【ONE172】ファン公開記者会見、チャトリCEO「今まで日本のファンが見たことのない大会になる」
【写真】ONE日本大会のファイトウィークが本日からスタート。ファン公開形式の会見に始まり、日本のイベントとは違うONE式のプロモーションが続く(C)TAKUMI NAKAMURA
17日(月)東京都新宿区の新宿住友ホールにて、23日(日)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される「ONE 172: TAKERU VS RODTANG」のファン参加型の記者会見が行われた。
text by Takumi Nakamura
大会まで一週間を切り、外国人選手たちも続々と来日。この日から本格的にファイトウィークがスタートした。その第一弾=ファン参加型の公開記者会見には、メインイベントのロッタン・ジットムアンノンVS武尊を筆頭にタイトルマッチ5試合の出場選手、海人と対戦するマラット・グレゴリアンが出席した。
会見にはONEの解説者として知られるミッチ・チルソンがMCとして参加。会見の質疑応答も英語とタイ語に翻訳され、海外の記者も参加するなど海外メディア・ファンに向けた内容となった。
チャトリ・シットヨートンCEOによれば、最終的に今大会は195カ国で配信され「ONEには世界中のベスト・ザ・ベストの選手がいて、この大会にもタイ、ブラジル、カナダ、アルメニア、フィリピン、モロッコの素晴らしい選手が参戦する。今まで日本のファンが見たことのないような大会」と世界VS日本のコンセプトに沿った大会になると熱弁した。
会見後の囲み取材では出席選手が3グループに分かれて質疑応答に応じ、ロッタン、タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム、ペッディージャー・ルクジャオポーロントンの囲み取材では、口数が少ないタワンチャイとペッディージャーにロッタンがコメントを指南する一幕もあった。MMAPLANETとの質疑応答でのコメントを掲載したい。
ロッタン・ジットムアンノン
「今回タイ人を代表してメインイベントで試合が出来ることをうれしく思う。みんなそれぞれ立場は違うけれど、タイに勝利を持ち帰りたいという気持ちは同じだ。勝負事だから勝ち負けがつくことはしょうがないし、もしタイ人が全勝したとしても、日本のみなさんには引き続きタイ人のことも応援してほしい。刺身がおいしい国、日本で僕の強さを証明したいと思う。僕は刺身が大好きだから(笑)」
武尊
「これだけ色々とプロモーションを頑張ってもらっていて、すごくいい舞台が整ったのと思っているので、最高の大会に相応しいメインイベントにしたいと思います。あとは体調とコンディションを崩さないように試合当日を迎えようと思います」
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム
「今回はキックルールの試合なので、それ用に練習内容も変えて、特にステップを意識して練習してきました。前回のキックルールの試合よりも準備期間が長かったので、しっかりとキックルールの練習が出来たと思います。タイ人代表として日本で試合ができることがうれしいですし、ムエタイの美しさ、タイの芸術を見せたいと思います」
野杁正明
「昨日テレビ東京さんで密着番組が放送されて反響も大きかったですし、ここまで注目される試合はなかなかないと思います。日本VS世界に相応しい盛り上がりなんじゃないのかなと思います。タワンチャイとはカード発表会見でフェイスオフしたんですけど、その時と印象は変わらないですね。プロフィールでは身長180㎝だったんですけど、実際に並ぶとそんなに変わらなかったですし、あとは試合当日にどれだけデカくなってくるかですね」
スーパーレック・キアトモー9
「日本で試合が出来ることをとてもうれしく思う。今回はムエタイの試合なので、ムエタイの芸術を見せる機会だと思っている。スーパーレックの本来のスタイルを見せたい」
ナビル・アナン
「日本が大好きなので、日本で試合が出来ることは本当にうれしいです。そしてスーパーレックという素晴らしい選手と再び試戦えることをうれしく思います。この試合は必ず素晴らしい試合になると思います」
アドリアーノ・モライシュ
「フロリダのATTには軽量級の選手がたくさんいるので、そこで素晴らしいトレーニングを積むことが出来た。とてもハードなトレーニングだったから、試合でもないのに『身体中が痛い…』と言いながら家とジムを往復してたよ。そんなトレーニングを経て、今は最高のコンディションに仕上がっているよ。(堀口)恭司は今回のトレーニングキャンプでも最高のパートナーだった。スケジュールの都合でセコンドにはつかないけど、どういうマインドセットで試合に臨めばいいのかも教えてくれたよ」
若松佑弥
「過去最高に注目されている戦いなので、結構自分の中でも楽しみでもあります。(モライシュとフェイスオフして)デカいなと思いました、身長があるなって。ただ3年前と比べるとフェイスオフした時に楽しみだと思うことが出来ました」
ジョナサン・ディベラ
「私の格闘技のキャリアは極真空手から始まった。日本でサムエーという偉大な相手と戦えることを光栄に思う」
サムエー・ガイヤーンハーダオ
「日本で試合ができることをうれしく思っています。ジョナサンは大変強い選手で上手い選手ですが、この試合は自分に与えられた使命だと思っています。勝ってベルトをタイに持って帰ると決めています。年齢は関係ないという真の強さを見せます」
ペッディージャー・ルクジャオポーロントン
「KANA選手と戦うために、スピードとフットワークを意識して練習してきました。今回は日本人と戦うタイ人選手がたくさんいるので、キックやムエタイではタイ人が一番強いことを証明したいです」
KANA
「色んなプロモーションがあって、めちゃくちゃ大会が盛り上がってきていると思います。今日の会見もそうですし、これから大会までもっと盛り上がると思うので、しっかり仕上げて最高の日にしたいと思います」
マラット・グレゴリアン
「今回は対戦相手が海人ということで、彼はカーフキックが上手くて、試合での立ち回りもいい。そして身長も高い。しっかり海人対策の練習をしてきた。日曜日は自分のすべてを出して、あらゆる面で彼を上回、り、完全に彼を破壊するつもりだ」