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【Pancrase363】ラジャボフと暫定王座決定戦、木下尚祐「自分が勝つイメージはめちゃくちゃあります」

【写真】あくまでベルトはラジャボフに勝ったあとについてくるもの。ラジャボフ超えなるか?(C)TAKUMI NAKAMURA

28日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase363にて、木下尚祐がフェザー級暫定王座決定戦でオタベク・ラジャボフと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

正規王者である栁川唯人のRoad to UFC出場に伴い、暫定王座をかけてランキング1位のラジャボフと対戦する木下。パンクラス参戦以降は4戦4勝と勝ち星を積み重ねて、暫定王座戦にまで辿り着いた。木下にとってベルトはあくまでラジャボフに勝ったあとについてくるもの。試合直前の木下はラジャボフに勝つことにすべてを注力していた。


今回はISAOさんと練習して、パンクラスでの5R制と対外国人の戦い方を教えてもらった

――フェザー級暫定王座決定戦でオタベク・ラジャボフと対戦する木下尚祐選手です。あとは体重調整するだけだと思いますが(取材日は6月24日)、今回はどんなトレーニングキャンプ・準備をしてきましたか。

「自分のトレーニングキャンプは基本的に試合まで1カ月を切ると、ミット打ち以外はグランドスラムで調整する感じになるんですよ。それまでは週1で佐藤将光さんのFightBase都立大のプロ練に参加させてもらって(リバーサルジム東京)スタンドアウトのグラップリングにも行っています。今回はISAOさんと練習させていただいて、パンクラスでの5R制と対外国人の戦い方を教えていただきました。あとは齋藤奨司選手からコンタクトをいただいて、齋藤選手とも2回くらいスパーリングしました」

――トレーニングキャンプの前半は色んなジムで練習して、最後はグランドスラムで調整する形なんですね。

「試合が決まったら約2カ月=8週間でファイトキャンプを組んでいて、自分は試合モードに入るのが結構早いんですよ。だから試合1カ月前まではいつものルーティン通り色んなところで練習して、1カ月を切ったら信用できて波長が合う同門の選手たちとしばき合うスタイルです」

――ラジャボフ戦が決まったどんな心境でしたか。

「去年の12月に同門の浅見さん(Ryo)がラジャボフと試合をした時にセコンドについていて、試合が終わったあとに次は俺がやってやろうと思っていました。そのあとにパンクラスから幾つかオファーがありつつ、3月の横浜武道館大会に出てほしいということになって、僕としてはラジャボフでオファーが来るかなと思っていたら、ラジャボフがラマダンの影響で試合が出来ないということになって。それで3月はシン・ジェヨンと試合をして、今回にラジャボフへ…という流れですね。だから自分としてはずっとラジャボフ=戦う相手として見ていました」

ラジャボフはフルラウンド戦うこと・判定で勝つことを見据えてやっていると思う

――対戦相手としてラジャボフにはどんな印象を持っていますか。

「よくラジャボフはカリベク(・アルジクル ウール)と比べられがちですけど、僕はラジャボフとカリベクは全然タイプが違うと思っていて、ラジャボフはフルラウンド戦うこと・判定で勝つことを見据えてやっていると思うんですよ。そういう意味ではより穴がない、少ない選手だと思いますね」

――確かにカリベクがフィニッシュ力を活かしてガンガン仕掛けるタイプだとしたら、ラジャボフは確実に勝つ選択をしてフィニッシュする選手という印象です。

「例えばラジャボフは浅見さんのことをぶん投げようと思ったら投げることが出来たと思うんですよ。でもそこで無理をしないで、ある程度、浅見さんにやらせておいて、浅見さんの力量を把握してトライできると思ったところで仕掛ける、みたいな。そういう殺傷能力を使う嗅覚がものすごいと思うので、そこを意識して練習してきました」

――そういった部分をISAO選手たちと練習することで磨いてきたのですか。

「そうですね。ISAOさんはこっちが質問すると、すごくちゃんとご指導というか教えてくれるんですけど、質問しないと教えてくれないので、一生懸命質問しました(笑)」

――色々なシチュエーションや展開も想定して練習してきましたか。

「ただそれをやりすぎると相手のレパートリーが多すぎてキリがないので、ある程度自分からこういう展開をしたいよねっていうところを想像して練習する方が多かったですね。うちの高城(光弘)さんが相手が何をやってくるかを研究するのがめちゃくちゃ得意で、ラジャボフとも戦っているので、こういう時はこういう反応をすることが多いからこうしようというところを2人で話し合って、いろんなシチュエーションスパーもしてきました」

――木下選手は前回のシン・ジェヨン戦でもフルマークの判定勝利で、パンクラスでは4戦4勝です。自分の戦い方やスタイルに自信がついてきた部分はありますか。

「前回やったシン・ジェヨンはめちゃくちゃ力が強くて、他のランカーがやったら結構危ないんじゃないかなと思うぐらい強かったんですよ。ああいう力が強くてパワープレイしてくる選手に対して、ある程度レスリングでもストライキングでも上回ることが出来たのは、自分がやってきたことが繋がり始めているのかなと思います。ただラジャボフは今までやってきた相手とは違うと思うし、いざ触れてみないと分からないところも多くて怖いは怖い相手ですね」

ベルトがかかった試合ですが、ラジャボフに勝つことで頭がいっぱいです

――今回はパンクラスの暫定王座がかかった試合でもありますが、そこに関してはどんな想いがありますか。

「今回に関してはベルトがかかった試合なんですけど、ラジャボフの存在が大きすぎて、ふとした瞬間に『そういえばここで勝ったらベルトついてくるんだっけ?』みたいな感覚なんですよ。やっぱり僕はああいう選手とやらなきゃMMAじゃないと思ってやってきたんで、ラジャボフと戦うことに対してすごくモチベーションが高くて嬉しいです」

――ラジャボフに勝つことが出来れば木下選手の実力を証明して、周りの評価も高める試合になると思います。そういった部分も今は意識していないですか。

「さっきの繰り返しになっちゃいますけど、今はラジャボフに勝つことで頭がいっぱいですね」

――今日木下選手を取材させていただき、改めてラジャボフに勝つために集中していることが伝わりました。

「それはラジャボフの怖さがゆえに、ですかね。でもその怖さがありつつ、自分が勝つイメージはめちゃくちゃあります」

――木下選手がラジャボフ超えを果たせるかどうか。たくさんの人が注目している一戦です。最後に試合に向けた意気込みをいただけますか。

「ラジャボフはめちゃくちゃ強い相手です。でも僕の覚悟だったり、遠回りしたかもしれませんが、自分がここまでやってきたことを全部ぶつけて上回る瞬間を見てもらえることが僕は楽しみです」

■視聴方法(予定)
2026年6月28日(日)
午後12時15分~ U-NEXT

■Pancrase361 対戦カード

<フェザー級KOP暫定王座決定戦/5分5R>
オタベク・ラジャボフ(タジキスタン)
木下尚祐(日本)

<ライト級次期挑戦者決定戦/5分3R>
粕谷優介(日本)
神谷大智(日本)

<フライ級/5分3R>
谷村泰嘉(日本)
眞藤源太(日本)

<ストロー級/5分3R>
氏原魁星(日本)
寺岡拓永(日本)

<フェザー級/5分3R>
亀井晨佑(日本)
畠山祐輔(日本)

<ウェルター級/5分3R>
武者孝大郎(日本)
萱沼徹平(日本)

<ライト級/5分3R>
下山楓人(日本)
宮本樹(日本)

<バンタム級/5分3R>
千種純平(日本)
鈴木勇太朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
増田怜央(日本)
村社泰河(日本)

<バンタム級/5分3R>
貫井義規(日本)
近藤悠真(韓国)

<フライ級/5分3R>
大野友哉(日本)
前側慧(日本)

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