【RIZIN53】地元神戸でジェイク・ウィルキンスと対戦、中川皓貴「超RIZINまで駆け上がります」
【写真】願い続けたRIZIN出場——ベルト獲得でTake Off(C)SHOJIRO KAMEIKE
5月10日(日)に神戸市中央区のGLIONアリーナ神戸で開催されるRIZIN53で、中川皓貴がジェイク・ウィルキンスと対戦する。
Text by Shojiro Kameike
昨年11月、中川は王者パン・ジェヒョクに判定勝ちし、グラジエイターのフェザー級王座を獲得。持ち前のテイクダウンと思い切りの良さに加え、MMAの距離感&ポジショニングを進化させた試合内容だった。その中川が2022年2月の静岡大会以来2度目——しかも地元神戸で開催されるRIZINに出場する。対戦相手はNEXUSライト級王者のジェイク・ウィルキンスーー中川はここで勝利し、9月の超RIZIN05大阪ドーム大会を目指す。
代表からも『ここで勝ったら人生変わるからな』と言われています
――昨年11月、2度目のチャレンジでグラジエイターのベルトを獲得しました。あれから半年が経ちましたが、ベルトを巻いたことで周囲の反応に変化はありましたか。
「ジムのキッズたちのスーパーヒーローみたいになりましたね。アハハハ」
――おぉっ!!
「ちっちゃい子たちが『こうき、こうき』とメッチャ寄ってきてくれるんですよ。さらに今回RIZINに出ることが決まって、大きいキッズたちも分かってきてくれています」
――昨年9月にイ・フィジェを下した時、11月のRIZIN神戸大会出場を希望していましたが、その時は間に合わず。その月にグラジのベルトを巻き、今回の出場に至ります。その間……今年2月のグラジで1試合挟もうとは考えていなかったですか。
「考えていなかったです。11月のパン・ジェヒョク戦でダメージというか疲労もあって。それとベルトを獲った後、正式なオファーは来ていないけど『RIZINに出られるんちゃうか?』という話が3月まで続いていたんですよ。代表(田中淳reliable代表)からも『RIZINあるかもしれんから頭に入れとけ。いつオファーが来てもエェようにしとけよ』と言われていました。
でも自分も試合が終わったばっかりやから、お祝いもあって……。『ホンマに決まってないのに準備できひん!』とか思いながら練習は続けて、やっと3月に決まって――という感じでしたね。だから試合が決まった時は『ヨッシャ! 相手は誰なんやろうな』と」
――オファーの段階では、まだ相手は決まっていなかったのですね。
「相手はまだでした。誰が来るか、皆で予想していましたよ(笑)」
――前回のRIZIN出場は2022年2月の静岡大会でした。当時と比べても、今回は周囲の反応も違いますか。
「全然違いますね。やっぱりナンバーシリーズやし、地元の大会なので――地元パワーは凄いですよ(笑)。
前回は負けが続いているなかで出場したんですけど、今回は地元で、しかもベルトを獲ってからの出場じゃないですか。だから期待してくれている声も大きくて……僕を応援してくれている人がVVIP席もVIP席も買ってくれたりとか。それはホントにありがたいです。9月には超RIZINが大阪で開催されるので、今回勝てば呼んでほしいですね。代表からも『ここで勝ったら人生変わるからな』と言われています」
――超RIZINが大阪ドームで開催されることが発表された時は……。
「やっぱりモチベーションにはなりますよ。『おぉ、大阪やん!』って」
――5月に試合をして、次が9月というのはタイミングも良いかと思います。
「メチャクチャ良いですね。4カ月あったら、また強くなっちゃいますよ(笑)。
今すごく良い流れが来ていると思うんです。試合前に病院の検査結果とか、いろいろ提出するじゃないですか。その提出する書類にRIZINと書かれていて、お医者さんから『頑張ってね。応援しているよ』と声をかけてくれてメッチャ嬉しかったです。ただ、僕の顔と名前だけで言ってくれているわけじゃないないので、まだまだ頑張らないとなって思います」
前からずっと距離の練習をしていたんですよ。パンチの距離じゃなくて、蹴りの距離で戦っていく
――パン・ジェヒョク戦でベルトを獲得するまで、挑戦者決定トーナメントも含めて長い道のりだったかと思います。同時にタイトルマッチでは試合のつくり方など、今までとは異なる試合をやったという実感はありますか。
「自分の得意なところを出せたかなって思います。試合を楽しめましたね」
――試合では3歩先、4歩先を見据えて動いていたように思います。どのポジションを奪うにせよ、そのあと相手がこう動いたらこう動くと想定していたように感じられました。
「相手の動きを読めていたわけじゃないです。やっぱり試合は何が起こるか分からないので。でもパン・ジェヒョクにはジムの先輩たちも負けていて――その先輩たちが、いろんなアドバイスをくれました。やっている本人が一番分かるじゃないですか。だから作戦どおりというか、皆がアドバイスしてくれたとおりの動きはできたかな、と」
――なるほど。過去のパン・ジェヒョクの動きを頭と体にしっかりと覚えさせていたということですね。
「そうです。試合までずっと過去の試合を視ていました。『こう来たら、こうする』というよりも『こう来てくれたら、こうハメるから良いのにな』という感じで」
――自身から『こう来てくれたら……』という動きに誘い込んだ場面はありましたか。
「ありましたね。特にマーメイドは誘っていたものでした。下になってから入るのは良くないけど、それ以外の入りは良かったかなと思います。ケージ際でもテイクダウンに行ってからのマーメイドという形もハマッって」
――パン・ジェヒョク戦の中で、他に伸びていた部分はありますか。
「しっかりと距離をつくることはできていたかな、と思いました。前からずっと距離の練習をしていたんですよ。パンチの距離じゃなくて、蹴りの距離で戦っていく。その距離がハマッたんかなと思いますね」
――蹴りの距離……至近距離と中距離の間ぐらいですか。
「はい。それまではずっと距離が近かったんです。テイクダウンに行きたい、という気持ちが強すぎて。中距離やと僕はパンチを当てることができないし(笑)」
――いやいや(苦笑)。
「それで僕のパンチが当たる距離になると、それは相手のパンチも届く距離であって。パン・ジェヒョクも、どちらかといえばパンチの距離じゃないですか。少し遠いけど、そこからパンチが飛んでくる。そのパンチだけ気をつけようと思って戦っていたんですよね。その距離のほうが自分としても戦いやすかったです」
――至近距離から半歩か一歩離れると、その分より踏み込むスピードも必要になるかと思います。
「それも練習していました。相手が打ち終わった時に蹴りを出したり、テイクダウンに入ったりとか。パン・ジェヒョク戦って僕もパンチを当ててはいるけど、あまり効いていなかった。それだけ軽いパンチになっていたので、その点は直していかないといけないですね。でも行きすぎたら危険もあるので、自分から入っていった時のディフェンスも巧くなりたいです」
――そのためには、入る前のフェイントや体の振り方も重要になってきます。
「今UFCとか見ても、そういう試合ばっかりですよね。打ち合っているのにディフェンスも凄くて。なぜあんなに相手のパンチが見えるのか、不思議で仕方ないです(笑)」
相手のパンチを外して自分が当てる、外して当てながらテイクダウンしてボコボコにする
――アハハハ。次は地元神戸で、ジェイク・ウィルキンス選手を相手にどのような試合を見せたいですか。
「正直、パン・ジェヒョク選手と比べたら、そこまで怖くないとは思います。そんなにパンチも速くはないし。自分は前回の試合からも伸び続けてきているので」
――今のMMAはダメージを与えること、フィニッシュすることを以前よりも求められています。その点は意識しますか。
「もちろん狙えるところは狙っていきます。でも意識しすぎると、自分らしさもなくなっちゃうかなと思うんで。まずはしっかりと自分の動きをすること。そのうえで、どう盛り上げることができるかで。
ジェイク戦は相手のパンチを外して自分が当てる、外して当てながらテイクダウンしてボコボコにするというイメージです。そこから超RIZINまで駆け上がります。しっかり勝って、9月に繋げますよ!」
■視聴方法(予定)
5月10日(日)
午後12時30分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!
■RIZIN53 対戦カード
<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)
[挑戦者] ルイス・グスタボ(ブラジル)
<スタンディングバウト特別ルール 無差別級/3分3R>
平本蓮(日本)
皇治(日本)
<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
金太郎(日本)
<フェザー級/5分3R>
高木凌(日本)
リー・カイウェン(中国)
<フェザー級/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ライアン・カファロ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
梅野源治(日本)
<女子51キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
ケイティ・ペレス(米国)
<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也(日本)
宇佐美正パトリック(日本)
<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
ジェイク・ウィルキンス(日本)
<62キロ契約/5分3R>
ジョリー(日本)
児玉兼慎(日本)
<フライ級/5分3R>
飴山聖也(日本)
平本丈(日本)
<フライ級/5分2R>
濱口奏琉(日本)
砂田華杜(日本)
<キック 62キロ契約/3分3R>
勇志(日本)
麻太郎(日本)
<キック 女子46キロ契約/3分3R>
上田樹那(日本)
北野ヒナタ(日本)
<キック 57キロ契約/3分3R>
祥汰(日本)
須藤智也(日本)






















