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【Lemino Shooto TORAO】本松要と対決、柿原RR昇汰「韓国で得たものは間違いなく次の試合で生かされる」

【写真】今年2月、昨年敗れたパク・ジョンジュンが所属する韓国Team Greekへ(C)SHOTA KAKIHARA

28日(日)、福岡市のアクロス福岡イベントホールで開催される「Lemino Shooto TORAO」で柿原RR昇太が本松要と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

これまでBloom FCが主戦場であった柿原が、地元福岡で修斗に初参戦する。Bloomでは4月のソドノムドルジ・プレブドルジ戦、11月のパク・ジョンジュン戦と連敗を喫しているなか、ここでLemino Shooto TORAOに出場する経緯を訊くとともに、パク・ジョンジュン戦後に行った韓国への出稽古についても語ってもらった。


――柿原選手はこれまでBloom FCを中心に戦っていました。今回、Lemino修斗TORAOに参戦が決まった時の気持ちから教えてください。

「それまで特に試合のオファーもなく、今年の初めぐらいに『海外で試合があるかもしれない』という話もあったのですが、それも流れて。ずっと宙ぶらりんな感じで過ごしていたんです。そんな時に『Lemino修斗、どう?』という話が来て、福岡で開催されるなら出たいと思いました」

――アマチュア修斗には出ていましたが、プロになってからは縁遠いものだと思っていましたか。

「周りには修斗に出ている選手が多いので、自分は別の大会に出ても良いのかなと思って修斗以外で試合をしていました。ただ応援や観戦では福岡大会に行ったりしていて。今回は試合の機会自体がなかったですし、お話を頂いて出ようかと考えました」

――前回のインタビューはソドノムドルジ戦前でした。ソドノムドルジ戦とパク・ジョンジュン戦の敗北については、どのように捉えていますか。

「敗北しているので悔しい気持ちでしたけど、今は別にそこまで――『良い経験になったな』と思っています」

――ソドノムドルジとパク・ジョンジュンをぶつけるということは、主催者もそれだけ柿原選手に期待していたのだろうと思います。

「はい、それは少し感じていました」

――「少し」というのは、あまり周囲のことは気にしないタイプなのでしょうか。

「アハハハ。周囲のプレッシャーも気になることは気になりますけど、やはり自分としては戦いに集中したい。戦いのことを意識していたい、と思っていますね」

――ではパク・ジョンジュン戦の敗因は何だったと考えていますか。

「敗因ですか。う~ん……、……あまり自分が前に出ることはできていなかった。手数が少なかったとは思います」

――パク・ジョンジュン戦では、柿原選手の中で何か歯車がかみ合っていないような印象を受けました。正直、試合ぶりに対して「もっとできるだろう」と思っていて。

「確かにそうですね。自分が勝負できるところで勝負していない。『ここで出し切らないといけない』というところで、出し切れていない。そういう面は結構ありました。瞬間瞬間ではありますけど、相手に飲まれていたのかなと」

――単純に言えば、相手のほうが確実に勝ちに来ていた。勝利をもぎ取ろうとしていた、とは思います。決して柿原選手が勝とうとしていなかったわけではなく。ソドノムドルジ戦のあと、パク・ジョンジュン戦まで何か大きく変えてきたものはありましたか。

「一番はボクシングテクニックです。ボクサーの友人に紹介してもらい、KiZuNaTというボクシングのパーソナルジムに通い始めました。基礎からやり直したので、自分では気づけないようなクセを直してもらったりしていて」

――基礎、というと……。

「最初は本当にジャブとストレートから始めたんです。それまでの自分は力任せに打っていたのが、キレのある感じで打てるようになって。KiZuNaTで練習し始めてから、ちょうど1年ぐらい経ちますけど、だいぶ変わってきたと感じています。やはりスパーでも打撃を先に当てたほうがテイクダウンに入りやすい。そういう面でも変わってきました」

――一方で自分の試合がない期間に、周囲はどんどん試合をしているのを見ていると、悔しさもあったのではないですか。

「そうですね。なにかずっと燻っている感じで、試合は見ているだけじゃ面白くないなと思っていました。実は負けた時に『このまま続けるのか、辞めるのか』と考えたんです。でもこのまま辞めても何も残らないし、もう一回頑張ろうと思って。いつもどおりの練習もしつつ、韓国へ出稽古に行ったりしていました」

――えっ、韓国はどこのジムに?

「パク・ジョンジュンがいるTeam Greekです」

――自分を破った相手の選手がいるジムに……。

「Rangers Gym代表の屋宮ハントさんが、Team Greekの会長さんと結構やり取りしていて。年明けにハントさんから『来月、韓国に行くかもしれんけど来る?』と言われて、2月にハントさんに付いていかせてもらったんです」

柿原の左にいるのがパク・ジョンジュン。柿原もジムに溶け込んでいる感がある(C)SHOTA KAKIHARA

――敗れた相手のジムで練習することに躊躇はなかったのですね。

「最初はありましたけど、パク・ジョンジュンが良いヤツで(笑)。行くと、いろいろご飯にも連れて行ってくれたりとか、おもてなししてくれましたね」

――なるほど。Team Greekというと大邱(テグ)ですか。

「大邱ですね。楽しかったです(笑)」

――アハハハ、韓国は食べ物もおいしいですしね。Team Greekの練習では何か感じたものはありますか。

「大きな違いを感じたわけではないですが、『これを毎日やっているのか』と思う部分はありましたね。ずっと1R5分で回して、走ることも多く、あと筋トレもそうです。それと距離感、プレッシャーの掛け方は新しいものを得ることができました。間違いなく次の試合で生かされると思います」

――その次の試合で対戦する、本松選手の印象は?

「……特にないんですよね。試合映像も視ましたけど、コレといった特徴もなくて。逆に対策しづらいなぁと思います。今回は絶対に勝つことはもちろん、自分の全力を出せるかどうか。そこを焦点にして戦いたいと思っています」

■視聴方法(予定)
6月28日(土)
午後3時45分~ Lemino

■Lemino Shooto Torao 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
TOMA(日本)
田中半蔵(日本)

<バンタム級サバイバーTリバイバル2026準決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
青柳洸志(日本)

<フライ級/5分3R>
上田将年(日本)
打威致(日本)

<フェザー級/5分3R>
ネイン・デイネッシュ(インド)
久保村ヨシTERU(日本)

<ストロー級/5分2R>
緑真作(日本)
梅木勇徳(日本)

<フェザー級/5分2R>
本松要(日本)
柿原昇汰(日本)

<フェザー級/5分2R>
山田稜真(日本)
深町拓海(日本)

<フライ級/5分2R>
高宮諒(日本)
竹本蒼天(日本)

<ストロー級/5分2R>
真生(日本)
佐野光輝(日本)

<ストロー級/5分2R>
脇輝男(日本)
高井悠人(日本)

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