この星の格闘技を追いかける

【ONE SAMURAI01】ロッタンにKOリベンジ、有終の美を飾った武尊「ONEだけじゃなくてK-1、RISE、KNOCKOUT、日本にいっぱい団体ありますけど、どこの団体が凄いとかじゃないんですよ。格闘技が凄いんですよ。皆で立ち技格闘技、盛り上げましょう。こんなんで終わらせちゃダメですよ。皆でやりましょう」と引退マイクから――伝説になるであろう、地声の挨拶で終幕

<ONEキックボクシング暫定世界フライ級王座決定戦/3分5R>
武尊(日本)
Def.5R2分22秒by TKO
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)

タッチグローブの直後にローを蹴ったロッタン。武尊のローに左を合わせる。左フック&左ボディフックのロッタンは、ゆっくりとしたリズムに見えて爆発力のあるパンチを繰り出す。ワンツーでボディを殴ったロッタンに対し、武尊は前に出てローを蹴る。コーナーを背負ったロッタンが前に出るが、武尊は左フックを徹底してブロックし、カーフを続ける。

ガードの上から殴っていくロッタンはカーフを蹴られ、インローを返す。右に左を合わされそうになった武尊は、カーフの連打から笑顔を見せてパンチを繰り出した。

2R、ジリジリと前に出る武尊が右を伸ばす。続くスピニングバックキックが急所に入り、間合いを取ったロッタンはすぐに再開に応じる。左で攻めるロッタンに対し、武尊が左を当ててダウンを奪う。足払いだというロッタンは、左右のコンビで思い切りパンチを振るうが、下がらない武尊はカーフから右を当て、左フックをガード。ジャブを繰り出すロッタンに対し、武尊がワンツーの左を2度打ち込み、2度目のダウンを奪う。

その後もカーフで前に出る武尊に対し、ロッタンが前蹴りから左フック。武尊は右を振るって前に出ると、左を当てる。コーナーに詰まったロロッタンに連打の武尊、ロッタンは時間に救われた。

3R、圧を掛けた武尊の前蹴りが急所に当たる。ロッタンは左をガードされ、蹴りから左を伸ばす。頭が当たった両者、ロッタンはジャブと蹴りで突き放して前に出る。ガードを固めてパンチを受けつつ、カウンターを蹴る武尊だが右を被弾する。

左から右のワンツーを、足を止めて真正面から打ち込む武尊だが、ロッタンが左アッパー、ボディと散らして右を入れる。右を被弾した武尊が笑って、右を打ち返す。武尊は左ハイをガードし、左フックを2度入れる。さらに右を武尊が入れ、ラウンド終了となった。

4R、武尊が左ジャブ、さらにロッタの左に左フックを合わせていく。ボディから左フックのロッタンが、右を2発、ボディ&顔面を打ち込む。武尊は右を空振りし、ボディから右を打たれる。左とボディ、そして右とロッタンの回転数が上がる。武尊はカーフ、左、そしてヒザを見せる。前蹴りを続けるロッタンに対し、武尊も前蹴りを返して右をヒット。さらに左を続けた武尊が左フックを効かせる。

ロッタンはヒザ蹴りからクリンチ。離れて前蹴り4連打のロッタンはガードの上から左を振るうが、タケルが左ハイを狙う。直後にガードの隙をついてパンチを打ち込むようになったロッタンだが、ふらつき始めた武尊の右を効かせされラウンドが終わった。

最終回、前に出るロッタンが左フック。さらにアッパーから右を打ち込む。武尊もパンチ、カーフを返す。右を受けても笑顔の武尊がカーフ、ロッタンの右ハイをスウェイした武尊が右を打ち込む。下がったロッタンに左から追い打ちの右を決めた武尊が、ダウンを奪う。コーナーに詰まったロータンが左右のフックも、武尊が右ストレートからパンチを纏める。最後は左フックで計4度目のダウンを奪ってKO価値を決めた。

奇跡のようなファイナルバウトのKO勝ち&ベルト奪取を果たした武尊は、大きくムーンサルトを決めた。

涙で最後の勝ち名乗りを受けた武尊は、「僕がONEに行って何度も負けて、皆の期待を裏切ったけど、変わらすに今日この有明アリーナに満員のお客さんが集まってくれて本当にありがとうございます。なんかいっぱい言いたいことがあったんですけど、本当に嬉しいしかないです。ロッタン選手もKO負けの後なのに再戦を受けてくれて、本当にありがとうございます。ロッタン選手がいなかったら、こんな最高な引退試合はできなかったので、ロッタン選手にも本当、大きな拍手をお願いします。

ホッとしました。このベルトを獲ることだけ考えて、この数年間毎日やってきたので。ケガがあったり、色々なことがあったので遠回りしましたけど、最後の最後のコレが取れたこと本当に感謝していますし、今回のこの暫定王座戦、本当だったらこの後に正規王者に挑戦するためのベルトですけど、引退する僕にこの試合を組んでくれたONEの関係者、チャトリ、本当に感謝しています。ONE SAMURAIだけでなく日本の格闘技、世界の格闘技、これからもっと盛り上がっていくので。僕が引退してもこの格闘技の熱、今日、ここで、この歓声の、この熱は絶対にこれからのファイター達にも力になるので。

ONEだけじゃなくてK-1、RISE、KNOCKOUT、日本にいっぱい団体ありますけど、皆で、どこの団体が凄いとかじゃないんですよ。格闘技が凄いんですよ。皆で立ち技格闘技、盛り上げましょう。こんなんで終わらせちゃダメですよ。皆でやりましょう。僕も引退後に、できること何でも手伝うので。格闘技の熱、取り戻しましょう。東京ドーム、やりましょう。皆、今日来たお客さん、約束してください。よろしくお願いします」とマイクで話した。

さらに一言話そうとした武尊だが、中継終了でマイクを止められてしまう(※午後10時で会場の音響が切られるとのこと)。しかし、U-NEXT中継はそのまま武尊のマイクを待ち、カメラもリングに戻る。場内に武尊コールが響くなか、グローブを外しベルトを巻いた武尊はファンに「ありがとう」と伝え、記念写真に収まる。

そして「マイクが使えないみたいなので、地声でしゃべらせてください。僕、格闘技の才能全然なくて。運動神経も全然良くないし、そんな僕でも世界チャンピオンになれました。世界一になれました。だから夢を持っている人、絶対に諦めないでください。

そして全然天才ではないし、技術もパワーももっと強い人、もっと凄い人、たくさんいるけど。こんな僕に格闘技界引っ張らせてくれて本当にありがとうございます。僕以外にも最高のファイター、日本にも世界にもたくさんいます。もっと格闘技界、注目してもらって。好きな選手を見つけてもらって。これからも、皆で格闘技界盛り上げましょう。格闘技にはそれだけの力があります。だから、こんなんで、ここでストップしちゃダメなんですよ、格闘技界。

これからの格闘技界、次の引っ張ってくれる選手が出てくるまで、今日来ているお客さん、ファンの人たち皆で格闘技界、盛り上げてください。そしたら絶対に次の、盛り上げて引っ張られる選手が出てきます。それまで一緒に皆で盛り上げてください。よろしくお願いします」と頭を下げる。

さらに「本当に今日まで格闘家として、リングに立たせてくれて、支えてくれて。そのおかげでここまで来られました。本当にありがとうございました。今日、僕はこれでリングを下ります。今日、このベルトを取れたのは、僕が今日まで格闘家を続けてこられたのは、今日来てくれたお客さんだったり、応援してくれる人、ファンの人達のおかげです。本当にこの暫定王座戦というのは、凄い貴重な試合で、こんな大切な試合を引退する選手に組んでくれて、凄い批判もあったし、色々言われましたけど、僕がこのベルトを取れたのは今日、来てくれたお客さん、応援してくれた皆のおかげだと思っています。

凄い勝手ですけど、次の格闘技界引っ張る選手が出てくると思うんで。僕の階級だけじゃないですけど、その選手に託したいと思うんで。そして、このベルトは皆のおかげで取れたベルトなんで、今日は皆にプレゼントさせてください」とベルトを外す。

「大丈夫、絶対に次の選手を連れてくるから。それまで皆宜しく。ありがとうございました」とグローブをキャンパス置いた武尊は、リングを下りては花道を戻ると、最後にもう一度大きな声で「ありがとうございました」とファンに感謝の言葉を伝えた。


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