【RIZIN LANDMARK13】ギャラガーを迎え撃つ摩嶋一整「寝技対決をしてくれたほうが、ありがたいです」
【写真】家族愛もビシビシと伝わってくる摩嶋。漢だ(C)SHOJIRO KAMEIKE
12日(日)に福岡市博多区のマリンメッセ福岡A館で開催されるRIZIN LANDMARK13で、摩嶋一整がジェームズ・ギャラガーと対戦する。
Text by Shojiro Kameike
RIZINが掲げる「バーサス世界」路線で、生粋のグラップラー対決が実現する。2024年11月、ヴガール・ケラモフにTKO負けを喫した摩嶋は、1年後の昨年11月に木村柊也をRNCで仕留めて復帰を果たした。その摩嶋が迎え撃つ「世界」は、Bellatorでは柔術テクニックとトラッシュトークで存在感を示していたギャラガーだ。地元山口のお隣、福岡県でギャラガーを相手に、どのような寝技対決を見せてくれるのか。昨年ごろから摩嶋家に起こった出来事と、「MMA仕様の寝技」への変化について訊いた。
倒したら立たせない。相手が逃げようと思っても逃げられない形にして、疲れさせる
――4月12日、福岡で戦うことが決まりました。春先は仕事が忙しくなると聞きましたが、コンディション調整などいかがですか。
「まだ忙しい時期になる前なので、まだ大丈夫ですね。この試合が終わって5月、6月は忙しくなります」
――今の時点で先の話をしても仕方ないですが、すると次の試合となれば……。
「たぶん夏ぐらいになると思います」
――次の試合までの期間が空く前に、今回ぜひ摩嶋選手の試合を目に焼き付けてほしいですね。その摩嶋選手の試合に関する話の前に、最近は奥様(摩嶋晶さん)がグラップリングの試合に出ているのですか。
「そうなんです。最近ハマっていて、今は僕よりも練習していますよ(笑)」
――昨年12月にTORAO山口大会でグラップリングマッチに出場し、最新では4月25日のLevel-G中国四国オープンにエントリーしています。
「グラップリングの練習を始めたのは、ここ1年ぐらいじゃないですかね。もともと休みの日に僕が岩国のレオス柔術アカデミーへ練習に行くので、子供たちと一緒についてきていたんですよ。そこで『ついてきても暇だから一緒にやってみようかな』というノリから、一緒に柔術を森戸新士さんに習い始めました。アハハハ」
――山口~広島のラインでは、神田T800周一選手の奥様(麻梨乃さん)も試合に出ていて。
「そうですね。この間、試合していました」
――摩嶋選手の奥様×神田選手の奥様対決が行われていたのですか。
「アマ修斗のグラップリングで対戦していました(※3月8日、アマチュア修斗山口大会で神田選手が摩嶋選手に腕十字で一本勝ち)。良い試合でしたよ。でも負けてすごく悔しかったみたいで、すぐLevel-Gにエントリーしていました」
――家族が格闘技を習い始め、試合に出ている。そのおかげで摩嶋選手の活動に対して家族からの理解も深まることはありますか。
「それはあると思います。やっぱり試合となると、グラップリングでも決まった体重まで落とさないといけないじゃないですか。すると奥さんも自分で減量食に取り組んだりして、体重を落とす大変さが分かったみたいで。
あと試合前は緊張していて――僕がRIZINの試合に出る時は何百倍の人たちが見ている前で戦うから、『凄いね』とは言われます。自分でやってみないと分からないところも多いですよね」
――柔術やグラップリングの練習時に、摩嶋選手と奥様がスパーリングすることもあるのでしょうか。
「結構あります。もうボッコボコにしていますね(笑)」
――アハハハ! 普段から格闘技の話をすることも増えましたか。
「はい。この技がこう? こういう時はどうしたら良い? とか聞いてきたりとか。同じ話で盛り上がることができると……正直、嬉しいです(笑)」
――素敵です。奥様が聞いてきたことに対して、摩嶋選手が「自分が次の試合で見せてやるよ」と答えたりしますか。
「アハハハ、そんなことは言わないですよ。僕が試合でやることは決まっていて、そんなにバリエーションも多くないですし」
――では福岡での試合が終わったら、次は奥様のセコンドで。
「まず試合に向けて特訓します(笑)」
――なるほど。摩嶋選手としては昨年11月、木村柊也選手を下しています。試合前のインタビューで「丁寧に制圧する」と言っていたとおりの試合内容となりました。
「ああいう形で、しっかりと勝つこと。毛利道場の毛利さんと森戸さんたちと一緒に決めて練習してきましたし、しかも木村選手を相手に一本勝ちできたことで、手応えは感じました」
――そのために練習内容を大きく変えてきたのでしょうか。
「いや、練習内容は変わっていないですね。ただ、MMA仕様というか――それまでは、グラップリングや柔術の練習でやっていたことをMMAの試合で出していただけ、みたいな感じでした。でもMMAはMMAであって、MMAに適した組み技がある。そういう面を見直して、取り入れるようになりました」
――MMA仕様というと、たとえばどのような点ですか。
「押さえ込む、トップコントロールですね。倒したら立たせないというコントロール力は上がったんじゃないかと思います。相手が逃げようと思っても逃げられない形にして、疲れさせる。そのためのコントロールを練習していました。おかげで2R以降は楽になったし、うまくハマりましたね」
――1Rから2Rに入るなか、相手が疲れているのは感じましたか。
「はい。おかげで2Rにフィニッシュの状態になる前から、いろんな技で極めるイメージが浮かんでいました。肩固めにするか、RNCで極めるか」
――バックに着いていたらRNC、トップをキープしていたら肩固めで。
「そうです。あまりバックに着いてRNCというイメージではなかったけど、ボディトライアングルで相手の腕も巻き込んでいたので、そのままRNCで極めました」
自分のやることは決まっていて、あとは相手がどう動いてくるか。ただ、誰が相手でも同じようにできる
――木村戦後、秋元強真選手が摩嶋選手との対戦をアピールしたのは知っていましたか。
「あぁ、何かの流れで知りました」
――その後、方向転換があったようですが……何かというと、木村戦もそうであるように、摩嶋一整×ストライカーというマッチアップは誰もがイメージするところだと思います。そんななかバーサス世界で、ジェイムス・ギャラガーが来たことには驚きました。
「そうですね(笑)。試合を視たことがなかったのでオファーが来るまでは知らなくて。映像を視ると柔術系で完全にグラップラーですね。見た目はコナー・マクレガーかと思いましたけど」
――もともとマクレガーと同じジムで、タトゥーも似ていますからね。まずRIZINがバーサス世界を掲げた時の印象を教えてください。
「これから外国人選手との対戦が増えるかな、というぐらいで。自分は誰とでも戦いますし、そんなに意識はしていなかったです。
今回も最初に話を聞いた時は『誰だろう……』という感じだったんですよ。少しキャリアと試合映像は確認して、ベラトールでランキングに入っていた選手だし、良いファイターだろうと思って即受けました。実際にそういう選手との試合オファーが来ると嬉しいですね。相手はキャラも良さそうですし(笑)」
――これまでマクレガーばりに相手を煽る場面もあったギャラガーです。もし会見など目の前で煽ってきた場合、摩嶋選手はどのように対応しますか。
「そういうのが分からないんですよね。僕は今まで試合前に煽られたことがないと思うんですよ。次の相手に煽られても、言葉が分からないですし(苦笑)」
――会見であれば通訳がつくとは思いますが、確かにワンテンポ、ツーテンポは反応が遅れますね。その点も楽しみです。ギャラガーといえばバックテイク、そしてフィニッシュへと至るスタイルなので寝技の勝負になるかと思われます。
「そうですね。レオスは外国からの会員さんが多いし、強い柔術家もいっぱいいるので、特にそんなに恐れるところはないです」
――相手が柔術系のファイターだからこそ、所属する毛利道場はもちろん、森戸選手の存在も大きくなると。
「毛利さんはもちろんですが、森戸さんは寝技がメチャクチャ強いので、そういう選手と練習できるのはありがたいです。いつもセコンドについてくれますし、心強いですね」
――ストライカーの木村選手と、グラップラーのギャラガーでは対策も大きく変わってきますか。
「そんなに変わらないです。自分のやることは決まっていて、あとは相手がどう動いてくるか。ただ、誰が相手でも同じようにできると思っているので」
――今まで摩嶋選手がガッチリとバックを獲られたことはあるのでしょうか。
「試合では経験がないですね。寝技対決をしてくれたほうが、自分としてはありがたいです」
――ギャラガーとの寝技対決で、どのように仕留めたいですか。
「いつもどおり制圧して、最後は絞めて一本勝ちですね。福岡は山口の隣でもあるし、いっぱい応援に来てくれるので、バッチリ一本勝ちします」
■視聴方法(予定)
4月12日(日)
午後12時30分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!
■RIZIN LANDMARK13
<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
[挑戦者] 久保優太(日本)
<RIZINバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] ダニー・サバテロ(米国)
[挑戦者] 後藤丈治(日本)
<ライト級/5分3R>
堀江圭功(日本)
パトリッキー・フレイレ(日本)
<フェザー級/5分3R>
萩原京平(日本)
アバイジャ・カメオ・メヘイラ(米国)
<バンタム級/5分3R>
福田龍彌(日本)
アジズベク・テミロフ(ウズベキスタン)
<キックボクシング・フェザー級/3分3R>
朝久泰央(日本)
シンパヤック・ハマジム(タイ)
<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)
<スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
ナターシャ・クジュティナ(ロシア)
<フェザー級/5分3R>
摩嶋一整(日本)
ジェームズ・ギャラガー(アイルランド)
<ライト級/5分3R>
ヌルハン・ズマガジー(カザフスタン)
天弥(日本)
<フライ級/5分3R>
本田良介(日本)
火の鳥(日本)
<バンタム級/5分3R>
井上聖矢(日本)
宮川日向(日本)
<フライ級/5分2R>
八尋大輝(日本)
岡本舜(日本)
<バンタム級/5分2R>
山﨑鼓大(日本)
有松朋晃(日本)
<ライト級/5分2R>
大木良太(日本)
荒井銀二(日本)
<キックボクシング・フライ級/3分3R>
今村流星(日本)
YUKI(日本)






















