【MVP MMA01】1700万の視聴者とゲート収入は3億5000万円。この数字はどのような未来に続く?!
【写真】(C) Sarah Stier / Getty Images for Netflix
19日(月・現地時間)、MVPとNetflixが共同で17日(土・同)にカリフォルニア州イングルウッドのインテュイット・ドームで開催されたMVP MMA01「Rousey vs Carano」の視聴者数が米国最多となったことを発表している。
Text by Manabu Takashima
「メインのロンダ・ラウジー×ジナ・カラーノの全世界視聴者数は1700万を超え、米国の上位3カードの平均視聴者は930万で、メインでは1160万に達した。さらにMVP所有のソーシャルチャンネル全体で4億1,000万回以上のインプレッションを記録し、220万ドルを超えるライブゲート収益を生み出しました」ことをMost Valuable Promotionsの共同創始者のジェイク・ポールとナキーサ・ビアダリアンが共同声明文で明らかとした。
さらに両者は「ネトフリのパートナーの皆と、この成果を誇りに思っており、MVP MMAの旗揚げが成功裏に終わったことに貢献してくれたファイター達に感謝している。MVP MMAに関わりたいと考えるファイターたちから、圧倒的な関心が寄せられている。ネトフリのように将来のビジョンを共有し、長期的なインパクトを生み出すことを目指すパートナーとともに、意義のあるこれからを実現するため、あらゆる戦略的選択肢を検討する」と言葉を続けているが、次回大会の時期などについて明言はなかった。
ちなみにUFCの最多視聴者数は2011年11月12日のUFC FOX01で、9試合目まではFacebookで配信され、メインのUFC世界ヘビー級選手権試合=ジュニオール・ドスサントス×ケイン・ヴェラスケス戦のみFOXで無料中継され、米国で880万の視聴者を集めていた。そのUFCのPPV売り上げ歴代記録は2018年10月のUFC229=カビブ・ヌルマゴメドフ×コナー・マクレガーで、240万件だ。
2008年5月31日に初めて全米4大チャンネルの一つ、CBSで地上波中継されたElite XCニューアーク大会(メインカード第3試合でジナがケイトリン・ヤングと対戦している)の平均視聴者数は485万だった。
ちなみにネトフリのスポーツLIVE中継といえば、先のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本×豪州戦では1790万が視聴したとされている。
世界最大のサブスクで、ノーPPVで視聴されるようなLIVEイベント。UFCもPPVを取り止めたように、急激にMMAを巡る中継の在り方は変化している。と同時にネトフリのスポーツ・ライブ中継は広告が入る。加えて気になるのが――チケットセールスが興行の収入の軸でないイベントとはいえ、今回のゲート収入の220万ドル(約3億5000万円)という数字だ。
決して小さな額ではないが、UFCのライブゲート最高額=2024年9月のUFC306「Noche UFC」が記録した2182万ドル(約33億円)と比べると1/10強でしかない。かなり空席が目立ったという話もあるなかで、訪れたファンは15795人(キャパ18500席)とも言われているMVP MMA01。Noche UFCの観客数は16024人と発表数ではほとんど変わりがない。どれだけNoche UFCのチケットがプラチナ化していたのかということでもあるが、UFCは2026年に入って開いたメタAPEX以外の12大会で170万人以上の観客動員を誇る。
配信時代にあっても、箱の熱気と期待感はゲート収入に表れてくるのがライブスポーツ、ライブエンターテイメントの基本。平均で14000人以上を集め、600人前後の契約選手がいるMMA界の頂点に対し、「MMAを大きくする。選手のバリューを高める」と公言するMVP MMAがどのようなMMAワールドを構築していくのか。まずは次回大会の発表を待ちたい。



















