【Lemino Shooto TORAO】リザーバー=青柳との準決勝戦へ。野瀬翔平「全局面、自分の方が勝っている」
【写真】シンバートル戦での敗戦を経て挑んだ前回のオルニド戦。あの勝利は野瀬を大きく成長させた(C)TAKUMI NAKAMURA
28日(日)、福岡市のアクロス福岡イベントホールで開催される「Lemino Shooto TORAO」。バンタム級サバイバーTリバイバル2026準決勝で野瀬翔平が青柳洸志と対戦する。
Text by Takumi Nakamura
トーナメント1回戦ではジョン・オルニドと対戦し、キムラロックで一本勝ちを収めた野瀬。昨年10月にシンバートル・バットエルデネのギロチンで一本負けしてからの再起戦で勝利したことは、野瀬を大きく成長させることになった。
準決勝では内田タケルのRoad to UFC(RTU)出場により、リザーバーの青柳と対戦することとなったが、野瀬は「全局面、自分の方が勝っている自信があるので、圧倒して決勝に駒を進める」と力強く語った。
――トーナメント1回戦ではジョン・オルニドにキムラロックで一本勝ちという結果でした。まずはオルニド戦から振り返ってもらえますか。
「試合が終わった後はホッとしたというか、安堵の感情が大きかったですね。結果としてフィニッシュもできたし、コントロールもパウンドも、課題だった極め急ぎすぎずに削るみたいなところも出せて、アジアの強豪をしっかり超えることができたので、すごくうれしかったです」
――オルニドは勢いがあって思い切りのいいスタイルなので、危険な部分もある選手だったと思います。
「僕自身、去年10月にシンバートル(・バットエルデネ)にやられてからの復帰戦だったんですけど、正直復帰戦にしてはめちゃくちゃ嫌な相手だなと思っていました(苦笑)」
――まさにオルニドは知名度は低いけど強いタイプの選手ですよね。どう不安を払拭してケージに上がったのですか。
「試合が決まってすぐの頃は相手の得意なところを気にしながら対策していたのですが、最後の方は自分がやるべきことと自分が相手に勝っているところに集中して練習していて、自信を持ってケージに入ることができました」
――いい意味でオルニドのことを意識しすぎずに戦おう、と。
「そうですね。試合が近づくにつれて、相手の対策ではなくて自分のやるべきことに集中して、それ以外のことは考えすぎないようにしていました」
――シンバートルに絞め落とされたあとの復帰戦の相手がオルニドというのは本当に精神的にタフな連戦だったと思います。ここを乗り越えてプラスになったことはありますか。
「この2戦で精神的にも強くなれたと思うし、精神的に追い込まれたことによって技術・フィジカルも急激に伸びたと思うので、この2戦を終えて自分がかなり強くなったという自信があります」
――例えば練習面でシンバートル戦後に変えたこと・取り組んだことはあったのですか。
「練習自体は大きく変えたことはないですね。ただシンバートル戦を見返して、最初の打撃の立ち合いは自分の方がよかったと思うし、なぜあそこで雑に組みに行っちゃったんだろう?と。自分はそういうところがある選手なので、もっと組むタイミングやメンタル的なものを意識して練習するようにしました。いいタイミングで組みに行って、得意な形に持っていく。そのために打撃をやる。そういうことを意識して、打撃と組みのつなぎ目を意識して練習しましたね」
――野瀬選手は激しい攻防の末に一本勝ちすることが多くて試合が盛り上がる半面、より相手をコントロールして安定感のある試合をしたいという意識もあったのですか。
「それこそオルニド戦は結果的に一本勝ちでしたけど、3Rフルにやって判定で勝ってやろうと思っていたんですよ。そのぐらいの感覚でコントロールが第一、コツコツダメージを与えながら相手を削ることを意識していました。以前はフィニッシュしてやろうという気持ちが強くて、今はフィニッシュは自然に起きるものみたいな感覚になっていますね」
――確かに以前の野瀬選手だったらバックを取った時にすぐにRNCを極めに行ったり、コントロールよりもサブミッションを優先していたのかもしれないですね。
「あの場面で極め急いで力を使っちゃうと、こっちが削れてしまうので。ちゃんと相手の動きをコントロールしてパウンドを強く打つ。それを繰り返していると、そんなに自分は力を使わないので。あとはハーフガードで抑えてトップキープしたり。そういう面では、かなり意識してきたことが出たかなと思います」
――結果的に極め急がない方が極めにつながりますよね。
「そうですね。練習でもそこを意識していて、相手が疲れて削れてくれば、その方が楽に極めやすいですね」
――準決勝で対戦する青柳洸志選手にはどんな印象を持っていますか。
「力が強そうなグラップラーという印象を持っています」
――試合では色んなシチュエーションが来ると思いますが、オルニド戦よりも組みの攻防や組みでやり合う時間が長くなる想定ですか。
「僕と青柳選手は組みでもタイプが違うので、どう噛み合うかは僕も分からないですけど、組みも打撃もどこでも僕の方が勝っている自信があるんで、全局面で圧倒しようと思います」
――もともと野瀬選手は内田タケル選手と対戦予定でしたが、内田選手のRTU出場により、リザーバーだった青柳選手と対戦することになりました。そのことはどう感じていますか。
「サバイバートーナメントはバンタム級で、内田選手はフライ級でRTUに出ていたので、そこまで意識はしていなかったかもしれないですね。『ああ勝ったんだ』くらいで。むしろ僕の練習仲間の小田魁斗さんが一回戦で勝っていれば準決勝で内田選手と当たる予定だったんで、その試合が実現したら楽しみだなと思っていました。ここまで行ったら優勝してくれたらという気持ちもあるし、戦う予定だった身としても気が引き締まるというか、こっちはこっちで優勝するぞという気持ちです」
――野瀬選手は過去にRTUに出場していますが、今回のサバイバートーナメントに懸ける想いは強いですか。
「そうですね。僕はこのトーナメントに懸けているので。この先どんなチャンスが出てくるか分かりませんけど、絶対優勝するという気持ちでいます」
――今はどのくらい決勝のことは意識していますか。
「もちろん先のことも頭にはあるんですけど、今は目の前の相手を絶対に倒すことを考えています。フィニッシュが起こるか起こらないかは分からないですが、とにかく勝つ。圧倒して、フィニッシュじゃなくても『野瀬選手の圧倒だったな』と言われるような試合で勝ちたいです」
――それでは野瀬選手の試合を楽しみにしていうファンのみなさんにメッセージをいただけますか。
「今回はトーナメントの準決勝で、リザーブから上がってきた青柳選手と戦うことになりましたが、全局面、自分の方が勝っている自信があるので、圧倒して決勝に駒を進めてトーナメントを優勝します」
■視聴方法(予定)
6月28日(土)
午後3時45分~ Lemino
■Lemino Shooto Torao 対戦カード
<フェザー級/5分3R>
TOMA(日本)
田中半蔵(日本)
<バンタム級サバイバーTリバイバル2026準決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
青柳洸志(日本)
<フライ級/5分3R>
上田将年(日本)
打威致(日本)
<フェザー級/5分3R>
ネイン・デイネッシュ(インド)
久保村ヨシTERU(日本)
<ストロー級/5分2R>
緑真作(日本)
梅木勇徳(日本)
<フェザー級/5分2R>
本松要(日本)
柿原昇汰(日本)
<フェザー級/5分2R>
山田稜真(日本)
深町拓海(日本)
<フライ級/5分2R>
高宮諒(日本)
竹本蒼天(日本)
<ストロー級/5分2R>
真生(日本)
佐野光輝(日本)
<ストロー級/5分2R>
脇輝男(日本)
高井悠人(日本)



















