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【ONE57】モライシュとフライ級王座統一戦、正規王者アクメトフ=23勝0敗の未知強 「アジアが最強!!」

Kairat Akhmetov【写真】モンゴル系にも似た――朴訥とした中央アジア系の未知の強さがプンプンと漂ってくるアクメトフ。(C)MMAPLANET

5日(土・現地時間)、中国はマカオ特別行政区のコタイ・アリーナで開催されるONE57 「Kings and Conquerors」。

同大会で暫定王者アドリアーノ・モライシュと統一世界フライ級選手権試合で戦うカイラット・アクメトフ。渡部竜也やチョ・ナムジンにも勝利している彼はMMA戦績23勝0敗という教理的なレコードを残している。そんなカザフの未知強に20カ月以上のブランクの理由、未知なる強さのバックボーン、そして統一戦への意気込みを訊いた。


――一昨年の11月に王座奪取後、1年9カ月も実戦から遠ざかっていました。何か要因はあったのですか。

「ONEからはオファーがあったけど背中に古傷……ヘルニアが酷くなって戦える状況じゃなかった。完治したけどちょっと家族の問題でまた試合に応じることができなかったんだ。そして、もう大丈夫になったら、今度はONEの兼ね合いでなかなか試合が組まれなかった。

ヘルニアは持病のようなもので前にアドリアーノ・モライシュと戦った時も抱えていた問題だったんだ。我慢できるときもあれば、我慢できないこともあったので治療に専念し、今では全く問題なくなった」

――モライシュは前回の試合は勝っていたと言っていますが、彼の意見をどう思いますか。

「そう思っているなら、土曜日に勝って証明すれば良い。その機会を与えられたんだから。まぁ、神がどちらが強いかを示してくれるよ。前回は僕が選ばれ、チャンピオンになったんだ」

――カイラット・アクメトフ選手は23連勝0敗という驚異的なレコードの持主ですが、まだ日本ではその強さが浸透していません。格闘技のバックボーンは何なのでしょうか。

「僕のベースはグレコローマン・レスリングだ。カザフスタンではレスリングとボクシングの人気がとても高い。世界でも有数のレスリングクラブもある。僕自身は子供の頃からMMAのビデオを見ていたし、レスリングの試合に出ている時からMMAでも戦ってきた。でも、もっとMMAで成功を収めたいと思ったから、レスリングからは身を引いたのさ」

――一昨年に日本の成田で開かれたサンボ世界大会ではカザフスタンの選手がコンバットサンボで大活躍をしていました。アクメトフ選手はコンバットサンボの経験はありませんか。

チーム・カザフスタン。一番左がオスパノフだ

チーム・カザフスタン。一番左がオスパノフだ

「僕のトレーニング・バートナーのアルマン・オスパノフはコンバットサンボで3度世界チャンピオンになっているし、確か日本で行われたその大会でも優勝しているよ(※68キロ級)。彼は5月にACBで日本のナカジマ(中島太一)にKO勝ちしているし、MMAでも7連勝中なんだ。

アルマン以外にもコンバットサンボを戦っている練習仲間はたくさんいる。だから、コンバットサンボの技術は僕も熟知していると思ってもらって良いよ」

――なるほどぉ、興味深いです。そのあたりも土曜日の試合で見られることを期待しています。

「全ての局面で前回の試合から成長している。ただし、今回の試合で最も重要なことは強いメンタルをキープすること。精神戦になるだろう」

――日本でライブストリーミングを視聴するファンに、未知強の代表格であるアクメトフ選手はどのような点を見てほしいですか。

「日本は長い歴史を持つ、素晴らしい国だ。サムライの時代から偉大なウォリアーの血を受け継いできたと聞いている。現代のサムライ、日本のMMAファイターのこともとても尊敬している。テツ(山田哲也)はタイガームエタイで僕の友人なんだ。大人しいけど、面白い奴。練習していても、凄く楽しい。

グラップリングは凄く強くて、打撃も成長しているよ。彼はもっと強くなって大仕事をやってのける。そう、テツのように日本人ファイターの多くが、大人しいのに気持ちが強い。僕も見習うべきことが多いし、彼らのようなファイターになりたい。

アジアのファイターがベストだと、世界に証明したいと思っているので、日本のファンも僕を応援してほしい。そして、近いうちに彼らがカイラット・アクメトフをもって知ってくれるようになることを願っている」

■ONE57対戦カード

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者]アンドリュー・レオーネ(米国)

<ONE世界フライ級(※61.2キロ)王座決定戦/5分5R>
[王者]カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
[暫定王者]アドリアーノ・モライシュ(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
安藤晃司(日本)
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
シャノン・ウィラチャイ(タイ)
ロブ・リシタ(豪州)

<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
ジョシュア・パシオ(フィリピン)
鈴木隼人(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
エリック・ケリー(フィリピン)
朴光哲(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チャン・レイ(中国)
サイフル・メリカン(マレーシア)

<女子アトム級 (※52.2キロ)/5分3R>
リカ・イシゲ(タイ)
ジャマリー・トーレス(フィリピン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
エウベウーバーンズ(ブラジル)
マゴメド・イドリソフ(ロシア)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
マルチン・プラチニオ(ポーランド)
ジルベウト・カルバォン(ブラジル)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
レオナルド・アタイジ(ブラジル)
ミカル・パスタルナック(ポーランド)

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