【Shooto2025#09】超スピーディな攻防は前に出て打ち、組み続けた新井が田上を3-0で下す
【写真】前に出続けた新井、回りながら当てた田上——凱歌は新井に挙がった(C)MMAPLANET –>
<フライ級/5分3R>
新井丈(日本)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
田上こゆる(日本)
開始早々、距離を詰めた新井に右カーフを当てる田上。新井はバランスを崩したあと、立て直して左右フックを振るう。サークリングして左ジャブ、左ヒザを突き刺す田上。左ジャブを受けたあと、右を打ち下す。右カーフを受けながら左を伸ばす新井は、右を上下に散らす。ケージ際の差し合い後、離れた両者だが新井が左右上下にパンチを振るっていく。田上は左ジャブを突いてサークリング。新井の前進は止まらず、左フックが田上の顔面をかすめる。
しかし田上も右フックをカウンターで合わせていく。新井が組みつき、ボディロックで田上をケージに押し込む。ヒザで削り、右腕を差し上げた。田上は首相撲で離れる。至近距離の打ち合いで新井の左フックがヒットするも、回った田上の右も新井の顔面をとらえる。田上は右ストレート、左ジャブ、左フックを浴びせた。
2R、やはり新井が前に出る。新井の左フックが当たるが、田上も右を突き刺して左に回る。左ジャブ。右フックからボディへ。新井がダブルレッグで尻もちを着かせた。立ち上がる田上のバックに回る新井。田上が正対すると、一度離れた新井がボディロックでケージに押し込んでいく。田上が右ヒジを振るいながら離れた。新井は左ボディから顔面へ。田上も左ジャブから右ミドル。再び組んだ新井が両腕を差し上げた。田上が右ヒジを当てる。
離れると新井が右カーフを当てて、打ち合いからやはり新井が組んでいく。しかし新井が離れると、田上は左ジャブ、ヒジを見せるがバックを奪われてしまう。田上はヒザを着き、荒井の右足を抱えにいくも失敗。腰を上げて正対し、ウィザーで耐える田上。しかし新井がボディロックで押し込み続けた。
最終回はハグからスタート。前に出る新井を、田上が左ジャブ、左アッパー、左ヒザで迎え撃つ。新井も左ジャブ、左フックを当て、左から組みついた。すぐに離れた田上は、新井の右ローに右アッパーを合わせる。回りながら右のカウンター、左ボディを突き刺す田上。新井の右フックも田上の顔面をとらえる。田上にケージを背負わせ、左右フックを上下に散らす新井。田上もケージを背負って左右に回るのは若干、印象が悪いか。
新井が組んで来ると首相撲の体勢に入る田上だが、そのままケージに押し込まれた。新井がバックに回り、左を浴びせる。バックコントロールから殴り続ける新井。正対した田上にボディ攻撃を展開する新井は、残り1分でダブルレッグで尻もちを着かせる。スタンドに戻ると、荒井は左フック、右カーフ。さらにダブルレッグから田上をケージに押し込み、試合終了のホーンを聞いた。
裁定は1人のジャッジはフルマークをつけるユナニマス判定で新井が勝利。新井は招待した子供たちに「何でも頑張って続けてみてほしい」とメッセージを贈った。



















