【UFN133】乱戦、競り合いはお手のもの。ヴォルカノフスキーがエルキンスを破りUFC5連勝
<フェザー級/5分3R>
アレキサンダー・ヴォルカノフスキー(豪州)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ダレン・エルキンス(米国)
低いワイドスタンスのエルキンスが左ジャブを伸ばし、ヴォルカノフスキーが右ローを蹴っていく。互いに左ミドル、ジャブを放ちタイミングを計る。組んだエルキンスは、スライディングから足関節を狙いつつ、ハーフからスイープ狙いへ。スクランブルで下になったヴォルカノフスキーだが、ギロチンでしっかりとエルキンスの頭を抱えている。
これを抜かれると、すぐにケージに押し込んだヴォルカノフスキーは自ら距離を取る。前に出てきたエルキンスにショートのパンチを当てたヴォルカノフスキーは、組みに行くときにショートのアッパーを受ける。それでもケージにエルキンスを押し込み、エルボーを入れて離れたヴォルカノフスキーは右の相打ちから、左ジャブを突き刺す。続く右オーバーハンドでエルキンスがダウンし、立ち上がったところで右を続けたヴォルカノフスキーは組まれてもエルボーを打ち込む。
残り20秒、左ボディに続き右オーバーハンドを決めたヴォルカノフスキーは2度目のダウンを奪う。起き上がりつつ組んできたエルキンスにギロチンで捉えたヴォルカノフスキーは、そのまま倒されてサイドに回られるもタイムに。初回をヴォルカノフスキーがビッグラウンドとした。
2R、右ローから左ハイを入れたヴォルカノフスキーは、前に出て来たエルキンスに右を打ち込む。動きが止まったエルキンスはケージに押し込まれさらにパンチを被弾する。離れたヴォルカノフスキーは、攻め急ぐことはない。エルキンスは左を返し、蹴りを見せるがヴォルカノフスキーが組んでケージへ。ヴォルカノフスキーのスピニングバックフィストは空振りとなったが、ペースを落としつつ狙いをしぼった攻撃を見せる。
離れた両者、エルキンスが右オーバーハンド、右ミドルを放つ。コンタクトが少なくなるなか、エルキンスが左ハイを繰り出す。ヴォルカノフスキーは攻め疲れか。それでも終盤に前に出てクリンチからフックを打ち込むが、終盤は流していた。
最終回、ポイント的には有利なヴォルカノフスキーだが、疲れていることは間違いない。右アッパーから左ミドルを蹴るエルキンス、ヴォルカノフスキーが右フックを返し、シングルにはギロチン&頭を押して防ぐ。エルキンスはエルボー、アッパーを打って離れると左を被弾する。
それでもローに右を合わせに行ったエルキンス、ここで顔面をヴォルカノフスキーの左フックが顔面を捉える。さらに左を当てたヴォルカノフスキーが、クリンチへ。ケージにエルキンスを押し込み、ダブルレッグを決めたヴォルカノフスキーがスクランブル後に押し込みから離れる。残り1分40秒、ダブルを受け止めて右フックを入れたヴォルカノフスキーが、引き続き左ジャブを打ち込む。エルキンスは果敢に前に出るたびに、ヴォルカノフスキーのパンチを被弾した。
ボディからアッパーを返したエルキンスは、逆転の機会でダブルレグを許す。立ち上がり。パンチの距離になると両者がフックを思い切り振るいタイムアップに。最後まで粘ったエルキンスだが、3‐0でヴォルカノフスキーが判定勝ちを収めオクタゴンでの連勝を5に伸ばした。