さを見せたいですよね、みんなで。大会が終わったら『日本人めっちゃ強いやん』、『日本人としてやったりましたね』みたいな。自分自身だけじゃなくて、他のファイターに対しても平等にそう思っているというか。今回はそういう気持ちが強いですね」
達郎やったらやってくれると思っているし、日本人初のUFCタイトルは平良達郎の腰に行ってほしいです
──今年RIZINが掲げているVS世界というコンセプトは、福田選手としてもモチベーションが上がりますか。
「結構上がりますね。同じ日に達郎もUFCでタイトルマッチじゃないですか。戦うステージはちゃうけど、日の丸ブランドが世界に轟く日になったらええなと思って。自分も達郎は勝ってくれると思っているし、達郎と一緒に日本人は強えんだぞっていうのを見せられる日にしたいなと思います。
達郎やったらやってくれると思っているし、日本人初のUFCタイトルは平良達郎の腰に行ってほしいです」
──平良選手と同じ日に試合が重なったことも、いい刺激になっているようですね。
「めっちゃいい刺激になるし、4月12日に試合が決まったってインスタに上げたら、達郎が『最高っすね』みたいなメッセージをくれたんですよ。僕も一緒に日の丸を盛り上げようぜって言ったんですけど、達郎と同じ日に戦えることはめちゃめちゃ光栄やし、嬉しいことです。時差的に達郎がぶち上げてくれると思うんで、それを凌駕するぐらいの気持ちでRIZINを盛り上げられたらなと思います」
見ていて面白いコンテンツにしてやんぜ!という気持ちはありますね
――福田選手としては、ここでいい勝ち方をしてタイトル戦につなげたいですか。
「そうですね。後藤くんともいずれ戦うことになると思うし」
――福田×サバテロと福田×後藤、どちらも面白い試合になりそうですね。
「そうでしょう? 多分面白くはできると思います。僕はどんな人と当ててもらっても、面白い試合をしてあげたいと思っているし。見ていて面白いコンテンツにしてやんぜ!という気持ちはありますね」
──自分が一番面白い試合をしたいと?
「自分が一番沸かせたいと思っていますし、その日一番面白かったのは福田の試合だと言ってもらえるように試合をしたいと思っていますね。それはずっと昔から思っていることなんで」
──福田選手も戦いたくてウズウズしていると思いますし、ファンの皆さんも40日間伸びた鬱憤を晴らしたいと思っているでしょうね。
「ほんまですよ。結構“ヒリ中”(ヒリヒリ中毒)が増えたと思うので(笑)、全国のヒリ中のために頑張ります」
■視聴方法(予定)
4月12日(日)
午後12時30分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!
■RIZIN LANDMARK13対戦カード
<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
[挑戦者] 久保優太(日本)
<RIZINバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] ダニー・サバテロ(米国)
[挑戦者] 後藤丈治(日本)
<ライト級/5分3R>
堀江圭功(日本)
パトリッキー・フレイレ(日本)
<スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
ナターシャ・クジュティナ(ロシア)
<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)
<バンタム級/5分3R>
福田龍彌(日本)
アジズベク・テミロフ(ウズベキスタン)
<フェザー級/5分3R>
萩原京平(日本)
アバイジャ・カメオ・メヘイラ(米国)
<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(日本)
ジェームズ・ギャラガー(アイルランド)
<ライト級/5分3R>
ヌルハン・ズマガジー(カザフスタン)
天弥(日本)
<キックボクシング・フェザー級/3分3R>
朝久泰央(日本)
シンパヤック・ハマジム(タイ)
<フライ級/5分3R>
本田良介(日本)
火の鳥(日本)
<バンタム級/5分3R>
井上聖矢(日本)
宮川日向(日本)
<ライト級/5分2R>
大木良太(日本)
荒井銀二(日本)
<バンタム級/5分2R>
山﨑鼓大(日本)
有松朋晃(日本)
<フライ級/5分2R>
八尋大輝(日本)
岡本舜(日本)
<キックボクシング・フライ級/3分3R>
今村流星(日本)
YUKI(日本)




















