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【Grachan84】初の後楽園ホール大会開催。メインは伊藤空也がヒクソン・ザ・キングを迎え撃つ国際戦!

【写真】GRACHANと豪州エターナルMMAの2冠王、伊藤空也が南米FFC王者と激突(C)GRACHAN

8月26日(水)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるGrachan84の対戦カードが発表された。グラチャンにとって初開催となる後楽園大会のメインでは、同バンタム級王者の伊藤空也がブラジルのヒクソン・ザ・キングを迎え撃つ。
Text by Shojiro Kameike

伊藤は2024年6月、豪州エターナルMMAでロッド・コスタを下して同バンタム級のベルトを巻いた。続いて同年12月にはTSUNEに判定勝ちを収め、Grachan同級王座を奪取。翌2025年にはRoad to UFCトーナメント1回戦でカイ・シャンに敗れるも、手塚基伸に完勝してGrachanのベルト防衛に成功している。そんな伊藤が迎える国際戦——対戦相手のヒクソン・ザ・キングについて、ここで触れておきたい。


ブラジル出身のヒクソン・ザ・キング、本名ヒクソン・ゼニジンは1999年2月生まれの27歳で、MMAレコードは20勝5敗1分。ブラジルのローカル団体で戦っていた彼が、初めて世界の舞台を経験したのは、2023年10月のコンテンダーズ・シリーズだった。UFCとの契約を賭けて同じブラジル人ファイターのアンドレ・リマとフライ級で対戦したが、試合はサークリングし続けたゼニジンをリマが追いかけるという展開で、フルマークの判定負けを喫する。リマはこの勝利でUFCとの契約を果たした。

その後、ゼニジンはアルゼンチンでHFCのベルトを奪取。以降は同じく南米を拠点に活動するサークルケージのMMAプロモーション、FFCで戦い、昨年8月にはアダイルソン・シウバを三角絞めで下して同バンタム級王者となっている。試合スタイルは、距離を取りながら左右ローを打ち込み、相手が中に入ってきたら引き込みグラウンドで極めることが多い。幼少期からムエタイの試合に出場していたというゼニジンだが、その左右ローは倒すためのものではなく、ダメージを与えて相手の踏み込みを弱めるためか。伊藤にとっては、強烈なヒット音を響かせるこのローを食らい続けたくはないところだ。

組むと自らテイクダウンに奪いに行く展開は少ないが、下になると三角絞めのセットアップが圧倒的に速い。三角で相手の動きを抑えてからヒジを連打して弱らせたあと、絞め落とすか、そのまま腕を伸ばして極める形で、25勝のうち15の一本勝ちを記録している。ここ2試合は元Bellatorファイターのニキータ・ミハイロフ、現在UFCに出場中のアドリアン・ルナ・マルティネッティの双子の弟アンドレスにいずれも判定負けを喫しているが、もともと極め力だけでなくフルラウンドの試合でも後半に盛り返すタフネスを持っているゼニジン。伊藤が得意とする削り合いの展開も上等といったところだろう。

伊藤にとっては手塚戦と同様、相手にボトムの形をつくらせる前に、潰す形に持ち込みたい(C)GRACHAN

グラチャンのベルトを巻いたTSUNE戦、初防衛に成功した手塚戦はいずれも、相手のテイクダウンを潰して削り続け、勝利を手にした伊藤。特に手塚戦ではボトムからのアタックに対するディフェンス力を見せた。まずテイクダウンを奪いに来ることが少ないゼニジンに対し、伊藤がどう出るか。ゼニジンの寝技地獄に入る前に、スタンドでもグラウンドでも位置取りが重要となってくる。ここは伊藤の試合運びに注目したい。

また、今年2月に小田魁斗の持つフライ級王座に挑み、KO負けもグラチャンの歴史に刻まれる大激闘を展開した小林大介が宮島夢都希との復帰戦に臨むなど、オープニングファイトを含めて全10試合が発表されている。

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