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【UFC272】コビントンがグラウンド&バックコントロールでマスヴィダルを封じ込める。次はポイエー??

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コビントン(米国)
Def.3-0:50-44.50-45.49-46.
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

開始早々、飛び蹴りを見せたマスヴィダル。そのままガードを上げてコビントンと向かい合う。距離を取るのはコビントン、スイッチしながらパンチを狙っていく。マスヴィダルはパンチとロー、コヴィントンは頭を下げてパンチを振りながら距離を詰めた。マスヴィダルはアイポークがあったと主張するが、コヴィントンはそのまま組み付き、ケージ際でマスヴィダルに尻もちを着かせた。起き上がるマスヴィダルのバックに回るコビントン。相手を崩し、グラウンドに持ち込んでサイドバックに回りながら、さらにバックマウントへ。

RNCを狙うコビントンだが、マスヴィダルもこれをしのぐ。左右のパンチで削りながら腕を相手の首に回していくコビントン。マスヴィダルは防戦に回る。コビントンはマスヴィダルの腕を殺し、背中を着かせた。そして残り50秒でマウントに移行したコビントンに対し、マスヴィダルはヒジを受けながら立ち上がった。スタンドに戻るとローを連打するマスヴィダル。コビントンはマスヴィダルを前蹴りを捌いた。

2R開始前、コビントンにアイポークに関する口頭注意が与えられる。ラウンド開始後、コヴィントンは左ハイをミス。しかしマスヴィダルはグラウンドに行かない。スタンドでパンチを振るうコビントンに対し、ローでけん制するマスヴィダル。さらに右ミドルを当てる。コヴィントンはパンチを振るう際に頭が下がってしまう。右フックを振るいながら組み付いたコビントン、マスヴィダルはケージに押し込まれながら右ヒジを相手の頭部に突き刺した。相手をケージに押し込みヒザを打ち込むコビントン、左ヒザがマスヴィダルの下腹部をとらえ、マスヴィダルのアピールによって試合は一時中断に。

再開後、すぐに距離を詰めたコビントン。マスヴィダルは細かいパンチで対応し、相手が組み付いてきてもケージ際で体勢を入れ替えた。ケージ中央ではニータップをフリに右ストレートを当てたマスヴィダル。コビントンを右ローですくい、尻もちを着いた相手のトップに回りに行くが、スクランブルに持ち込んだコビントンがマスヴィダルのバックに回る。両者は離れたあと打撃戦へ。さらに組み付いたコヴィントンは相手をケージに押し込むも、マスヴィダルは離れて右ローを連打する。動きの鈍ったマスヴィダルの顔面を、コビントンのパンチが捉えさらにマスヴィダルをケージに押し込んでいった。

3R、マスヴィダルの右ハイをブロックしたコビントンは、お返しの左ハイからシングルへ。これをカットしたマスヴィダルは、左ジャブを放ちながら離れる。コビントンはパンチを振るいながらマスヴィダルをケージに押し込み、グラウンドに持ち込んだ。相手に背中を着かせたコビントンは、上からパンチとヒジを落とす。左ヒジの連打を食らうマスヴィダル。さらに相手の頭を抱えて、パンチを打ち込んでいくコヴィントン。足を一本越え、マスヴィダルが起き上がろうとした瞬間にパスガードした。

しかし動く相手に対して、ハーフガードの中に戻ったコビントンは、パンチを落としつつバックへ。右腕をマスヴィダルのアゴに回し、締め上げるが極まらない。今度は左腕で絞め上げたコビントン、マスヴィダルは反転してスクランブルに持ち込むが、ここはコヴィントンが制した。マスヴィダルは立ち上がり、打撃戦を挑むもコヴィントンが距離を取ってラウンドを終了を待った。

4R、互いにガードを上げてパンチを放つ。マスヴィダルはローに切り替えたが、コビントンの左ハイに対して下がる。コビントンはダブルレッグを切られながらも、パンチを顔面に当てて再びテイクダウンを仕掛けた。ケージ際でシングルに切り替えたコビントン、マスヴィダルは足を抜いたが、またもココビントンに押し込まれてしまう。倒せないとみるやコビントンは離れてパンチの連打へ、左アッパーを当ててからシングルレッグを狙った。倒せなかったコビントンは、離れてパンチ勝負へ。連打でマスヴィダルをケージ際に追い込む。

パンチで追い込んでからテイクダウンを狙うパターンとなったコビントンだが、倒しきることはできない。ここでマスヴィダルが乱打戦の中で右フックを当てる。腰を落としたコビントン、マスヴィダルはチャンスに攻め込んでいくも、追撃することはできず。復活したコビントンが再び前に出て、マスヴィダルをケージに押し込んだ。ケージ中央に戻ると、見合う両者。互いに疲れたか、軽く打撃を出し合ってラウンドを終えた。

最終回、コビントンが距離を詰める。左フックからマスヴィダルをケージに押し込み、相手の右足を取ってグラウンドに持ち込んだ。ハーフガードのマスヴィダルのバックに回り、右腕を相手のアゴに回すコビントン。足のフックは解けたが、右腕はマスヴィダルの首を狙い続ける。体を起こしたマスヴィダルのバックに回ったコビントンは、マスヴィダルのヒジを受けながらもテイクダウンを狙う。コビントンのバックコントロールを受けるマスヴィダル。コビントンはパンチで削りながらバックマウントを狙うも、マスヴィダルが立ち上がる。

これを引き倒したコビントンは、バックをキープしながらパンチを上下に打ち込む。マスヴィダルもシングルを仕掛けるも、スイッチしたコビントンが再びバックへ。パンチで削り、右腕をアゴに回して搾り上げながら、最後はトップからパンチを連打して試合終了のホーンを聞いた。

試合終了後も言い合う両者。大差の判定で勝利したコビントンは、次の相手としてダスティン・ポイエーの名前を挙げた。


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