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【ONE70】明日キム・デフォンと対戦、今成正和「分からないです。リングと金網の違いは」

Masakazu Imanari【写真】42歳という年齢に関して「肌が乾燥してきた」という今成。今成ロールの入り方の秘訣については「走り高跳びのように」と教えてくれた(C)TSP

20日(金・現地時間)、フィリピンはマニラのMOAアリーナで開催されるONE70「Heroes of Honor」に今成正和が出場する。

1月にユーサップ・サーデュラエフに足関節を完封された今成が捲土重来を期して、ONEのリングに上がる。その今成の1日をameba TVが制作するドキュメンタリー番組= ONE DAY が追った。

MMAPLANETカットとして今回、同番組で収録した今成のインタビューからサーデュラエフ戦からMMAに関する足関節を中心にした彼の言葉をお届けしたい。


──今のコンディションは如何ですか。

「良いと思います」

――前回のユーサップ・サーデュラエフ戦については今、どのような気持ちでいますか。

「やっちゃったなぁという感じですね(苦笑)。なかなか、良くない試合をしてしまいました」

──サドルポジション時代になり、MMAでの可能性を今成選手が見せてくれる。そういう期待があったのですか。今成選手もそういう腹積もりがありましたか。

「サドルに拘りにそこまでないのですが、そういうモノをMMAに使えると楽しい。そういう想いはありましたし、今も持っています。グラップリングで見られる攻防ですけど、あんまりMMAでは見られていないですからね」

──サドルポジションはMMAでも有効でしょうか。

「サドル自体はそこまで抜群なポジションではないと思います。サドルの先をセットできれば、強いと思うのですが、サドルだけだとあんまり……ですね。逃げられたりもしますし。そういうものを組み込んだなかでMMAを戦うことができれば、見ている方も面白いとは思います」

――パスガードされると、足関節に行けなくなる。まるでコロンブスの卵のような状況になりました。あの時、どのような気持ちで抑え込まれていたのでしょうか。

Imanari vs Yusap「やべぇな、強えなぁって感じでしたね」

――足を戻すことがなかなかできませんでした。それほどまでに抑えの圧力が強かった?

「強かったです。あそこまで強いとは想定していなかったです。なんですかね……ちょっと強いなって動揺したのもあったと思います」

――クローズドガードで、中に入るかのように、今成選手が足関節を狙うと、そのまま両足とも中にいれて片足を挟むことを許さなかった。あのユーサップの戦い方に関しては、これまでの今成選手のキャリアのなかで試合、練習において、あのようなシチュエーションはありましたか。

「なくはないと思うんですけど、ああいう風にできる人は少ないです。まぁ、動きを止めるということは割とできたりするんです。どうにかセットしたかったのに、足が抜けなくてセットできなかったですね。

まぁ、あの試合を経験して答のようなことは見つかりましたけど、ここでは言えないです(笑)」

――あの敗北後、今成柔術における柔術の練習、GENの練習で取り入れたものは何かありますか。

「う~ん、常に新しいモノは取り入れているので。同じこともやっているのですが、ちょっとずつ何か入れています」

──今はどのようなモノを?

「言えないッス(笑)」

──押忍、了解しました。渡辺翔平選手、あるいは山田崇太郎選手とあの試合に関して話をして、対策を練るようなことはあったでしょうか。

「特にないですね。試合前にこの選手の特徴がこうだから、こういうことをしようというのはしなかったです。試合映像を見て、なるほどねぇぐらいの感じで。相手云々よりも、自分を整えることだけに集中していました。

まぁ、どの試合でもそうだったんですけど、それじゃあダメでしたね。ちゃんと見て、研究しないとダメだと思うようになりました」

――GENで岩崎正寛選手とも練習をしていますが、彼との練習に何か目的をもって挑むということはありますか。

「強いですからね、目的というか楽しいです(笑)。説明が上手な人なので、何が尋ねると答があるので凄いなって」

――かなり受けの強い選手だと思いますが、崩したり、サブミッションに入るトレーニングとして、良い練習になるのでしょうかと。

「ハイ、凄くなります。常に良い練習になると思っています」

――柔術のみの選手とのグラップリングスパーで、今成選手はどれほどMMAのポジションを意識して戦っていますか。

「う~ん、ここは殴られるとかは意識しますが、MMAだからとかグラップリングだからとかは考えないです。戦いは戦い。同じじゃないですかね。まぁ、一応は殴られないような距離を取ったりとかはしますけど。

MMAのスパーリングは慣れるためにやっています。そこでも殴られないようにというは同じです」

──対戦相手がケヴィン・チェンから、キム・デフォンに変わりました。

Kim Dae Hwan「ケガしちゃって変わりましたね。ONEでビビアーノとか、竹中選手とやっているし、今回のメインに出るフィリピンの人(ケビン・ベリンゴン)にも一本で勝っているので普通に強いです。打撃寄りでもチョークが強い。全部いけるんじゃないですかね。強いと思います」

――どのような試合展開に持ち込みたいですか。

「理想は極めて勝ちたいです。どの態勢でも極めにいきたいです」

――今回の試合はケージでなくリングです。

「らしいですね」

──一番下のロープからエプロンまでネットが張られているという話もありますが。

「あぁ、そうスか。でも、何も思わないです。ケージだとかリングだとか、意識したことはないです」

――リングはケージと違い90度のコーナーがあります。そして場外逃避ができないようになっているとなると、足関節を仕掛けやすい印象がありますが、そのあたりはどのように考えていますか。

「そうッスか? 気にしたことないので、分からないです。リングと金網の違いは、そこまで……」

――話は変わりますが、先日のゲーリー・トノンのMMAデビュー戦の感想を。

「普通というか、MMAでしたね」

――殴りに重点を置いた試合に内容にはガッカリしませんでしたか。

「アハハハハ。言うとそうですけど、殴っていましたね(笑)。らしいところが見たかったですけど、まぁ堅い感じで勝ちたかったんですかね。やんのかなって思ったら、やらなかったですね。まぁ、でも難しいですからね」

――ポラリスドリーム・チームでクインテットに出たいという気持ちはなかったですか。

「ヒールないと、ちょっと勝てないです……。場としては良い場所だと思いますけど、自分には向かない、できないなぁと。他にやることないので」

――最後に改めて、この試合に関する意気込みをお願いします。

「勝つ。負けたくないです」

■ONE70対戦カード

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(ブラジル)
アンドリュー・レオーネ(米国

<キックボクシング70キロ/3分3R>
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
ジョー・ナタウット(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/3分5R>
ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
エイドリアン・パン(豪州)

<ムエタイ67キロ/3分3R>
ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
ファビオ・ピンカ(フランス)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マット・ガフロフ(ロシア)
エミリオ・ユールシア(米国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
今成正和(日本)
キム・デフォン(韓国)

<ムエタイ77.1キロ/3分3R>
エリオット・コプトン(豪州)
コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)

<63キロ契約/5分3R>
藤沢彰博(日本)
カジ・イーヴィン(フィリピン)

<キックボクシング78キロ/3分3R>
ブラッド・リデル(ニュージーランド)
レジアン・アーセンス(オランダ)

<キックボクシング78キロ/3分3R>
ブラッド・リデル(ニュージーランド)
レジアン・アーセンス(オランダ)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ジナ・イニオン(フィリピン)
ジェニー・フアン(台湾)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
エイドリアン・マタイス(インドネシア)
ラン・ミンチャン(中国)

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