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【Pancrase363】木下尚祐とフェザー級暫定王座戦。オタベク・ラジャボフ「ファイトは仕留めてナンボ」

【写真】来日してからZOOMで行われたインタビュー、ラジャボフは通訳なしで全て英語で受け答えを行った (C)MMAPLANET

明日28日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase363で、オタベク・ラジャボフが木下尚祐とフェザー級暫定王座を賭けて戦う。
Text by Manabu Takashima

IMMAF世界王者からパンクラスでプロデビュー。5試合中、3試合を日本で戦ってきた。パンクラスで挙げた3勝は全てフィニッシュ勝利のラジャボフは、常にパンクラス・フェザー級王者になることを目標としてきた。

その標的はカリベク・アルジクル・ウールから栁川唯人に代わった。さらに暫定王座決定戦で木下と戦うことが決まったラジャボフは、正規王座獲得への想いをさらに強くしていた。


ここで勝てば、本当のベルトを獲りに行く

――日曜日に木下選手と暫定フェザー級のベルトを掛けて戦うオタベクです。来日したのは、いつになりますか(※取材は26日に行われた)。

「昨日の夕方、いやお昼過ぎかな。日本は雨期っていうことで、雨の東京は初めてだから凄く興味深いよ」

――ばかりが台風が2つ連続で上陸する可能性すらありますし、さきほど震度3の地震があったばかりです。あの揺れで驚くことはなかったですか。

「あぁ、揺れたね。タジキスタンも地震がないってことはないけど、年に1回ぐらいなんだ。でも、怖くはなかったよ。タイフーンが2つ来るっていうことも聞いた。僕も日本人ファイターにとって、危険なタイフーンだから(笑)。相当な威力を持っているよ」

――今回は暫定王座決定戦ですが、これまでオタベクはカリベク・アルジクル・ウールがチャンピオンになることを想定して話すことが多かったです。昨年12月にカリベクを破った栁川唯人選手が、チャンピオンになりました。

「あの試合はケージサイドで見ていたけど、カリベクが勝つモノばかりだと思っていた。そして、僕が彼に挑戦することになるだろうって。実際、試合でもカリベクが優勢だった。でも、一つパンチが全てを変えた。僕にとってはどっちが勝っても、問題じゃない。誰だろうが、タイトルを賭けて戦う準備はできていたからね」

――その正規王者の栁川選手がRoad to UFCに出場しましたが、初戦で敗れたなかでの暫定王座決定戦です。

「僕はすぐにでもヤナガワに挑戦したかったけど、彼がRoad to UFCに出場することになり、『まだ待てる』とパンクラスに伝えていた。パンクラスは僕を挑戦にする予定だったし。結果的に暫定王座決定戦を組んでくれた。ここで勝てば、本当のベルトを獲りに行く。

ヤナガワがRoad to UFCで負けた試合は、ハイライトしか視ていない。何が起こったか、分からなかった。ヤナガワもそういう気持ちだろう。いずれにせよ、彼はRoad to UFCのトーナメントで負けてしまった。僕が暫定チャンピオンになったら、次の大一番は彼との試合になるだろう。そして僕は真のチャンピオンになる」

――オタベクとすれば、栁川選手がRoad to UFCで敗れたことは都合が良かったですか。

「う~ん、そういう風には思っていない。彼が勝とうが、負けようが。僕の目標は正規王者になることだから。彼がRoad to UFCで戦い続けることができていれば、僕はパンクラスの正規王座を誰かと争うことになっていたに違いない。ヤナガワだろうが、相手は誰でも構わない。さっきも言ったように誰が相手になっても、準備できている。僕が求めているベルトが掛けられていれば、相手が誰だろうと戦うよ」

圧を掛けて、じっくり戦うなんて、会場にいるファンは誰一人として望んでいない

――これまで木下選手を、ベルトを争うことになる相手だと注視したことはありましたか。

「正直、今回の試合のオファーがあるまで、彼のことは知らなかった。でも試合映像をチェックすると、凄く良いファイターだと分かった。タフな相手だし、尊敬している。レスリングができて、良い打撃も持っている。試合中も落ち着いて戦っている。

集中力もあるから、距離の取り方も上手い。きっと気持ちの創り方も上手なんだろうね。キャリアも豊富で今、4連勝中だからね。僕らの試合は、とても興味深いグッドファイトになると思う」

――気持ちの創り方という部分では、ここ一番で譲らない強さがあるかと感じます。

「そこもファイターとして、彼の強い部分だろう。それでもライキ・エンドーを相手に15分間、距離をコントロールしてジャブを当てるというファイトを続けた。僕は1Rでエンドーをぶちのめしている。ファイトは仕留めてナンボだよ。

僕もああいう戦いはできる。でも15分間、距離を取って戦うような試合は誰も喜ばない。圧を掛けて、じっくり戦うなんて、会場にいるファンは誰一人として望んでいない。いずれにせよ、打撃でもレスリングでも僕の方が上だ。5分5R、どのような距離をとってきても問題ない。そして、その機会が巡ってきたから、キノシタをフィニッシュする。試合開始からずっと僕が支配して、思い切りキノシタを叩きのめす」

――この試合のTV中継のコメンテーターは、正規王者の栁川選手です。

「えっ、本当に? ハハハハ。最高だね」

――ファイトを通じて、どのようなメッセージを栁川選手に送りたいと考えていますか。

「ヤナガワもこの試合の勝者が、次の対戦相手だという気持ちでいるだろう。もちろん、僕がその座を射止める。ヤナガワには『座って待っていろ』と言っておくよ。僕がケージの中で、どのようなファイトをやってのけるか。しっかりと、脳裏に刻み込んでほしい。

ただ、今は今回の試合に集中している。この試合をしっかりと勝ち切る。将来の話は、この試合に勝ってから次のステップに進みたい。とにかく、日曜日には勝つ。日本のファンの皆には申し訳ないけど、次の試合で勝つのは絶対に僕だ。それでも日本のファンには、僕の試合に注目してほしい」

■視聴方法(予定)
2026年6月28日(日)
午後12時15分~ U-NEXT

■Pancrase363対戦カード

<フェザー級KOP暫定王座決定戦/5分5R>
オタベク・ラジャボフ(タジキスタン)
木下尚祐(日本)

<ライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
粕谷優介(日本)
神谷大智(日本)

<フライ級/5分3R>
谷村泰嘉(日本)
眞藤源太(日本)

<ストロー級/5分3R>
氏原魁星(日本)
寺岡拓永(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
畠山祐輔(日本)

<ウェルター級/5分3R>
武者孝大郎(日本)
萱沼徹平(日本)

<ライト級/5分3R>
下山楓人(日本)
宮本樹(日本)

<バンタム級/5分3R>
千種純平(日本)
鈴木勇太朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
増田怜央(日本)
村社泰河(日本)

<バンタム級/5分3R>
貫井義規(日本)
近藤悠真(韓国)

<フライ級/5分3R>
大野友哉(日本)
前側慧(日本)

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